1.周囲をキョロキョロと見回す
好奇心旺盛な犬は、良くも悪くも周囲への関心が非常に高いのが特徴です。
そのため、自分のまわりで「何か楽しいことが起きていないかな?」「友だちはいないかな?」などと思いながら、周囲をキョロキョロと見回すような行動を取ることがあります。
好奇心旺盛な犬の中には社交的で遊び好きなタイプが多いこともあり、常に楽しいことを探している傾向があります。
散歩に行けば、知っている人やお友だちの犬に会えないかキョロキョロとして探していますし、家の中で少しでも退屈だなと感じれば遊べるようなものはないか探しています。
特に軽い足取りや尻尾を上げたりしている状態でキョロキョロとまわりを見回している時は、楽しいことを探していると考えられます。
2.においや音に敏感に反応する
前述した通り、好奇心旺盛な犬は常に楽しいことや新しいことに興味を示して探している傾向にあります。
そのため、気になるにおいや音に対しても敏感に反応することがあるのです。気になるにおいや音があれば、その発生元は何かを探そうとしてにおいや音を追いかけていくこともあるでしょう。
犬がにおいや音に集中して嗅覚や聴覚を研ぎ澄ませている時は、その他の感覚器が閉じてしまいがちだと言われています。
そのため、においを追いかけている時は名前を呼んでもあまり反応しないことが多く、音に集中している時は目の前に何かあってもきちんと見ておらずつまずいたりぶつかったりすることがあります。
3.動いているものに興味を示す
犬は動体視力が高いため、動いているものに対して強い反応を示します。
特に好奇心旺盛な犬の場合は、常に楽しいことを探しているということもあり、その傾向がより強く視界に入った動いものに対して敏感に反応します。
散歩の時には鳥や猫、虫が動いているところを見つけるとすぐに反応して目で追いかけたり、実際に捕まえようと追いかけたりすることがあるでしょう。
また、人が好きな犬は少しでも近づいて来る人がいればすぐに気がついたりもします。
家の中でもいつも楽しいことを探していることもあり、テレビの画面に反応することもあります。
テレビの画面に動物が映っていると反応する犬もいますし、内容に関わらずただ色が変わっているということだけで反応して集中して画面を見つめる犬もいます。
4.部屋の中でいたずらをする
好奇心旺盛な犬はいつも楽しいことや興味を引かれるものを探していることから、自分からどんどん色々なところに行って積極的に探し出すタイプの犬もいます。
それが家の中の場合、自分のおもちゃをかごなどから引っ張り出して来る程度であれば問題ありませんが、おもちゃにして欲しくないものを探し出してきてしまうこともあるでしょう。
そのため、このようなことをするタイプの犬は、家の中でのいたずらが激しいという傾向も見られます。
おもちゃがない時には自分からおもちゃになりそうなものを探し出しますし、おもちゃに飽きてしまった時にもより興味深いものを探してしまうのです。
その対象は飼い主さんの靴や服であったり、置いてある新聞やクッション、家具であったり、においの強いごみ箱の中身であったりします。
飼い主さんにとっては「なんで困らせることばかりするの!?」と思ってしまうようないたずらも、犬からするとただ楽しいことを探しているだけということなのです。
まとめ
好奇心旺盛なタイプの犬は、自分のまわりで起きているさまざまなことに興味・関心を持っています。そして、興味を引かれるようなできごとを自ら積極的に探しているという傾向もあります。
そのため、気になるにおいや音がして来ると敏感に反応して発生元を探したり、サッと動いたものを目にすると思わず追いかけてしまったりします。
また、家の中でも楽しいことを探しておもちゃになりそうなものを見つけてきたり、いたずらのようなことをしてしまったりするでしょう。
このような犬はトレーニングやドッグスポーツなどにも積極的に取り組む傾向にあるので、ぜひ色々なことを提供してあげて好奇心を満たし、楽しみを増やしてあげてくださいね。