スキンシップ不足な犬の仕草や行動
1.飼い主の後をついて回る
飼い主が移動する度に犬も後をついて回ります。スキンシップのタイミングをうかがっているのかもしれません。寂しさを感じて常に一緒に行動したいのかもしれません。
トイレやお風呂のドアの前で待ち、「まだなの?」の声をあげて鳴くことがあります。待ちきれなくなるとドアを爪でカリカリ引っ掻いたりもします。
「ひっつき虫」「ストーカー」「背後霊」なんて呼ばれている犬もいるのではないでしょうか。
2.ケージから出て来なくなる
スキンシップが不足するとストレスから体調を崩し、ケージから出て来なくなることがあります。
体をキュッと丸くし、目を閉じて眠っているように見えます。実際には眠っていませんが、声をかけても起きて来ようとしません。
苦しみや痛みがあるわけではありませんが、体が重くてだるいような、心が詰まったような違和感があるのかもしれません。
3.ふてくされた表情をする
飼い主に構ってもらえないことを不満に思い、ふてくされた表情をすることがあります。
スキンシップがしたくて後をついて回ったけれど「あっちに行ってて」「後で遊んであげるから」とあしらわれてしまったのかもしれません。
怒ってしまったわけではありませんが、不満な気持ちがあからさまに表情に出てしまうタイプの犬がいるんです。
4.怒って物に当たる
スキンシップ不足が続くと怒って物に当たることがあります。
おもちゃを口にくわえてブンブンと振り回した後に床に叩きつけたり、クッションやソファーを思いっきりホリホリしてみたり、飼い主のスリッパや靴を噛んで破壊したりします。
普段全くイタズラをしない犬なのであれば、明らかに怒っている様子がわかりますよね。
5.絶対に目を合わそうとしない
スキンシップできないことに拗ねてしまうと絶対に目を合わそうとしません。「ごめんね」「おいで」と、飼い主の優しい声がかかるのを待っているのでしょう。
「おやつ食べる?」と声をかけても、機嫌が良くなるまでは絶対に目を合わせてくれません。
構ってくれなかった飼い主に対して「私だって構ってあげないんだからね」と言っているのではないでしょうか。
飼い主が構ってほしい時にタイミングよく愛犬が構ってくれる…なんて都合が良すぎますよね。
6.手足を執拗に舐める
スキンシップ不足でストレスを感じると自分の手足を執拗に舐めることがあります。
肌が真っ赤になり、湿疹・腫れ・傷・出血などが見られることもあります。エスカレートすると手足を噛むようになり、自傷行為に発展してしまう恐れがあります。
尻尾を噛みちぎってしまう犬もいるので注意して様子を見てあげてください。
スキンシップ不足を解消する方法
犬が健康に長生きする方法は、「適切な食事」と「適度な運動、そして「スキンシップ」だそうです。体も心も健康を維持することができるからです。
筋肉をマッサージしてあげる
首周りの筋肉、太ももの筋肉、背中の筋肉など、犬の筋肉にも疲れがたまります。
朝起きた時、お散歩の後、寝る前などスキンシップをするように筋肉をマッサージしてあげると良いです。血液の流れも良くなり、心のバランスも整います。
お喋りをする
犬は言葉を話しませんが、飼い主とお喋りすることが好きです。愛犬とのスキンシップの時間が上手く作れない時は、寝る前にお布団の中でお喋りしてみてください。
お留守番中は何をして遊んでいたの?とか、次はどこにお出かけしようか、明日はどこにお散歩に行こうかなど、飼い主の今日一日の出来事を話してあげても良いと思います。
犬も会話を楽しめる動物なのでたくさんお喋りしてあげてください。
まとめ
犬がスキンシップ不足になっている時の仕草や行動を6つ解説しました。
- 飼い主の後をついて回る
- ケージから出て来なくなる
- ふてくされた表情をする
- 怒って物に当たる
- 絶対に目を合わそうとしない
- 手足を執拗に舐める
一日の終わりにはマッサージやお喋りをするなどしてスキンシップ不足やストレスを解消してあげてくださいね。