犬が懐いてくれない理由
犬を上から見下ろす
上から見下ろす人に犬は懐きません。犬は人に上から見下ろされると不安や恐怖を感じます。
想像してみてください。自分よりもうんと背が高くて体の大きな何者かが自分のことを見下ろしていたら…怖いですよね。身構えてしまいますし、逃げ出したくなりますよね。
犬と仲良くなるためのコツは「しゃがんだり座ったりして犬と同じ目線の高さになってあげること」です。
自分から犬に近づく
自分から近づいて来る人に犬は懐きません。臆病な犬であれば唸ったり吠えたりします。怖がらせてしまうと飛びかかったり噛みつくことだってあります。
犬と仲良くなるためのコツは「犬から近づいて来てくれるのを待つこと」です。そう簡単には近づいて来てくれないかもしれません。気長に待つこともコツのひとつです。
すぐに触ろうとする
犬から近づいて来てくれたからといって、すぐに触ろうとする人に犬は懐きません。馴れ馴れしいな、図々しいなと感じています。
特別な許可無く体に触れることを許してもらえるのは、飼い主・家族・獣医師くらいでしょうか。
犬と仲良くなるためのコツは「あいさつをすること」です。犬の挨拶の仕方は「においを嗅ぐ」です。
親しい間柄なら「○○ちゃんこんにちは♡」で良いですが、懐いていない犬と挨拶をする時は、犬が満足するまでにおいを嗅がせてあげてください。「どんな人かな?」「今どんな気持ちなのかな?」と情報を読み取っています。
緊張している
犬と接する時に緊張してしまう人に犬は懐きません。人の緊張は犬にダイレクトに伝わります。
人が緊張すれば犬も緊張しますし、強いストレスを感じます。お互いに仲良くなるための準備が整っていません。
犬と仲良くなるためのコツは「落ち着いて(リラックスした状態で)接すること」です。わざわざ緊張感を伝えてくる人に犬は近づこうと思いません。緊張している時は犬に近づかない方がお互いに安全です。
犬が怖い
犬を怖いと感じている人に犬は懐きません。吠えられるかもしれない、飛びかかってくるかもしれない、噛みつかれるかもしれないという恐怖心があるのだと思います。
人が「怖いな…」と感じている気持ちは犬にダイレクトに伝わります。
優しい性格の犬であれば「この人は僕のことを怖がっているから近づかないようにしよう」と考えます。
「この人は私と遊びたくないんだな」と、そっぽを向いてしまう犬もいます。
犬と仲良くなるためのコツは「犬を信頼すること」です。犬に恐怖心を抱えたままでは絶対に仲良くなれません。
声が大きい(テンションが高い)
声が大きくテンションが高い人に犬は懐きません。犬が大好きだからこそだと思いますが、犬を驚かせてしまう行為です。
犬が鳴き声を上げるほど喜んで近づいて来てくれるのであれば人も同じくらいのテンションで良いのですが、懐いていない犬は声も出さず恐る恐る近づいて来ますよね。
犬と仲良くなるためのコツは「優しく物静かに声をかけること」です。
きっと社交的で明るく懐っこい性格の人なのだと思いますが、いきなり「わぁ~♡かわいい~!」と大きな声を出すと犬も飼い主も怖がらせてしまうので注意しましょう。
まとめ
犬が懐いてくれない理由と仲良くなるためのコツを解説しました。
- 犬を上から見下ろす
- 自分から犬に近づく
- すぐに触ろうとする
- 緊張している
- 犬が怖い
- 声が大きい(テンションが高い)
ひとつでも当てはまる人は、残念ながら「犬に警戒されやすく懐かれにくい人」です。
それぞれの仲良くなるためのコツは、誰にでも試せる簡単な方法です。
犬に対して緊張する気持ちや怖いと感じる気持ちはなかなか解けないかもしれまんが、犬も全く同じ気持ちです。
あなたが本当に犬と仲良くなりたいのであれば、あなたの方から心を開いてあげてください。
犬に言葉は理解できませんが、人の心は全て読み取っています。