犬が『好きじゃないもの』によくする反応3選

犬が『好きじゃないもの』によくする反応3選

人間の性格や価値観が十人十色なように、犬の性格や好みも千差万別です。好きなものもあれば、好きじゃないものもあるでしょう。けれども、犬は言葉で「これは好きじゃない!」と私たち飼い主に伝えることが出来ません。愛犬に出来るだけストレスを与えないためにも、私たち飼い主は愛犬が「好きじゃないもの」に対してどんな反応をするのかを知っておきましょう。

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犬が『好きじゃないもの』によくする反応3選

上目遣いで伏せている黒い犬

犬が好きじゃないものに対してする反応でよくみられるのは以下の3つです。

1.無視

まるで「好きなじゃないもの」そのものが存在しなかったかのように、完全に無視します。

2.執拗に吠えかかる

「好きなじゃないもの」に対して、しつこく吠え続けます。ただ、吠えるだけではなく、追いすがってまで吠えることもあります。

3.回避

「好きじゃないもの」に対して、その存在に気が付いて注意を払いながらも、そこから遠ざかろうとします。

今回は、上記3つの反応についてさらに詳しく解説していきます。

1.無視するときの行動パターン

パグとゴールデンの背中

チラ見をして無視する

「好きじゃないもの」を目で「チラッ」と確認した上で、完全に黙殺します。目視しているのですから、「好きじゃないもの」を認識しているにも関わらず、いわゆる「知らんぷり」をします。

眼中にない素振りで無視する

まさに「眼中にない」「興味がない」という態度で徹底的に無視します。一切、「好きじゃないもの」に対して目を向けません。

「無視」というカーミングシグナルが意味する犬の気持ち

手に持った餌にそっぽを向く犬

「無視する」=「目を逸らす」

犬は、「カーミングシグナル」と言って自分を落ち着かせるためだったり、自分の意思を伝えるために、体の一部を使って、相手に自分の意思を伝えるための「サイン」を使います。

私たちにとっては、犬が「好きじゃないもの」に対して「無視」しているように見える反応は、「好きじゃないもの」から目を逸らしているとも言えます。

この「好きじゃないものから目を逸らす」と言う反応は、「カーミングシグナル」の一つで
さまざまな意味があります。

関わりたくない

まず、わかりやすいのが「好きじゃないもの」に関わりたくない、と言う気持ちの表れです。

敵意はない

「好きじゃないもの」に対して、「私は攻撃する気はありません」という意思表示をする時も、その相手から目を逸らします。

相手の様子に神経を集中している

自分は、敵意はないと伝えているけれど、相手の意思を把握できない…という時、目を逸らしながらも、意識は「好きじゃないもの」に対して向けられています。

「無視する」と言う行動を取っているように見えますが、それは「視線を合わせない」という行動でもあります。

同じ反応のように見えますが、関心がない場合もあれば、相手に気取られないよう、相手のことを探っている場合もあります。

2.執拗に吠えかかる

車の中から吠える犬

追いすがって吠える

「好きじゃないもの」がすでに犬から遠ざかろうとしているにも関わらず、それに追いすがってしつこく吠えたてます。その時、犬は低く、威嚇するような声で吠えます。

姿が見えなくても吠える

「好きじゃないもの」の姿がすでに犬の視界から見えなくなって、その姿が見えなくなってもしばらくその「好きじゃないもの」がいた場所に向かって吠えます。

執拗に吠えかかるカーミングシグナルが意味する犬の気持ち

男性に制止されても吠える犬

あっちへいけ!

「好きじゃないもの」に対して吠えている時は、それに対して自分が優位に立っていると犬なりに判断している時です。

ですから、「好きじゃないもの」に追いすがって吠える時は、「あっちへいけ!」と威圧しているのです。

私の方が強い!

さらに、すでに「好きじゃないもの」が自分の目の前からいなくなっているにも関わらずその場で吠え続けている時は、「私の方が強いでしょう!」という勝利宣言です。また、側にいる飼い主さんに対する「私の方が強いでしょ!?」というアピールでもあります。

3.回避

座り込んで疲れた犬

行きたくないという意思表示をする

「好きじゃないもの」と接触しなければならないとき、その場に座りこんで動かなくなります。

飼い主さんに助けを求める

飼い主さんの足の間に座り込んだり、飼い主さんの背中に隠れ、さらに飼い主さんの顔を見上げます。それは「助けて」という愛犬の意思表示と解釈できます。

回避したいほど、「好きじゃない」理由

物陰からうかがう子犬

怖いから

「好きじゃないもの」がただ「嫌い」なだけなら、避けたり関わらないようにすれば良いのですが、「怖いから好きじゃない」という場合はその状況を回避するしかありません。

例えば、「ここで痛い思いをした」「ここで怖い思いをした」という記憶があれば、動物病院や獣医さんが「好きじゃないもの」になるでしょう。

そうなれば、「病院に連れていかれるかもしれないから車も好きじゃない」と、車に乗ることもキャリーに入ることも嫌いになります。

そして、「車」や「キャリー」が「好きじゃないもの」としてが関連付けされてしまうこともあります。

嫌な経験をした記憶があるから

怖いことや不安なことだけでなく、愛犬にとって不快な思い、嫌な経験をしたことがあれば、それも「好きじゃないもの」になります。

雨の日に散歩に行って体が濡れてしまって気持ちが悪かったり、散歩の途中でトゲのついた種子が体についてしまい、チクチクして不快な経験をしたとします。

それは、人間にとってはさして気にも留めないような些細な事でしょう。けれども、犬の性格によっては、その不快な経験をずっと覚えていて「あの道を通るとチクチクするから好きじゃない」と意思表示することもあり得ます。

まとめ

座卓の下から見上げる犬

愛犬が「好きなじゃない」という意思表示をしていたら、なるべくその意思を尊重しましょう。

なぜなら、「好きじゃないもの」と無理に接触させるのは、飼い主さんの都合や価値観の押し付けであり、愛犬にとってはストレスになるからです。

ただし、飼い主さんの生活上、車に乗らなければならなかったり、愛犬の健康を維持する上でどうしても獣医さんに診てもらう必要がある場合は別です。

たとえ愛犬にとってストレスになるとしても、「好きじゃない」という苦手意識を克服してもらう必要があります。

愛犬が「好きじゃないもの」に対する反応を把握したら、次は「なぜ好きじゃないのか」について探ってみましょう。

そうすれば、「好きじゃないもの」を克服する対策のヒントや、今まで考えが及ばなかった愛犬の心の中が見えてくるかもしれません。

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