お風呂を嫌がる原因
1.顔が濡れるのが嫌!
体は平気だけど顔が濡れるのは嫌だ!とお風呂を嫌がることがあります。体を洗っている時、どうしても顔にお湯が飛び跳ねてしまいます。
顔が濡れることに不快感があったり、怖いと感じてしまうのです。なるべく顔にお湯が飛び跳ねてしまわないように洗ってあげてください。
汚れがひどくない時は顔は洗わず、濡らしたタオルで拭く程度にすると嫌がりにくいです。
2.シャンプーのニオイが嫌!
シャンプーのニオイがきついと嗅覚に優れた犬には刺激が強く、お風呂を嫌がることがあります。
香りのよいシャンプーを使ってキレイにしたいのが飼い主心なのですが、犬にとっては有難迷惑なようです。
そもそも犬用のシャンプーは香りが弱めですが、それでも嫌がってしまうことがあります。無香料のシャンプーを使ってみてください。
3.体臭が消されてしまうのが嫌!
犬は自分の体からニオイが消えてしまうことを不安がり、お風呂を嫌がることがあります。
お風呂上りにベッドやマットの上に体をスリスリこすり付ける行動をよくしますが、シャンプーの嫌なニオイを取り除きたい気持ちと、自分のニオイを取り戻したい気持ちがあるからです。
お風呂の日は、ベッドやブランケットやおもちゃなど、一斉に洗ってキレイにしたくなりますよね。
でも、何かひとつ愛犬のニオイが染みついた物を残しておいてあげてください。不安な気持ちを緩和させてあげることができます。
4.シャワーの水圧が強くて怖い
シャワーのお湯を勢いよく出すと犬が怖がり、お風呂を嫌がることがあります。体にお湯が勢いよく当たると強い衝撃を受け、驚いてしまうんです。痛みを感じることもあります。
驚かされたことや痛みがトラウマになり、お風呂に行きたがらなくなることがあります。
シャワーのお湯を弱くするとシャンプーの泡が流れにくいため、勢いよく出して短時間で洗い流したくなりますよね。
しかし、シャワーの水圧はできる限り弱くし、衝撃を与えないように洗ってあげてください。
5.シャワーの音が怖い
シャワーからお湯が出る時のシャーッ!という音を怖がり、お風呂を嫌がることがあります。水圧を弱くしてもダメというほど怖がることがあります。
そんな時はバスタブにお湯をため、バケツでお湯をかけてあげると怖がりにくくなります。少しずつかけてあげてください。
6.体を拘束されるのが嫌!
嫌がるからと犬の体をギュッと力強く掴んだり抱っこしたりするとお風呂を嫌がることがあります。
体を拘束されると不安や恐怖や痛みを感じるのです。
長期戦になってしまうかもしれませんが、無理やり抱っこしてお風呂に連れて行くのはやめましょう。犬が落ち着くまで待ち、あまりにも興奮して嫌がる時は延期しても良いと思います。
7.怒鳴られた、叱られた
嫌がる犬を怒鳴ったり叱ったりするとお風呂を嫌がることがあります。
「ジッとしてて!」「動かないで!」と大きな声を出したことはありませんか?「汚いよ!」と嫌な言葉を投げかけてしまったことはありませんか?犬がお風呂を大嫌いになる原因です。
飼い主のイライラした感情を読み取り、不安や恐怖や緊張で心がいっぱいになってしまうのです。
犬が安心できる優しい声で温かい言葉をかけてあげてください。
8.ドライヤーが怖い
シャンプーは平気だけどドライヤーが怖くてお風呂を嫌がることがあります。
先のことまで想像して考えることができる賢い犬だという証拠です。
おやつくらいでは誤魔化すことは難しいでしょう。
熱風は使わず冷風のみで乾かす。風圧を弱くする。扇風機の風で自然乾燥させ、仕上げのみドライヤーを使って整えるなど対処してみてください。
まとめ
犬がお風呂を嫌がってしまう原因と対処法を8つ解説しました。
- 顔が濡れるのが嫌!
- シャンプーのニオイが嫌!
- 体臭が消されてしまうのが嫌!
- シャワーの水圧が強くて怖い
- シャワーの音が怖い
- 体を拘束されるのが嫌!
- 怒鳴られた、叱られた
どれかひとつは必ず当てはまると思います。嫌がって興奮するとチアノーゼを起こしてしまう犬もいます。
お風呂は犬の体や心の健康状態とよく相談してから行ってあげてください。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
シャンプーそのものはあまり嫌がってません。ドライヤーもペット用にしてからは嫌がらなくなりました。シャンプー中は叱らず楽しくやりましょう。動いたりしたりシャンプーなめたりしますがそれはしょうがないことです。楽しめば犬も嫌がらないと思います