愛犬を賢く育てるには「社会化期」の接し方が重要
犬を賢く育てるには「社会化期」の接し方が大切です。社会化期とは、生まれてからの約一年間のことを指します。
社会化期に接する人や周りの環境で、その後の犬の性格は変わってくるのでとても重要な時期なのです。
社会化期は脳が急速に発達し学習意欲も高まってくるため、この時期に正しくしつけを行うことで賢い犬に成長していきやすくなります。
愛犬を賢く育てる方法5選
1.犬がリラックスできる環境を整える
まずは、愛犬がリラックスできる環境を整えてあげることが大切です。安心できる環境を整えてあげることで、犬も落ち着いて飼い主と向きあえます。
たとえば、家族が常に喧嘩をしていたり室内の温度が暑すぎる・寒すぎるなど、犬がストレスを感じる環境では何をしつけても覚えてくれません。
むしろストレスを感じることで、無駄吠えや噛みつくなどの問題行動につながってしまう可能性もあります。
愛犬が飼い主としっかり向き合えるように、まずはリラックスできる環境を整えてあげてくださいね。
2.しつけのルールは変えない
一度決めたしつけのルールは変えないことも、賢い犬に育てるポイントです。
たとえば、子どもの服を噛んだときは叱るけれど、自分の服に噛みつかれても軽く注意するだけだと、犬は何が良くて何がダメなのかわからなくなります。
また、何かを覚えさせるときの指示の言葉も統一するようにしてください。
おすわりを覚えさせるときに「おすわり!」「シット!」など毎回違う言葉で指示を出しても、愛犬を混乱させてしまいます。
犬を育てるときには、しつけのルールを一貫させること・指示の言葉を統一することが大切です。
3.飼い主がリーダーであることを覚えさせる
飼い主がリーダーであると覚えさせることで、指示をしっかり聞いてくれるようになります。
リーダーと認識していなければ、犬は飼い主の指示を聞いてくれません。
まずは「指示を出してできたらご褒美をあげる」ことを徹底して行いましょう。指示に従わないときは甘やかさずに、構わない姿勢を貫いてくださいね。
4.愛犬の性格や好きな遊びを把握する
愛犬を賢く育てるには、性格や好きな遊びを把握しておくことも重要です。犬によって、好奇心旺盛だったり怖がりだったりと性格もさまざまですよね。
そのため、愛犬の性格に合わせて外で遊ばせながらしつけをしたり、まずは安心できる家の中で指示を出していくなど対応を変えることが大切です。
また、愛犬の好きな遊びを把握して、その中で指示を覚えさせていくのもひとつの手段です。
たとえば、ボール遊びが好きな犬には、ボールを投げて「とってきて!」と指示を出し、持ってこれたらご褒美をあげて褒めましょう。
そうすることで、飼い主の指示に従えばご褒美がもらえると覚えていってくれますよ。
5.うまくできたときは思いっきり褒める
指示どおりにうまくできたときには、思いっきり褒めてあげることが愛犬を賢く育てるうえで一番重要です!
おやつをあげるだけではなく、頭を撫でてあげたり「すごい!」と言葉で褒めてあげることで、飼い主が喜んでいることが伝わります。
指示に従えば飼い主が喜ぶと理解できると、だんだんと素直に指示に従うようになっていくでしょう。
うまくできたときには、大げさなくらい褒めてあげてくださいね!
愛犬を育てるうえでやってはいけないNG行為
大声で叱る
愛犬を賢く育てたい場合は、大声で叱ることは絶対に避けましょう。
大声で叱ることで犬は恐怖を感じ、吠えたり噛みついてきたりする可能性もあります。
指示を出されても「また大きな声を出されるかもしれない」と怖がってしまい、言うことを聞かなくなってしまうのです。
愛犬に構いすぎる
愛犬が可愛いからと構いすぎるのもNG行為のひとつです。
構いすぎることで、要求すれば答えてくれると思うようになりわがままに育ってしまいます。
たとえば、お腹が空いたと吠えたりすり寄ったりされると、ついつい可愛いからとおやつをあげてしまったりしていませんか?
そうすると、どんどん要求されるだけでなく構ってもらえないと無駄吠えするなどわがままになっていってしまいます。
愛犬を賢く育てたいのであれば、甘やかさず構いすぎないことも大切ですよ。
しつけのルールを何度も変える
賢く育てる方法でも「しつけのルールは変えない」ことが大事だとお伝えしましたよね。
しつけのルールを変えてしまうと、犬が混乱してしまいます。
また、何度もルールが変わってしまうと「守らなくてもいいんだ」と犬が認識してしまい、指示に従ってくれなくなってしまいます。
一度決めたしつけのルールは最後まで一貫してくださいね。
まとめ
愛犬を賢く育てるには、飼い主の接し方が大きく影響します。
しつけをするときには甘やかさずに「できたら褒める」「ダメなときは叱る」とメリハリをつけて行っていきましょう!