愛犬に信用されなくなる原因は?
愛犬に信頼される飼い主になるためには、まず信用される飼い主にならなくてはいけません。
しかし
- 嘘をつく
- 体罰を与える
- 大声で怒鳴る
- 無理強いをする
- その時の気分で態度を変える
といった飼い主さんの行動が原因で、愛犬に信用されなくなることがあります。
そして飼い主さんを信用していないことは、愛犬の仕草や態度に表れます。もし愛犬から信用されていない場合、そのことに早く気づけるようにしておくのは大事なことです。そこで今回は、犬が飼い主のことを『信用していない時』にする仕草や態度をご紹介したいと思います。
犬が飼い主を『信用していない時』にする仕草や態度
1.目をそらす
ふとした時に愛犬と目が合うのはよくあること。その時に愛犬がプイとそっぽを向いてしまったり、目をそらしたりすることが多いのなら、飼い主さんのことを嫌っているか、信用していない可能性があります。
犬は大好きな人や信用している人と目が合うと、うれしそうにじっと見つめてきて愛情を伝えますが、その反対の人に対してはそっぽを向いたり、目をそらしたりして「関わりたくない」というサインを出します。
2.真顔でじっと見つめる
犬が飼い主さんの目をじっと見つめるのは愛情表現のひとつですが、その表情が真顔である場合は、信用していない飼い主さんの行動を監視していると考えられます。「何をするか分からない人」と警戒し、目を離さずに行動を探っているのです。見つめるのは目ではなく、体や足元であることもあります。
愛情表現として見つめる時は、目を輝かせて笑顔のような表情をしているので、愛犬が見つめてきたら表情をよく観察してみましょう。
3.呼んでも反応しない
愛犬を呼んだ時、どういう反応をしますか?いつでも「お呼びでしょうか?」という感じですぐに駆け寄ってくるのなら、信用されています。「飼い主さんに呼ばれると楽しいことがある♪」と、信じているのです。
もし耳が遠くなった老犬というわけでもないのに、呼んでも無反応なら要注意です。飼い主さんを信用していないために「そばへ行ったら何か嫌ことをされるかも…」または「言うことを聞きたくない」と思って無視しているのかもしれません。
4.触ろうとすると嫌がる素振りを見せる
基本的に犬は、大好きな人や信用している人に撫でられるのが大好き。愛犬が飼い主さんのことを信用しているのであれば、触ろうとした時には喜んで触らせてくれるでしょう。自分から仰向けになって「お腹撫でて~♡」とアピールすることもあります。
では、飼い主さんを信用していない場合はどうでしょうか。信用していない人に手を近づけられるのは、何をされるのか分からず不安なものです。また、信用していない人には触られたくないという気持ちもあるでしょう。そのため触ろうとすると唸る、そっぽを向くなど嫌がる素振りを見せます。
5.触ると固まる
大人しい性格の犬は、飼い主さんのことを信用していなくても、素直に触らせてくれることがあります。ただし、全身を緊張させて固まっています。表情は不安げで、目も合わせようとしません。触らせてはくれているものの「本当は嫌」と思っている状態です。
ちなみに信用している人に触られている時はどうかというと、全身の筋肉が緩み、柔らかい感触です。顔つきも緩み、リラックスしているのが分かります。
6.近くに座ると離れていく
愛犬がのんびりと寝そべっている時に飼い主さんが近くに座った場合、そのまま動かずにリラックスしていたり、寄り添ってきたりするのは、飼い主さんのことを信用している証拠。「絶対に嫌なことをしない人」と信じていて、そばにいても安心な存在だと思っています。
反対に、飼い主さんが近くに座るとすぐにその場から離れてしまうのなら、信用されていない可能性が高いです。信用していない人がそばにいると何をされるか不安で、逃げてしまうのです。
まとめ
今回は、犬が飼い主のことを『信用していない時』にする仕草や態度を6つご紹介しました。愛犬がご紹介した仕草や態度をよく見せるのであれば、信用されていないのかもしれません。愛犬に信用されていないと感じる場合は、まずその原因を探り、それを改めるように努めましょう。そして愛犬の気持ちを尊重しながら、少しずつ信用を積み重ねていくことが大切です。