犬が飼い主に伝えたいと思っている『感謝の言葉』3選

犬が飼い主に伝えたいと思っている『感謝の言葉』3選

私たち人間には、『感謝』という感情があります。そして、時にはその感情を「ありがとう」という言葉で人に伝えます。では、「人間の最良の友」と言われている犬はどうでしょうか?愛犬は、私たちに対して『感謝』という感情を持っているのでしょうか?もし、そんな感情を持っているとしたら、どんな『感謝の言葉』を伝えたいと思っているのでしょうか?

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犬に『感謝」の感情はない?

笑っているジャックラッセルテリア

「感謝」とはどんな感情なのか?

『感謝』とは、「ありがたい」と感じる気持ちのことです。「ありがたい」と感じる時、心が温かく解れるような気持ちになったり、心が弾んだりと言った感情の動きが生じます。

人間なら、その感情が生まれる原因を作ってくれた相手に対して「ありがとう」という言葉でお礼を言います。つまり、『感謝』と『ありがとう』はセットと考えていいのではないでしょうか。

犬には『感謝』の感情はない?

では、犬の場合はどうでしょう。『感謝』の気持ちを「うれしい気持ちにさせてくれた」「緊張した状態から解放してくれて安心させてくれた」という時にも感じるのであれば、犬にも『感謝』という感情があるように思います。

けれども、犬に私たち飼い主に対して「感謝の言葉」を伝えたいと願っているとは全く思いません。

与えられた恩恵に対しての対価が「ありがとう」という感謝の言葉だとするなら、犬には「ありがたい」という概念がないように思うからです。

犬が『感謝』を感じている時の感情とは?

ご飯がおいしくて嬉しい、散歩に行けるから嬉しい、飼い主さんが遊んでくれて楽しい、家族が一緒にいてくれて安心する…など、なにも緊張せず、無防備で心が弾むような状態が犬にとって「幸福」を感じる状況だと思います。

その幸福感は、飼い主さんがいるからこそ得られるものだと犬はちゃんと知っています。犬が飼い主さんに対して『感謝』を感じる時は、幸福感を感じている時ではないでしょうか。

犬が飼い主に伝えたいと思っている『感謝の言葉』3選

飼い主さんの女性のほほを舐める犬

1.大好きな気持ちを受け取ってくれてありがとう

私たち飼い主の姿を目で追い、名前呼ぶと駆け寄ってきて、尻尾を振ること、飼い主さんの体のどこか一部に触れた状態でまどろむこと…それらの行動は犬が、飼い主さんに対して見せる愛情表現です。

言いたいことを言って、したいことをすればストレスが溜まらないのは犬も人間も同じです。

犬が甘えたいときに甘えられて、「大好き!」と伝えたいときに存分にその感情を爆発させても、飼い主さんはそれを笑顔で受け止めてくれれば、犬は満足感を感じます。そして、それこそが犬にとっての幸せなのです。

全力で愛することを受け止めてくれることが愛犬の心を幸せな満足感でいっぱいにしてくれるから、愛犬は飼い主さんへ「ありがとう」ではなく、「大好き!」と全身で感謝の気持ちを伝えてくれます。

2.楽しい時間に一緒にいてくれてありがとう

ドッグランに行って遊んだり、散歩に出かけてお友達の犬や外のニオイを嗅いだり、飼い主さんと遊ぶ以外にも、愛犬にとって楽しいことはたくさんあります。

けれども、ドッグランに行くのも、散歩に行くのも常に飼い主さんが一緒です。愛犬が楽しんでいる姿を見ている時、きっと飼い主さんも微笑んでその姿を見ていることでしょう。

犬は、人間の表情を見て、その感情を察することが出来るという能力があります。

ですから、犬は自分が楽しく遊んでいる時、飼い主さんが微笑んでいたら「一緒に楽しんでる!」と思うはずです。犬はそれが楽しく、嬉しいのです。

『感謝の言葉』を強いて推測するとすれば、「楽しい時間に一緒にいてくれてありがとう」ではないでしょうか。

3.安心して眠れる場所を与えてくれてありがとう

飼い主さんの側で眠っている愛犬の姿や表情を見ていれば、何も緊張せず、安心して眠れることがどれだけ幸せなことか、お分かりになると思います。

もしも『感謝の言葉」を伝えたいと思っているとしたら、「安心して眠れる場所を与えてくれてありがとう」かも知れません。

まとめ

男性と犬とボール

私たち人間は、よほど特別な能力がない限り、犬の感情を人間の言葉として理解することは出来ません。

ですから、今回の「犬が飼い主に伝えたいと思っている『感謝の言葉』」についての記事は、全て私の妄想で、なんの根拠もありません。

むしろ、私は愛犬から『感謝されている』ように感じたことは一度もありません。日々、感じるのは「大好きでたまらない、離れたくない」という子どもが親を恋しがるような愛情と「側にいてくれるだけで幸せ」という満足感です。

犬と言う動物は、本当に痛々しいほど愛情深い動物だと思います。

例えば、家の中で愛犬を飼育し、我が子を育てるように愛犬に接している飼い主さんもいれば、一日中外に繋がれて、食事と散歩の時以外に飼い主さんと接することもない犬もいます。

私たち人間の価値観だと、外で飼育されるよりも、家の中で飼い主さんや家族と一緒に過ごせる犬ほうがより多く愛情を感じていて、幸せだろうと考えがちです。

ところが、他人からどんなに愛情薄い飼育環境に置かれているように見えても、飼い主さんと一緒に散歩している犬は、満足そうで飼い主さんがいる自分を誇っているように感じられます。

もしかしたら、犬という動物は、愛されるよりも何かを愛することで満たされる動物なのかも知れません。

そうだとするなら、犬が私たち飼い主に対して伝えたい『感謝の言葉』とは「私にとっての幸せは、あなたを愛することです。

あなたが私の側にいてくれるから、私はあなたを愛することが出来ます。私に愛する対象を与えてくれてありがとう」ではないか…と思うのです。

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