犬はトイレを我慢することが意外と多い
皆さんの愛犬は、普段トイレを我慢するような行動を見せることはありませんか。家ではトイレをせずに外に連れていかなければいけない子も多くいますよね。
犬は以下のような様々な理由でトイレを我慢することがあります。
- トイレが汚れている
- トイレの場所が悪いためトイレで排泄したくない
- 以前叱られたため家の中でトイレを我慢している
トイレの場所が落ち着いて排泄できない場所にあるだけでも、犬はトイレで排泄をすることを嫌がり、排泄を我慢することがあります。また、少し汚れているだけでもトイレに足を運ぶことを嫌がる子も意外と多いです。
こうした理由から、犬はトイレを我慢することがあるのです。
犬がトイレを我慢している時に見せる行動や仕草とは?
では、犬がトイレを我慢している時、どのような行動や仕草を見せるのでしょうか。ここでは犬がトイレを我慢している時に見せる代表的な行動や仕草をご紹介します。
1.同じ場所でくるくる回り出す
それまで普通に過ごしていたのに、突然立ち上がり、くるくると同じ場所で周り始めることはありませんか。これは排泄したい時に犬が見せるサインの1つです。
しかし、先ほど紹介したようなトイレを我慢する理由があると、犬はくるくる回るだけで排泄しようとしません。このような行動が見られた時は「トイレがしたいサイン」と考え、トイレの場所まで連れて行ってあげたり、トイレの環境をすぐに整えてあげましょう。
2.執拗に床の匂いを嗅ぎ始める
突然、何もない床をクンクンと執拗に嗅ぎ始めた時も「トイレがしたい」という心理が働いています。これは、以前自分が排泄した場所を確認する作業でもあります。
よくトイレの場所まで行き、クンクンと匂いを嗅ぐものの、そのまま排泄せずに帰ってくる犬の姿を目撃する飼い主がいますが、これはトイレが汚れていたり、飼い主がじっとこちらを見ているために落ち着いて排泄できなかったりすることが原因です。
愛犬が床の匂いをトイレ付近で嗅ぎ始めたら、トイレが汚れていないか確認し、あまりしつこくジロジロ見ずにそっと見守ってあげてください。
3.自分のお尻を嗅ぐなど気にする素振りを見せる
犬はうんちがしたい時に自分のお尻の匂いを嗅いだり、お尻を振り返ったりとお尻を気にするような仕草を見せることがあります。
この行動が見られているにも関わらず、なかなかトイレで排泄しようとしない場合は、何らかの原因によってトイレでの排泄を我慢している可能性があります。
トイレの汚れや環境、または家の中でトイレをしたくないなどの理由から、愛犬がどの理由でトイレを躊躇っているのかを探り、それぞれに合った対応を取りましょう。
犬がトイレを我慢する…飼い主が注意すべきポイント
愛犬が度々上記のようなトイレを我慢している時の行動や仕草を見せる場合、飼い主は以下のポイントを注意してください。
- トイレが汚れていないか定期的に確認する
- トイレを失敗しても激しく怒らない
- きちんとトイレで排泄ができたら褒めてあげる
- トイレの場所を人通りの多い場所に置かない
- 犬の寝床の近くにトイレを置かない
これらのポイントを確認してください。まず、トイレが少しでも汚れていたら、迷わずトイレシーツを替えるようにしましょう。そして、愛犬が落ち着いて排泄できる位置にトイレを設置するようにしてください。
寝床のすぐ隣などに設置してしまうと、寝床が汚れることを嫌がり、トイレで排泄することを我慢してしまう子は多いです。寝床の近くも極力避けましょう。
そして、犬がトイレを失敗してしまったり、少しはみ出てしまったりした場合、激しく怒鳴ることは禁物です。家の中でトイレをしてはいけないと勘違いしてしまい、家の中で排泄しなくなってしまう恐れがあるからです。
トイレを失敗してしまった際は、静かに黙々と片付け、成功した時は褒めるといった差をつけてしつけを行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬はトイレを我慢している時、くるくる同じ場所を回ったり床の匂いを嗅いだりします。こうした仕草が見られる場合は、トイレの環境を確認し、愛犬が快適に排泄できるように整えてあげましょう。