日本犬6種の共通点
柴犬や秋田犬はよく知られている日本犬ですが、甲斐犬・紀州犬・四国犬・北海道犬の6種あります。
秋田犬は日本犬の中で唯一の大型犬です。体重は30kg~60kgとかなりの個体差があります。
最も小さい日本犬は柴犬でしょうか。豆柴という小さな体が特徴の柴犬もいますね。
それぞれに個性や特徴も持つ日本犬ですが共通点もあります。
1.国の天然記念物
柴犬・秋田犬・甲斐犬・紀州犬・四国犬・北海道犬の6種全てが国の天然記念物として指定されています。
天然記念物に指定されている動物と言えば、触ったり、捕まえたり、傷つけてはいけないイメージですよね。イリオモテヤマネコやアマミノクロウサギなどは、出会ってもそっと見守ることしかできません。もちろん、飼育には特別な許可が必要です。
天然記念物に指定されているにも関わらず、一緒に暮らすことができる日本犬を不思議に思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。感染症の予防を徹底し、絶滅させてしまうことがないよう守っていきたいですね。
2.三角の立ち耳
日本犬の耳は三角の「立ち耳」であることが特徴です。
立ち耳は狩猟犬や番犬として活躍していた犬の特徴なのだそうです。周囲の音や獲物の鳴き声や足音をよく聞き分けるために必要だったのではないでしょうか。
日本犬の耳って本当によく動きますよね。ピンッ!と真っすぐ上に向けてみたり、真横にも真後ろにもよく動きます。嬉しい時や楽しい時はペタリと倒して表現することもあります。「三角の立ち耳でよく動く」が共通点です。
3.礼儀正しい
日本犬は海外から「礼儀正しい」として人気です。これは日本人が気づきにくい日本犬の共通点です。
なぜ礼儀正しいとされているのか。実は、洋犬と比べるとあまりフレンドリーな社交的タイプな犬種ではないところを評価されているんです。
初対面の他の人や犬にいきなり駈け寄ったり飛びついたりしません。距離感を保ちつつ、仲良くなれるタイミングを見計らっていることがあります。
握手やハグではなく、言葉や会釈で挨拶をする日本人と似て感じられるようなのです。相手との距離感を大事にするところが「礼儀正しい」と評価される共通点です。
4.独立心が強い
日本犬は独立心が強く、飼い主や家族にも媚びることが少ないです。
「ちょっとひとりにして」「今は構わないで」と、スキンシップをしたがる飼い主を拒否することだってあります。
初めてのお留守番も難なくクリアしてしまいます。帰宅した飼い主を出迎える態度も控えめですし、大袈裟に喜ぶことも少ないです。
ひとり遊びも上手で退屈することがなく、分離不安症を抱える心配も少ないです。
ちょっぴり寂しく感じてしまう飼い主もいますが、独立心が強い日本犬の共通点を理解し、受け入れてあげるとより仲良く暮らせます。
5.我慢強い
日本犬は我慢強いです。強い痛みも我慢してしまうことがあるため、ケガや病気には飼い主の方から積極的に確認して気づいてあげなければなりません。
不快感や痛みがあるにも関わらず、元気に振舞ってしまうのが日本犬です。
6.頑固者で大胆で怖いもの知らず
日本犬は頑固者で大胆で怖いもの知らずなところがあります。
のんびりな性格に見えて、いきなり大胆な行動を起こすことがあります。怖いもの知らずで自分よりも大きく強い動物に立ち向かっていこうとすることがあります。
狩猟犬や番犬として活躍していたことが理由かもしれません。頑固者なので気に入らないことは相手が飼い主であっても絶対に聞き入れようとしません。
まとめ
日本犬に共通していること6つを解説しました。
- 国の天然記念物
- 三角の立ち耳
- 礼儀正しい
- 独立心が強い
- 我慢強い
- 頑固者で大胆で怖いもの知らず
日本犬の共通点は魅力でもあり、時には飼い主を困らせることもあります。