人見知りする犬の仕草や態度
1.唸り声をあげる
犬が人見知りをしている時、唸り声をあげて威嚇することがあります。
相手がどんな人であるかわからないため、唸り声をあげることで相手の様子をうかがっているのです。
2.吠える
犬が人見知りをしている時、吠えて威嚇することがあります。人とすれ違うだけで吠えることもありますし、人が近づいて来た時のみ吠えることもあります。相手に対して「近づくな!」と言っているのです。
3.逃げる・隠れる
犬が人見知りをしている時、相手が近づくと逃げたり、相手の姿を見ると隠れたりすることがあります。距離を保ちたい、身を隠したいという気持ちです。
4.体を震わせる
犬が人見知りをしている時、体をブルブルと震わせることがあります。相手に対して不安・緊張・恐怖・ストレスを感じているのです。身動きができなくなってしまう犬もいます。
5.目をジッと見つめる
犬が人見知りをしている時、相手の目をジッと見つめることがあります。威嚇や敵意の気持ちです。
人見知りをしない犬であれば「敵意はありません」「仲良くしましょう」という気持ちを込めて目を逸らします。
人見知りをする犬はその逆なのです。決してアイコンタクトをしているわけではありません。
人見知りは直すべき?
愛犬が人見知りをすると困る場面があります。人見知りを治すことはせず、上手く対処することもできます。
どうしてもお困りなのであれば、治すことも検討してみると良いと思います。
お散歩しづらい
人とすれ違うだけで威嚇してしまう犬はお散歩しづらいです。
他人は「吠えられるかも」なんて考えながら歩いていません。いきなり吠えられると驚いてしまいます。なぜ私に吠えるの?と気分を悪くしてしまう人もいます。
人見知りな愛犬を持つ飼い主は朝早い時間と夜遅い時間、人通りが少ない時間を狙ってお散歩するようです。
預けられない
万が一の時、人見知りをする愛犬を預けることができない可能性があります。他人のお世話は一切受け付けないことがあるためです。
暴れたり噛みつくなどすると、数分の短い間預かってもらうことさえできません。
ストレス・健康被害
犬は人間社会の一員として生活しています。人と関わらずに生きることはできません。
普段は他人と接する機会の少ない人見知りな犬も、ケガや病気をすれば獣医師の治療やスタッフの看護を受ける必要があります。
災害時には大勢の人が集まる避難所で生活しなければなりません。肉体的なダメージもありますが、精神的なダメージも大きくストレスを抱えます。
人見知りが故に精神疾患など健康被害が及ぶことがあるかもしれません。
人見知りを治す方法
犬が人見知りをする理由は様々です。
子犬の頃から現在まで、人と接する機会が少なかった犬は人見知りをしやすいです。飼い主や家族以外の他人との接し方がわからないためです。
人見知りを治したいのであれば、他人と接する機会を増やしてみてください。
犬に対して人見知りがないのであれば、ドッグランへ行くのがおすすめです。犬の数だけ人(飼い主)がいますから、より多くの人と交流するチャンスです。
犬と暮らした経験がある、現在も犬と暮らしている、犬と接するのが上手いなどの友人や身近な人に合わせるのも良い経験になると思います。
とにかく「人と接する機会を持つ」ことが人見知りを治す近道です。
まとめ
犬が人見知りをしている時にしている仕草や態度を5つ解説しました。
- 唸り声をあげる
- 吠える
- 逃げる隠れる
- 体を震わせる
- 目をジッと見つめる
生まれ持った性格や個性から人見知りをする犬もいます。飼い主さんがお困りでなく、愛犬が幸せに暮らせているのであれば、人見知りを無理に克服する必要はありません。
若い年齢の犬であれば、加齢と共に人見知りによる仕草や態度が和らぐこともあります。