犬が吠えるのは理由がある!4つの心理とケース別の対処法

犬が吠えるのは理由がある!4つの心理とケース別の対処法

わんこの吠え声は時にトラブルのもととなることもあり、飼い主さんが頭を悩ませる1つかもしれません。ですがわんこが吠えるのには理由があるんです。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

警戒吠え

日本の番犬

わんこが吠える理由の最も大きなものが警戒吠えです。わんこには自分のなわばりや仲間を外敵から守るという本能があります。そのため見知らぬ相手がなわばりに近づいてきたとき、威嚇して遠ざけようとします。

人間はそもそもわんこの持っている本能に着目し、番犬として活用してきたといえます。特に警戒心の強い臆病なわんこや、体の小ささゆえに脅威を感じる相手が多い超小型犬・小型犬のわんこは警戒吠えが多くなる傾向があります。

社会化で警戒心を解く

わんこが番犬として活躍していたころにはむしろ歓迎されていた警戒吠えですが、その役割が番犬から愛玩犬に大きくかたむいてきた現代社会においては、警戒吠えはあまり望ましいものと言えなくなってきました。

上述のとおり、警戒吠えはわんこの本能によるところも多いため、完全にやめさせることは難しいですが、社会化を行うことによってある程度抑制することは可能です。警戒心が強すぎて誰彼かまわず吠えてしまって困っている、という場合には他人や他のわんことの関わりを増やす社会化を進めていきましょう。

要求吠え

リードを咥えている犬

わんこの問題行動いわゆる「無駄吠え」の代表格としてとらえられるのが、要求吠えです。ごはんや散歩の時間が近づいてくると催促するように吠える、クレートから出してほしいときや部屋に入れてほしいときなどに吠え立てて、自分に注意を向けようとするなどの行動が挙げられます。

毅然とした態度で無視

要求吠えを悪化させてしまう原因は、飼い主さんがわんこの要求に応えてしまうことにあります。飼い主さんが一度要求を飲んでしまうと、わんこは「吠えれば要求が通る」と学習してしまい、要求吠えがエスカレートしてしまいます。

わんこが要求吠えをしてきたときには、とにかく無視して要求に応えないことが大切です。かわいい愛犬を無視するのは辛い面もありますし、ずっと吠えさせつづけてはご近所からクレームが来ないかとハラハラするかもしれませんが、とにかく耐えましょう。吠えても効果がないとわかれば自然と吠えることをやめます。

頑固なわんこの場合は平気で数時間吠えることがあります。いくら訓練とはいえ数時間も吠え続けるのを放置するわけにはいきません。あまりにも長く吠える場合は訓練士を頼るのも大切です。

ストレス解消

いたずら後の犬

私たち人間もストレスが溜まったとき、カラオケで熱唱したり海に向かって叫んだり、大きな声を出すとスッキリするということがありますよね。わんこも同様です。吠えるには体力を使いますから、ストレス解消のために吠えることがあるのです。

また前述の要求吠えと重なりますが、運動不足やコミュニケーション不足といったストレスを解消したいがために「遊んでよ」と飼い主さんにアピールして吠えてくることもあります。

運動不足・コミュニケーション不足を補う

犬種によって必要運動量は異なりますが、わんこはある程度の運動をしないとストレスが溜まってしまう生きものです。散歩の時間や回数が不足しているなと感じる場合には、是正するようにしましょう。

またわんこは飼い主さんにかまってもらうことが大好きで生き甲斐といっても過言ではありません。飼い主さんとの遊びや触れ合いといったコミュニケーションが不足している場合もストレスをかかえてしまいます。飼い主さんは愛犬の体と心が満たされた状態であるように心がけなければなりません。

認知症による吠え

何か考えている犬

これまでとはタイプが異なりますが、シニア期のわんこが急に無駄吠えをするようになった場合、認知症の症状であることが疑われます。特に昼夜の区別がつかなくなり、夜間に無駄吠えをするようになって悩んでしまう飼い主さんも少なくありません。

獣医師の指示をあおぐ

わんこの平均寿命が延びたことにより、わんこの認知症が新たな問題となってきています。特に認知症による無駄吠えの問題は大きく、これが原因で愛犬の安楽死を望まざるをえなくなるという悲劇も起きています。

認知症は完全に治療することはできませんが、療法食や薬の投与によって症状を緩和したり進行を遅らせることができます。家族だけで悩んでしまわずに早めに動物病院を受診し、獣医師の指示をあおぎましょう。

まとめ

口輪をはめられている犬

いかがでしたでしょうか?わんこが吠えて困っている場合には、まずはその原因が何であるかをしっかり分析し、それぞれの原因に応じた適切な対応をとる必要があります。

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