犬が飼い主に飽きることはあるの?
今回は、犬が飼い主に飽きている時に見せる仕草や態度を紹介しますが、そもそも犬が飼い主に飽きることはあるのでしょうか。
基本的に、犬が飼い主に飽きることはありません。毎日愛犬と向き合い一緒に遊んだり、のんびり過ごしたり、撫でたりお世話をしたりしている姿を犬はきちんと見ています。そのため、基本は飼い主に飽きることなく、深い愛情を注ぎ続けてくれることでしょう。
しかし、だからと言って飼い主側が愛犬へ適当な接し方をしていれば、犬は敏感に察知します。「なんだか最近、飼い主さんの態度が冷たい」「かまってくれなくなったな」「よくイライラしているな」といった変化を感じ取り、次第にストレスから飽きられてしまうことがあります。
犬の場合、飼い主に飽きるというよりも飼い主への信頼や愛情度が下がり、不信感を抱くようになってしまうのです。
犬が飼い主に飽きている時にする仕草や態度3選
では、犬が飼い主に飽きてしまっている時、どのような仕草や態度を見せるのでしょうか。以下のような仕草や態度が見られる場合は、愛犬への接し方や向き合い方を見直し、再度信頼を回復する努力をしましょう。
1.呼びかけても反応がない(薄い)
今までは「〇〇」と名前を呼ぶとパットこちらを向き、すぐに近寄ってきた愛犬。しかし、最近呼びかけても無視をしたり、ちらっと横目でこちらを見るだけで、近寄ってくる様子を見せなくなった…ということはありませんか。
犬は飼い主がかまってくれないという状況が続き、飼い主に飽きてしまったり、飼い主との生活に退屈さを感じてしまうと、このように飼い主への態度が悪くなり、呼びかけへの反応が薄くなる傾向があります。
今まではたくさん遊んでくれて、たくさん愛情を注いでくれていた大好きな飼い主だからこそ、すぐに反応していたのです。愛情が感じられなくなれば、犬も冷めた目で見てくるようになるのは当然です。
2.指示を聞かなくなる
上記で飼い主に飽き、飼い主との生活に退屈さを感じることで、飼い主への愛情が冷めてしまうことがあると話に出ました。飼い主への愛情は、信頼に大きく関係してきます。愛情が冷えてしまえば、信頼は失われるといっても過言ではありません。
犬が指示を聞くのは「この人は信頼できる」「頼もしい」と感じる相手のみです。そのため、犬が飼い主に飽きてしまうと、今まで些細な指示も聞いていた犬であっても、飼い主の指示を聞かなくなることが多々あります。
「おいで」「待て」「おすわり」など、基本的な指示動作であっても飼い主に声を無視し、行動に移すようになってしまうため、しつけの上でもトラブルが生じます。
3.いたずらをするようになる
飼い主に飽きてしまうと、飼い主への愛情や信頼が下がってしまい、生活自体にハリがなくなってしまいます。そんなストレスを解消するために、いたずらをする頻度が増える子も多いです。
退屈な日常にスパイスを加えるため、今まで大好きだった飼い主さんに「だめ」と言われていた行動を実行しているのです。もはや飼い主の言うことは聞かないぞというスタンスになってしまっています。
ここまでくると、一からしっかり関係を構築し、信頼を回復し、さらに一からトレーニングを積む必要があります。早急に毎日愛犬との時間を多めに設けるようにし、関係修復に努めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。皆さんの愛犬は、今回紹介したような仕草や態度が見られませんか。もしも1つでも心当たりのある方は、愛犬が飼い主との生活に飽きている可能性があります。早めに愛犬との関わり方を見直してください。