犬がパニックに陥る原因
犬は強いストレスを感じることでパニックに陥ってしまいます。
犬がパニックになる原因は、主に以下の3つです。
- 大きな音
- 知らない人や生き物
- 分離不安
とくに犬の多くはカミナリや花火といった大きな音を怖がります。突然の音や振動に驚き、パニック状態に陥ってしまうのです。
また、知らない人が家に来たり、散歩中に他の犬に出会ったときにも恐怖を感じパニックになります。
最近多いのは、室内犬で飼い主が外出すると不安を感じパニックになるケースです。「分離不安症」と呼ばれ、飼い主の姿が見えなくなることに強い不安を感じます。
上記のようにいつもとは違う環境になることで、驚きや恐怖・不安を感じることで犬はパニックに陥ってしまうのです。
犬がパニックに陥っている時の症状4選
1.震える
犬がパニックに陥ると、恐怖や不安で震えます。人間も緊張したり不安が大きい状況では、手が震えたりすることがありますよね。
寒さで震えることもありますが、愛犬が突然震え出したときには直前にいつもとは違う出来事がなかったかを振り返ってみてください。
2.走り回る
パニックに陥って、いきなり走り回る犬は多いです。
突然いつもとは違う出来事が起こったことで、興奮状態になり走り回ります。
家から脱走する・散歩中に突然走り出してリードが手から離れてしまうなどの危険性もあるので、注意が必要です。
3.吠え続ける
パニックに陥り吠え続けることもあります。
とくに、知らない人が家に来たり、散歩中に他の犬や猫と遭遇したときにあらわれやすい症状です。
また、分離不安症の場合も飼い主の姿が見えなくなることで強い不安を感じ、大きな声で吠え続けることがあります。
4.噛みつく
パニックに陥っている犬はかなりの興奮状態のため、いきなり噛みつくこともあります。
飼い主に噛みつくこともあれば、外で知らない人に突然噛みついてしまう危険性もあるので注意が必要です。
パニックになっている犬を落ち着かせる方法
1.ケージに入れる
犬がパニックに陥っているときには、ケージに入れてあげましょう。暗くて狭い場所に入れることで、落ち着きを取り戻すことがあります。
また、ケージの上からタオルをかけ目隠しをすると、恐怖の対象が視界に入らなくなることでだんだん症状がおさまってくる場合もありますよ。
犬にとってケージは自分のテリトリーなので、恐怖から逃げる場所としては最適です。
ケージを安心できる場所だと認識できるように、普段からハウストレーニングを行うことをおすすめします。
2.優しく声をかけながら撫でる
愛犬がパニックに陥っているときは、優しく声をかけながら撫でてあげましょう。
犬がパニック状態になっていると、飼い主までつい焦ってしまったり大きな声を出してしまいがちですが、余計に症状が悪化する可能性があります。
飼い主という安心できる存在がそばにいることで、犬もだんだんと落ち着きを取り戻すでしょう。
3.その場から離れる
犬がパニックに陥った場合は、その場から離れるのもひとつの手段です。
パニックの原因から遠ざかり見えなくなることで、症状を落ち着けられます。
散歩中に知らない犬に出会ってパニックに陥っている時は、すぐにその場から離れるようにしましょう。
この時、無理にリードを引っ張ると余計にストレスを感じてしまいます。
やさしく声をかけながら移動するか、小型犬であれば抱っこして移動するのがおすすめです。
まとめ
愛犬がパニックに陥っている時に注意するべきなのは、飼い主も一緒にパニックになってしまうことです。
愛犬を安心させるためにも、普段と変わらず落ち着いた態度で接してあげてください。少しずつパニック症状も落ち着いてくるはずですよ。