「拒否反応」を見せるのはこんなとき!
「拒否」という言葉を聞くと、なんとなくネガティブなイメージを抱く方が多いかもしれません。
でも、考えてみて下さい…!
人間の子どもに「イヤイヤ期」があるように、犬にも拒否反応を示すイヤイヤ期があります。
そして、拒否反応は『楽しい』『遊びたい』といったポジティブな気持ちのときにも見え隠れしています。
拒否するシーンで見られる仕草や態度について、具体例を通じて学んでいきます。
《「拒絶」による拒否反応の例》
- 動物病院に行くのを嫌がる
- ケージに入りたがらない
- ごはんを食べない
《「楽しさ」による拒否反応の例》
- 散歩から帰ろうとしない
- いたずらをやめない
犬の見せる「拒否反応」は?
1.立ち止まる
足を踏ん張り、立ち止まって歩かなくなる様子は、散歩中によく見られる行動です。分かりやすい拒否反応ではありますが、理由は複数考えられます。
- 疲れて歩きたくない
- 地面が熱い、もしくは冷たい
- 車やバイクが怖い
- まだまだ歩き足りない
2.伏せをしていて動かない
地面に伏せをして、てこでも動かない状態は抵抗の意思表示です。そんなときは、犬の表情に注目してみましょう。しょんぼりした表情を浮かべていたら、体調不良の可能性が考えられます。
3.震える
恐怖を感じる出来事に出くわすと、犬の体が小刻みに震えることがあります。これは、緊張や不安からくる自然な反応です。
- 雷の音に萎縮している
- 風で窓が振動し、怖がっている
- 動物病院での注射に怯えている
4. 目を細める
犬が目を細める仕草、頻繁な瞬きにはどのような意味があるのでしょうか。
いずれも自分よりも体の大きな犬に遭遇したり、トレーニング中に不快な思いをしたりすると反射的に取る行動で、相手と視線を合わせないようにする意図があります。
5. 顔を背ける
顔を背ける仕草は、ストレスから逃れようとする気持ちの表れです。より強いストレスを感じると、顔だけに留まらず、背中を向けてしまうこともあります。
- 叱られて気まずく感じている
- 見ないふりをしている
️ちょっぴり頑固な犬種は?
自分の本能の赴くままに行動したがる「我が道を行く」タイプの犬がいることをご存じでしょうか。
知らない人に対する警戒心が強く、番犬向きの犬種になります。
《独立心の強い性格の犬種》
- 秋田犬(あきたいぬ)
- グレートピレニーズ
- エアデールテリア
- スコティッシュテリア
賢く気難しい一面を持ち合わせているので、自らの意思や判断を優先する傾向にあります。嫌なことに対する自己主張として、拒否反応が顕著に見られます。
しつけには忍耐力が必要となり、家庭犬として飼う場合には、あまり初心者向けの犬種とは言えないかもしれません。
️まとめ
犬の気持ちが把握できるようになると、自ずと犬に対する接し方にも変化が生じてきます。表面上見えている情報だけに捉われず、内に秘めた感情を見抜く力を養いましょう。
今回ご紹介した拒否反応や、じっと見つめる「無言の圧力」は、飼い主への必死のアピールです。
何を伝えたいのか、ボディランゲージを覚えて、犬語を積極的に理解していきましょう。