犬が『疲れている時』によくする仕草や行動5選

犬が『疲れている時』によくする仕草や行動5選

散歩中や運動中だけではなく、家でくつろいでいる時も犬が疲れている様子をみせることがあります。疲れにも、やはり原因があります。ただ静かに休ませればよい場合もあれば、原因となるストレスを取り除く必要のあるもの、また中には病気が原因ということもあるかもしれません。今回は、犬が見せるつかれている時の仕草や行動について説明します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬が疲れる原因

パンティングする犬

犬は、散歩中や運動中だけではなく、家でくつろいでいる時にも疲れているような素振りをみせることがあります。疲れにも、やはり原因があります。

持っている以上のエネルギーを使ってしまい、体力的に疲れている場合だけではなく、何かストレスを受けたり緊張して気を使ったことで疲れることもあれば、天候の状態に左右されて疲れが促進される場合もあるのです。

原因により、静かに休ませればよい場合もあれば、ストレスの元となっていることを取り除く必要がある場合もあります。また中には、病気が原因ということもあるかもしれません。

今回は、犬が見せるつかれている時の仕草や行動と、いくつかの対処法をご紹介します。

疲れた時に見せる仕草や行動

1.覇気のない表情

元気のない犬

犬はとても表情豊かな動物です。そして見せる表情は、とても私たち人間のそれとよく似ています。元気のある時には目が生き生きと輝いていて、とても覇気のある表情をしていますが、疲れた時には見るからに疲れたという、生気のない表情をします。視線もうつむき加減になることが増えます。

2.歩き方の変化

人間がつかれた時に足取りが重くなり、休みがちになるのと同じように、犬も疲れると足取りが重くなり、歩く速度がゆっくりになります。そして、すぐに立ち止まって休んだり、口を開けた荒々しい息遣いになります。

そして、飼い主さんに疲れたことを伝えようと、じっと飼い主さんのことを見つめるようになります。

3.帰りたがる

よく知っているコースの散歩中に疲れた場合は、いま来た道を引き返そうとしたり、家へ帰るための近道に行こうとしたりして、「帰りたい」という気持ちを行動で示します。

4.歩くことを拒否する

座り込む犬

ついに疲れて一歩も歩けなくなると、その場にお座りをしたり伏せたりして、歩くことを拒否するようになります。

それまでは疲れたことを飼い主さんに伝えようと必死にアイコンタクトを取っていた場合も、この段階になると目を合わせずボーッと遠くを虚ろな目で見るようになることもあります。

5.足運びが乱れる

普段歩いている時には規則正しく左右の足が交互に動きますが、疲れてしまい足取りが乱れてしまうと、左右の後ろ脚が同時に前に出てしまうというようなこともあります。

千鳥足のようにフラフラとしてしまったり、躓いて転んでしまう場合もあります。

犬が疲れたサインを見せた時の対処法

外にいる時

夜散歩する犬

小型犬であれば、動けなくなるまで疲れ果ててしまっても抱きかかえて家に連れ帰ることができますが、そうはいかない大型犬の場合はなるべく早い段階で愛犬の「疲れた」サインに気付いてあげる必要があります。

疲れてきた犬はそれを飼い主さんに知らせようと、しきりに飼い主さんの方を見つめるようになります。

その仕草と愛犬の表情、呼吸などで気付き、歩くペースを落としたりこまめに休憩を入れたりしながら、愛犬のペースに合わせて早めに散歩を切り上げるようにしましょう。

高温多湿の夏は、それだけでも犬の体力を奪います。普段以上にしっかりと水分を補給して、日が出ていない涼しい時間帯に出掛けるなどの工夫をしてあげましょう。

家にいる時

鼻先を舐める犬

家の中で遊び疲れることもありますが、そうではないのに愛犬が疲れている場合があります。その場合は、ストレスが原因かもしれません。

たとえば知らない来客があり何時間も緊張して過ごしたとか、知っている相手だけれども苦手な人が来て自分勝手に愛犬と遊んだことがストレスとなり疲れてしまうといったようなケースです。

犬は、自分が不快に思うようなことに直面すると、あくびをしたり鼻先を舌でなめたりすることで、相手に自分が不快であることを伝え、また自分自身を落ち着かせようとします。

こういった犬が発するサインを見逃さずに、なるべく愛犬のストレッサーとなる要因を排除してあげることで、愛犬が過度に疲れすぎないようにしてあげましょう。

犬が疲れやすくなる原因になりうる病気

ぐったりした犬

犬が疲れやすくなる要因には、肥満や病気も挙げられます。

肥満になると重い体を支えるだけでも大変になり、だんだん動かなくなって負のスパイラルに陥りがちです。

まずは肥満にさせないことが大切ですが、万が一適正体重を超えてしまった場合は、愛犬の様子を見ながら少しずつ必要な運動をさせるようにして、適正体重に戻していきましょう。

また、犬が疲れやすくなる病気は、貧血、椎間板ヘルニア、僧帽弁閉鎖不全症、悪性リンパ腫、腎不全、回虫症、フィラリア症、肝臓疾患など、枚挙に暇がありません。

愛犬が極端に疲れやすくなった場合は、病気の存在も疑うべきでしょう。

まとめ

飼い主を見つめる犬

犬は、疲れたり疲れの原因となるストレスを受けているような場合、それとなく仕草や行動で飼い主さんに合図を送っています。

それらの情報をうまくキャッチして、もうどうにも動けないという状態になる前に、愛犬を疲労から救い出しましょう。

また、疲れの原因に病気が隠れていることもあります。愛犬がすぐに疲れるようになった、他にも気になる様子が見られるといった場合は、あまり様子を見ようとせずに動物病院で診てもらうことをおすすめします。

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