犬の行動に現れる『老化現象』5選!いつもの生活から改善すべきところは?

犬の行動に現れる『老化現象』5選!いつもの生活から改善すべきところは?

一般的に、犬は7歳を超えるとシニア期に入ると言われています。そのため、7歳を超えたあたりから、なんとなく愛犬が老いていると感じる飼い主も多いです。今回は、犬の行動に表れる老化現象と改善すべき生活ポイントを紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の行動に表れる老化現象とは?

床に寝そべるシニア犬

犬は7〜8歳になるとシニア期に入る子が多いです。この時期から、徐々に体や行動に衰えが見え始め、飼い主も「歳取ってきたな」と感じることが多いでしょう。

ここでは、犬の行動に表れる老化現象の具体例をいくつか紹介します。

1.高いところから飛び降りるのを躊躇する

老化が始まった犬によく見られる現象の1つに、高い場所から下りることを躊躇するような様子を見せるという行動の変化が挙げられます。

今まではベッドやソファーの上から問題なくピョンと飛び降りていた愛犬が、ある時期から飛び降りる際に「どうしよう」と言うように躊躇するような様子を見せるようになった…という話はとても多いです。

また、躊躇した後に飛び降りた結果、足腰に負担がかかってしまい「キャン!」と悲鳴のような鳴き声を上げるケースも珍しくありません。

足を痛めたり、重症化すると骨折などに繋がる危険性もあるので、躊躇している様子を見せているときは介助してあげましょう。

2.歩き方がゆったりする

若い頃はピョンピョン飛び跳ねるように辺りを駆け回っていた愛犬が、ある時期を境にあまり走らなくなったり、歩く速度や歩き方がゆったりとして見えるようになったりといった変化も老化現象の1つです。

犬自身も老化を感じているため、足腰に負担がかからないように走ることは避け、歩くときも慎重にゆったりと歩くことが多くなります。

散歩などでもゆったりと歩く姿が見られるようになるので、飼い主は「早く歩いて」などと急かしたりせず、のんびり負担のかからない範囲で散歩を楽しみましょう。

坂になっている場所、でこぼこ道、砂利の多い道などは関節に負担がかかります。できるだけ避けるようにしましょう。

3.食事量が減る・好みが変わる

シニア犬の食事介助

高齢化した犬たちは、今までたくさんごはんを食べていた犬であっても、食事量が減ってしまうことがあります。稀に、突然食事量が増える子もいますが、これも老化現象の1つだと考えられています。

また、食に対する好みが変わるケースも少なくありません。特に、今まで当たり前のように食べていたドライフードを好まなくなり、ウェットフードを好むようになる犬は多いです。これは、消化が良いことや噛む際に必要となる顎の筋力が落ちてきていることが関係しています。

無理に今までの食事を続けていると、体に負担がかかってしまう恐れがあるので、愛犬が躊躇するような姿を見せたら、年齢に適したドッグフードやトッピングを変えてみましょう。

4.段差を避けるような行動をする

散歩の途中でちょっとした段差や排水溝を躊躇したり、避けるような行動が見られるのも老化現象の1つです。

今までは何てことないようにタッタッと段差を降りたり、網の張られている排水溝の上をピョンと飛び越えたりしていた犬も、シニア期に入ると足腰への負担を考えて、段差を降りたくなさそうな様子を見せたり、排水溝は飛び越えず避けるようになったりします。

散歩のルート上にどうしても段差や階段がある場合は、無理に自分で下らせるのではなく、飼い主が抱っこして下りてあげましょう。

5.睡眠や休憩時間が増える

眠そうなチワワ

以前よりも明らかに寝ている時間や横になって休んでいる時間が増えたという老化現象を感じる飼い主も多いです。「なんだか元気が無くなったように見える」と心配になるかもしれませんが、これはごく自然な現象です。

歳をとるごとに体力が低下していくため、体力を回復させるために休息は必要不可欠です。「休んでいる時間が長すぎる」と無理に起こしたりせず、のんびり休んでいる時はそっと見守ってあげてください。

普段の生活で改善すべきポイントを解説!

散歩をするシニア犬

シニア期に入った犬は、上記で紹介したような老化現象が数多く見られるようになります。ここでは、老化現象が見られるようになったシニア犬が安全に生活できるよう、生活で改善すべきポイントを紹介します。

  • フローリングには転倒防止のマットを敷く
  • ソファーなどの段差にはペットステップを設置
  • ごはん皿は首を痛めないよう高さを調節する
  • ドッグフードのタイプを消化の良いウェットタイプに変えてみる
  • 寝ている時間が多い犬はベッドのサイズを大きくする
  • 散歩は無理のない範囲で行う
  • 散歩ルートはなるべく段差の少ないルートを選ぶ

家の中であっても安全とは限りません。フローリングはツルツル滑りやすいですし、ソファーの高さであっても、シニア犬にとっては足腰に負担がかかりやすいです。そのため、こうした細かい場所にも配慮してあげることが大切です。

また、横になって休む時間が多くなってくると、足を伸ばして眠る時間も多くなります。シニア犬にとって、丸くなる体勢が辛いと感じる犬も出てくるので、今まで使っていたベッドよりも少し大きめのベッドを用意してあげると快適に休めます。

まとめ

公園で嬉しそうなシニア犬

いかがでしたでしょうか。愛犬がシニア期に入っている場合は、上記のような老化現象が見られていないか確認し、それぞれの愛犬に合った適切な配慮を施すようにしてください。特に足腰に負担がかかりやすくなるので、フローリング対策は重要です。

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