そもそもドッグフードの栄養バランスって?
普段の食事は市販のドッグフードを与えているというご家庭も多いのではないでしょうか。ドッグフードにもさまざまな種類がありますが、そもそもドッグフード自体の栄養バランスはどうなっているのか疑問に思ったことはありませんか?「ドッグフードだけ食べていて本当に大丈夫なのかな」と不安になったことはないでしょうか。
結論から言ってしまうと、心配御無用。「総合栄養食」という名前のついているドッグフードはわんこに必要な栄養バランスをしっかり考えて作られているので、それだけ食べていれば栄養不足になることはありません。
人間と同様に考えると「市販品より手作り食のほうが栄養豊富で良い」と思ってしまいがちですが、むしろ手作り食でわんこの栄養バランスを完璧にカバーするほうが至難の業です。
ベターを目指すならローテーションを
とはいえ、それぞれのドッグフードで多少の栄養バランスの偏りが出てしまうのはさけられないことです。もちろん健康に害が及ぶような偏りではないものの、ドッグフードやメーカーによってはクセが出てきてしまいます。
より栄養バランスを重視したいという場合にオススメなのが、与えるフードの種類を1つに固定してしまうのではなく、いくつかの種類のフードをローテーションで与える方法です。こうすると栄養バランスのクセを補い合うことが期待できます。
おいしくて栄養満点!おすすめトッピング
とはいえフードだけじゃ味気ないし、健康維持や増進のことも考えて特別に補いたい栄養があるという人もいますよね。そんなときにおすすめのトッピング食材をご紹介します。
1.ヨーグルト
ヨーグルトは腸内環境を整えてくれる代表的な食品の1つです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が体内の悪玉菌を退治してくれる効果は、わんこの場合も人間と同様です。乳製品が好きなわんこは多いですが、牛乳をそのまま与えてしまうと乳糖不耐症で下痢になってしまうわんこも少なくありません。
その点、ヨーグルトは発酵の過程で乳糖を一部分解しているので、お腹を下す心配も少なくなります。乳製品好きなわんこは多いので、わんこが喜んでくれるという点でもオススメです。
2.アマニ油・フィッシュオイル
最近、人間の食事管理においてもアマニ油などの不飽和脂肪酸を含む油が注目されていますよね。不飽和脂肪酸の中でも特にオメガ3脂肪酸と呼ばれる栄養素は、わんこにとっても注目すべき成分です。
わんこの平均寿命が伸びるに従って、わんこの認知症が問題となってきていますが、オメガ3脂肪酸は認知症の予防・治療に良いとされているのです。
3.しじみ汁
貝のお出汁がしみ出たしじみ汁は、人間が飲んでもとても美味しいですよね。意外に思われるかもしれませんが、しじみ汁もわんこのフードのトッピングにすると絶大な効果を発揮してくれます。
しじみに含まれるオルニチンは肝機能や腎機能の活性化を、タウリンは心臓や目の健康を、亜鉛は免疫力の向上を手助けしてくれます。しかもいったん冷凍して解凍することで効果が増すというのも嬉しい点です。適温に温めてフードにかけてあげると、香りが立つので嗜好性も上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?注意したいのは、トッピングをする場合にはフードの量をいつもより減らすことです。いつもの量のままでトッピングまで加えてしまうとカロリー過多になりかねません。愛犬の健康を考えながら、さまざまなトッピングで食事を楽しませてあげたいですね。