犬用ガムの4つの効果
犬のオーラルケアグッズとして推奨される犬用ガム。獣医師の中には犬にガムを噛む習慣づけることをおすすめしている人もいます。
しかし「犬にガムは本当に必要なのか?」「歯磨きをすれば良いのでは?」と感じている方もいらっしゃるでしょう。必要性に疑問を持つ方はぜひ犬用ガムの効果について知ってください。
1.歯垢を取り除く
犬にガムを与える1番の目的は歯垢除去のためです。犬の歯垢は3日ほどで歯石になることがあり、放置すると歯石の付着や歯周病につながってしまいます。
食後に犬用ガムを与えると歯磨き効果をもたらし、歯垢を取り除くことができるのです。
おやつ目的で与えるガムは歯垢の除去を目的としていませんが、歯磨き用ガムは歯垢除去が目的であるため違いはありますが、どちらも虫歯や歯周病の予防効果を果たします。
2.口臭予防
「愛犬のお口が臭い…」と感じる時は、口内に雑菌が繁殖している可能性があります。とくに歯磨きを嫌がる犬は清潔なお口の中の環境を保つのが難しいものですね。
そこで活躍するのが犬用ガムです。とくに歯磨き用ガムには、歯の表面についた歯垢をしっかり取り除き口臭を防ぐ効果があるので大変おすすめ。犬にガムを噛む習慣をつけることが口臭予防につながります。
3.唾液の分泌を促進させる
犬にガムを与えることは、口腔内の唾液の分泌を促す目的も果たします。唾液が増えると歯垢や雑菌の抑制につながり、お口の中だけでなく内臓への影響も軽減させる効果をもたらすのです。
とくに犬用ガムは奥歯で噛ませるようにすると、犬の唾液腺の分泌を促進することができます。ガムを噛む習慣をつけることは結果的に犬の寿命を延ばすことにつながるので、犬にガムは必要であるといえるでしょう。
4.ストレス抑制
歯の健康を保つ効果のほかに、犬用ガムにはストレス抑制効果もあります。犬にガムを与えるとガブガブ夢中になって噛みますよね。
犬も人間のように噛む動作をするとストレス解消になるので、できるだけ長い時間噛み続けられるガムを与えることをおすすめします。
犬用ガムの選び方のコツ
犬用ガムには大きさ・味・素材など迷ってしまうほどさまざまな種類があります。適したガムを選ばないとかえって歯に悪影響を及ぼしたり、丸飲みをしてしまうといった危険性もあるので注意しなければなりません。
愛犬にガムを与える際には、次のポイントを押さえて選びましょう!
適度な硬さを選ぶ
犬の歯はイメージするよりもろく、硬いガムを噛むと歯が欠けたり割れてしまうことがあるので要注意。最も歯垢除去を果たすほどよいガムとは、噛むと繊維状になり、歯の表面やすき間に残ったカスをかき出してくれるタイプです。
ストレス解消目的にガムを与える場合も、硬さをしっかりチェックして与えてください。
犬に合うサイズを選ぶ
大中小さまざまなサイズのガムがありますが、犬のお口に合わせて選ぶことが重要です。とくに小さすぎるガムを与えてしまうと誤飲の危険が出てきます。
大きな口を開けなくても、しっかり奥歯で噛める適度なサイズのガムを選んでください。
アレルギーもチェックする
もし愛犬にアレルギーの不安がある場合は成分もしっかりチェックしてください。
ガムには牛やミルク成分など、タイプによって含む内容が異なります。与えて良い月齢も確認をして愛犬に合うガムを選びましょう。
まとめ
愛犬にガムを噛む習慣をつけると歯の健康維持に大いに役立ちます。ぜひ犬に合うガムを選んでお口の清潔を保ちましょう。
歯磨きが苦手なワンちゃんほどガムの必要性は高いです。もちろん歯磨き習慣も続けた上でガムを活用してくださいね!