1.ゴールデン・レトリバー
日本で人気の大型犬と言えば「ゴールデン・レトリバー」と、次に挙げる「ラブラドール・レトリバー」が代表的です。
大手ペット保険会社が発表する最新の人気犬種ランキングでは、ゴールデン・レトリバーが14位、ラブラドール・レトリバーが15位となっています。
レトリバー種はとても人や犬に対してフレンドリーな点が特徴的です。そのため、小さな子どもやほかのペットがいる家庭でも飼いやすいので、大型犬の中で人気が高いと考えられます。
中でも、ゴールデン・レトリバーはとても温和で穏やかな性格です。さらに、遊ぶことが大好きで、人とのスキンシップも大好き!
学習能力も高く、飼い主さんと一緒に行うしつけにも積極的に取り組むタイプです。
毛質がやわらかく長いため、毛玉になったり汚れがつきやすいので日々のブラッシングが大切です。
また、性格が穏やかとはいえ、体は大きいので十分に運動をさせる必要もあります。
2.ラブラドール・レトリバー
先述のゴールデン・レトリバーと並んで日本で人気の大型犬種として1・2位を争う犬種です。
盲導犬として活躍していることでも広く知られているように、とても賢く、正確に任務をこなす忠実さも持っています。
レトリバー種らしく、とても遊び好きで、ゴールデン・レトリバーよりもやんちゃさや活動性が高い傾向にあると言われています。
また、とてもパワフルで、特に小さなうちは何でも噛んだり飲み込んだりしてしまうことがあるため、「生きた掃除機」「破壊王」などと呼ばれてしまうことも。
これらについては、適切なしつけと十分な運動、遊びを提供することで解決できるので、小さなうちからしっかりとしつけを行っていきましょう。
また、短毛種ですが、とても抜け毛が多いため、こまめなブラッシングを行うことをおすすめします。
3.秋田犬
忠犬ハチ公の犬種として知られる「秋田犬」は、近年注目が集まっています。
元々海外での人気が高い犬種でしたが、最近では映画に登場したり、フィギアスケート金メダリストのザギトワ選手に贈呈されたりしたことで改めて注目を浴びています。
また、「ぶさかわ犬」としてメディアに多数登場し、人気を博した青森のわさお君によって広く知られるようにもなりました。
秋田犬はその名の通り秋田県原産の日本犬種で、古くはマタギと一緒に山の中でクマやシカの猟で活躍していました。今では国の天然記念物となっています。
飼い主に対しては非常に忠実で愛らしい様子も見せますが、見知らぬ人やほかの動物に対しては警戒心を持ちやすいとされています。自分や飼い主に危険を感じれば、相手に対して激しい攻撃性を見せることも。
犬に不慣れな人にはコントロールがむずかしいとも言われており、飼育する際には十分なしつけと運動が必要となります。
4.シベリアン・ハスキー
オオカミのような凛々しい姿が印象的な「シベリアン・ハスキー」は、家庭犬として人気の犬種です。
一時期、漫画に登場したことがきっかけでブームとなりましたが、体の大きさや飼育する人の無知が原因で多くのシベリアン・ハスキーが捨てられ、殺処分されたという歴史があります。
鋭い目で一見怖そうに見えますが、実はとても仲間思いで人とのスキンシップを好む犬種です。
心を許した相手には、デレデレと甘えた様子も見せるため、見た目とのギャップでハマる人が多くいるようです。
シベリア原産の犬種のため、被毛が分厚く寒さに強いとされています。その反面、暑さに弱く日本の気候では熱中症などになりやすいため、飼育時は温度管理をしっかりと行ってください。
まとめ
日本では住環境の影響もあり、圧倒的に小型犬の人気が高い傾向にあります。しかし、大型犬にもとても愛らしく、魅力的な犬種がたくさんいるので、ぜひ注目してみてくださいね。
ただし、大型犬を飼育する場合にはたっぷりと運動させる必要があるため、環境や生活スタイルを考慮して飼うようにしましょう。
また、体が大きいからこそ、飼い主自身や周囲の人の安全を確保するために、しっかりとしつけを行うことも大切です。