犬が震えている時はコレをしてみて!落ち着かせるコツや病院へ行くか判断する方法

犬が震えている時はコレをしてみて!落ち着かせるコツや病院へ行くか判断する方法

人は具合が悪い時に言葉でそれを説明できますが、愛犬たちは言葉で表すことが出来ません。体調の不具合も、気持ちの乱れも、全て仕草や行動で表すことになります。したがって、飼い主さんは日頃から愛犬の様子をよく観察し、その仕草や行動から気持ちや体調の変化を読み取る必要があります。今回は、「震え」に焦点を当てて説明します。

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犬の震えは大きく2つに分けられます

困った表情の犬

犬には「カーミングシグナル」と言われる非言語のコミュニケーション手段が備わっていて、自分や相手を落ち着かせるためのサインを発します。

27種あるカーミングシグナルの中には、「体を震わせる」というものもあります。

つまり犬には、人と同じような「生理的な震え」「病気による震え」の他に、「カーミングシグナルの震え」もあるということです。

カーミングシグナルと生理的な震えは、すぐに病院で診て貰う必要のない震えです。病気かどうかの見分け方や対処法について知っておきましょう。

1.生理的およびカーミングシグナルの震え

寒さ

寒そうな家族

人と同じで、犬も寒いと体が震えます。筋肉を動かすことで発熱し、体温を維持するためです。

このように体温の低下に伴う震えは「シバリング」と言い、体を温めることで解消できる生理現象の1つです。

自己防衛

犬は、嫌なこと、不安なことに直面すると、自己防衛のカーミングシグナルとして震えることがあります。

散歩の途中で行きたくない方角に向かった時、診察台に乗せられた途端に震えだした場合などが該当し、拒否の気持ちを示しています。

対処法としては、声を掛けて落ち着かせる、診察が終わった後に褒めてあげる等のケアをすると良いでしょう。

加齢による筋力低下

寝そべる老犬

加齢と共に筋力が低下します。それに伴い、体を支えることが難しくなり、足の震えなどが起きるようになります。特に、排便時などの全身に力を入れる時に目立ちます。

対処法としては、老犬にも怪我をさせないように注意しながら、無理のない範囲で散歩や適度な運動をさせましょう。

恐怖、緊張

怯える犬

犬も、恐怖や緊張により震えることがあります。初めての場所、初対面の人、嫌いな人、自分よりも強そうな犬などへの反応の他に、雷や花火のような大きな音や振動に怯えて震える場合もあります。

対処法は、普段から嫌がるものに慣れさせるようにすることです。

雷や花火のようなケースでは、フィリピンの動物愛護団体が考案した怯える犬を落ち着かせる方法が好評のようです。細長い布を犬の体に巻きつけるだけなので、下記の方法を試してみるのも良いかもしれません。

細長い伸縮性のある布を1本用意します。

1.布の真ん中を犬の喉仏のある辺りに当て、首の後で交差させる
2.そのまま布を後ろ斜め下の方に回してお腹の部分で交差させる
3.残りの部分を上に持ち上げて背中で結ぶ(きつすぎないように)

適度な圧力をかけることで、犬の心を安定させる効果があるということです。

2.病気の可能性がある震え

治療を受ける犬

病気の可能性がある震えの場合は、速やかに動物病院で受診しましょう。

痛みを伴う病気

痛みで震えが生じます。痛みの原因で特に多いのが「椎間板ヘルニア」です。

ダックスフンドなどの胴長短足の犬種に多い病気で、背骨と背骨の間にある椎間板がずれて飛び出すことで脊髄を圧迫し、激しい痛みを伴います。

震え以外に、じっとしていて呼んでも来ない、散歩に行きたがらない、抱き上げるとキャンと悲鳴を上げるなどの症状が見られます。

感染症による発熱

細菌やウイルスに感染すると発熱することがあります。発熱により体が熱くなりますが、震えによって更に体温を上げ、体内に侵入した病原体の増殖を抑制しようとする防御反応です。

震えと共に、体が熱くなり口を開けて呼吸をしている時は、発熱の可能性が高いです。

脳や神経の病気

MRI画像

特発性てんかんや脳炎、脳腫瘍、水頭症などの脳の病気や、柴犬に多い特発性振戦病といった神経の病気でも、震えの症状が出ます。

発作と聞くと、意識を失い全身がけいれんするような全般発作を想像しがちですが、顔面や足などの体の一部が痙攣する発作もあります。

発作か震えかの見分けがつきにくい場合でも、繰り返しその症状がみられる場合には、受診しましょう。その際に、症状が出ている時の様子を録画しておくと、より正しく獣医師に状況を伝えられます。

中毒症

中毒性食材と犬

たまねぎ、チョコレートなどの中毒性のある食べ物を食べたり、除草剤、殺虫剤などを誤飲してしまった時に、中毒症で震えが生じることがあります。

けいれんのような震えで、下痢や嘔吐、咳き込む、泡を吐くなどといった症状を併発することが多いです。

命に関わる場合も多いので、すぐに受診してください。その際に、口に入れたものやその包装紙などが持参できるとより良いでしょう。

低血糖症

子犬が食欲不振や下痢を起こしているとき、糖尿病の成犬などが起こしやすいのが低血糖症です。元気がなくなり、流涎、粘膜蒼白、重症化すると痙攣がおこる場合もあります。

砂糖水を飲ませると応急処置になりますが、震えがひどいと誤嚥することもあるので、動物病院に電話で相談の上、指示を仰ぎましょう。

その他

他にも、慢性腎不全の末期に起こりやすい尿毒症や、内分泌の異常、狂犬病などでも震えの症状が起きます。

まとめ

アイコンタクト

病院に連れて行くべき震えなのかどうかを見極めて、必要な場合はできるだけ早く受診しましょう。

特に次のような症状を伴っている場合は、病気が強く疑われます。

  • 震えがけいれんに進行する
  • 元気や食欲がなくなる
  • 吐く

犬は言葉では体調不良を訴えられませんが、仕草や行動、症状によっていろいろな情報を与えてくれます。これらのサインを読み取り、愛犬としっかりとコミュニケーションを図りましょう。

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