ストレスに繋がる生活環境音
1.氷が落ちる音(製氷機)
冷蔵庫の製氷機の氷が落ちる音は犬がストレスを感じる生活環境音です。いきなりガラガラッと音を立てて落ちてきますよね。「氷が落ちた音」とは犬には理解できません。敏感で臆病な犬は驚いてしまいます。
毎日、不可思議な生活環境音にストレスを感じている可能性があります。気にしない様子でいるのは慣れてしまっただけです。
夜眠る時間や犬がひとりきりでお留守番している間は製氷機を停止するなど対処するとストレスは軽減されます。
2.テレビ・ゲーム・音楽
飼い主が楽しむ音も犬にとってはストレスを感じる生活環境音です。つい大音量で楽しんでしまいますよね。
十分に聞こえる範囲で出来る限り音を小さくし、音を大きくしたい時はイヤホンやヘッドホンを使ってはいかがでしょうか。
3.インターホン・電話・アラーム
「知らせる音」も犬にとってはストレスを感じる生活環境音です。知らせる音って何かと大音量にしてしまいがちですよね。聞き逃してしまってはいけないからです。
犬が警戒し、激しく吠える音でもあります。なかなか音を小さくするという対応は難しいものですね。
4.ドアの開閉音
ドアの開閉音も生活環境音ですが、犬にストレスを与える可能性があります。
静かに開け閉めしていますか?バタンッ!と大きな音を立てていませんか?引き戸のキィ~っという引きずるような音はありませんか?
毎日欠かすことのない小さな生活環境音ですが、犬のストレスに繋がることがあります。
5.洗濯機
洗濯機が稼働している時間は30分~1時間くらいでしょうか。脱水している時が最も大きな音がしますよね。
リビングにいると洗濯機が稼働している音は人にはほとんど聞こえませんが、犬の耳にはしっかり届いています。
30分も騒音がするのですからストレスになって当然ですよね。買い替える時には稼働音の小さな洗濯機を選びたいです。
6.人の声
話し声・笑い声・泣き声など人の声は、犬がストレスを感じる生活環境音です。
赤ちゃんが生まれた、親戚の子供が遊びに来たなど、とくに強いストレスを感じます。赤ちゃんの泣き声を調整するわけにはいきません。子供にだって思いっきりお喋りして遊んでほしいですよね。
犬は他の部屋で過ごしてもらうなど、適宜対処すると良いと思います。
犬の聴力でしか聞き取れない音
- エレベーターの稼働音
- 排水管を水が流れる音
このような生活環境音にも犬はストレスを感じています。私たち人では聞き取ることのできない音も犬の優れた聴力では、はっきりと聞き取れてしまいます。
一軒家ではそれほど強いストレスにはなりにくいですが、アパートやマンションなどの集合住宅では、多くの生活環境音に囲まれるようにして暮らしています。
犬が怖がりやすい生活環境音
- 掃除機
- ドライヤー
- 雷
- 花火
このような音を怖がる原因は「空気の振動」です。
大きな音と共に発生する空気の振動は私たちにも感じられることがありますよね。体に直接刺激が加わるため、不安や恐怖に感じてしまうのです。
全く気にしない犬もいますが、慣れることさえ難しい犬もいます。恐怖やストレスによってご飯を食べなくなったり、嘔吐や下痢の症状が出ることがあります。
まとめ
犬のストレスに繋がっている生活環境音と対処法を6つ解説しました。
- 氷が落ちる音(製氷機)
- テレビゲーム音楽
- インターホン電話アラーム
- ドアの開閉音
- 洗濯機
- 人の声
音量を調整することで対処できる生活環境音は、出来る限り小さくして過ごしましょう。愛犬が感じるストレスは最小限にとどめたいですよね。
人には聞こえないけれど犬には聞こえる生活環境音は何があるだろう?と、愛犬と暮らす環境を見直してみるのも良いきっかけになると思います。