1.犬は皮膚トラブルを起こしやすい!
人の3分の1ほどの薄さしかないとされている犬の皮膚はトラブルを起こしやすいです。
分厚く密集した被毛で覆われていることから飼い主が愛犬の皮膚トラブルに気づきにくいのが難点です。
重い症状にまで悪化してからでないと気づけず、完治することができない皮膚病を患ってしまうこともあります。
日常に起こる犬の皮膚トラブルの主な原因
- 乾燥
- 蒸れ
- 食べ物
- 寄生虫
- 細菌の増殖
予防する方法
皮膚の乾燥は室内の温度や湿度を管理することで防げます。乾燥肌の犬には犬用の保湿剤を処方してもらうのがおすすめです。
雨の日の散歩、水遊びやシャンプーの後など、体を濡れたまま放置すると蒸れや細菌が増殖する原因になります。皮膚炎をおこしやすいです。
食べ物によるアレルギーは突然に発症することがあります。異常な痒み・皮膚の赤み・湿疹などで気づくことがあります。
ノミ・マダニの寄生は毎月の予防薬の投与で防ぐことができます。動物病院で処方してもらってください。
2.誤飲誤食
お留守番中は誤飲誤食のトラブルが起きやすいです。おもちゃを破壊して飲み込んでしまった、人間の食べ物を食べてしまったなどがあります。
- 犬が届く範囲に物を出しっぱなしにしない
- 蓋つきのごみ箱に変える
- お留守番中におもちゃを与えない
- お留守番前にたっぷり散歩や運動をさせる
誤飲誤食を防ぐための対策を徹底して行いましょう。
3.転落・落下
脱臼や骨折などのケガは自宅の室内で日常的に起きています。階段を踏み外して転落してしまった、寝返りを打ってソファーやベッドから落下してしまったなどがあります。
犬用の階段やスロープを設置していても、飛び乗ったり飛び降りたりしたくなるのが犬です。上り下りや立ち入りをさせないための対策を徹底して行いましょう。
4.転倒
転倒は若い犬にも老犬にも注意が必要です。フローリングは滑りやすく、ただ歩いているだけでも転倒してケガをします。
老犬は足腰の筋力が衰えていますから、滑ってしまった時にグッと踏ん張ってとどまることができません。
脱臼や骨折などの大怪我に繋がりやすく、頭を強く打ってしまって脳震盪を起こしてしまうこともあります。
- フローリングに滑り止めの塗料を塗る
- 絨毯を敷く
- ジョイントマットを敷き詰める
- 犬の手足の裏の被毛をカットする
滑って転倒してしまわないための対策を徹底して行いましょう。ラグやマットは犬が歩いたり走った時にズレやすいです。下に滑り止めの加工をするなど工夫すると良いです。
5.感電
家具のコードを噛んでしまうと感電してしまいます。
スマートフォンの充電器をコンセントにさしっ放しで出かける飼い主が多いです。不要なコードは必ずコンセントから抜いて出かけてください。
感電すると口の中や体に大火傷を負ったり、肺水腫を起こし呼吸困難が起こることがあります。最悪の場合は感電死してしまう危険があります。
どうしてもさしっ放しにしなければならない家電のコードには、専用のカバーを取り付けるなど対策を徹底して行いましょう。犬の噛む力にも耐えられる丈夫なカバーがあります。
まとめ
犬にとって危険な日常のトラブルと対策法を5つ解説しました。
- 皮膚トラブル
- 誤飲誤食
- 転落落下
- 転倒
- 感電
少しの工夫と気配りでトラブルは回避されます。
犬に起こりやすい日常のトラブルのほとんどは自宅の室内で起きています。お留守番中は飼い主の目が離れるため、犬がイタズラをしてしまいやすく、トラブルの原因になりやすいです。
危険はないか?日常的にチェックをすることを習慣にしましょう。お出かけ前のチェックも忘れずに行ってください。