犬の脳を刺激する『散歩の仕方』5選!マンネリ化させないための工夫とは

犬の脳を刺激する『散歩の仕方』5選!マンネリ化させないための工夫とは

毎日行く散歩は、どうしてもマンネリ化しがちです。だらだら散歩するだけでは、犬自身も満足できず、質の悪い散歩になってしまいます。今回は、散歩の質を高めるポイントをいくつか紹介していきます。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

散歩は犬の脳に刺激を与える効果も!

リードをくわえる犬

犬にとって散歩はとても重要な日課です。外を満喫できる時間でもありますし、運動をする時間でもあります。

外を楽しむ散歩には、犬の脳を刺激する役割もあります。外に出て様々な音を聴き取り、匂いを感じ取り、他の人や犬と触れ合うことで、新たな刺激を受けることができます。

この刺激は犬の好奇心を刺激したり、社会的な動物としての欲求を満たしたりして犬の満足感につながります。脳への刺激はどんな犬にでも必要ですが、特に高齢犬であれば認知症の進行を遅らせることにもなるかもしれません。このように、散歩には運動以外にも様々な要素が含まれているのです。

マンネリ化防止!犬の脳を刺激する散歩のポイントは?

散歩を楽しむ犬たち

犬の散歩の質を良くすることは、犬の脳を刺激することにもつながります。犬の欲求を満たしてあげられるような良質な散歩をするためには、以下のような変化を積極的に取り入れてみましょう。

1.違うルートを散策

毎日同じルートを散歩している方は多いと思います。犬によっては警戒心が強い犬や臆病な犬もいるのでこのような性質の強い子には、毎日同じルートを散歩した方が安心感があって良いでしょう。

しかし、そうではない犬にとっては毎日同じルートでの散歩は全てが分かりきっていて刺激が少な過ぎることがあります。毎日同じルートではなく、週に1〜2度でもいいので違うルートでの散歩もしてみましょう。飼い主さんもいつもと違う道の散策を楽しむつもりで歩いてみると、新たな発見があるかもしれません。いつものルートを逆周りに散歩するだけでも、違う刺激を受けることができるでしょう。

2.散歩に行く時間帯を変えてみる

夜の街を散歩する女性と犬

散歩のルートを変えるだけではなく、散歩に行く時間帯を変えることも新たな刺激となるでしょう。時間帯が変わるだけでも景色や匂い、聞こえる音が違います。

例えば、早朝に行っていた散歩を少し遅くして9時台に行ってみたり、夕方に行っていた散歩を夜7時頃に行ってみたりするだけでもいいのです。犬にとっては「いつもと違うぞ?」とワクワクすることでしょう。ルートの変更と同じで、時間を変えたことで不安を感じる性格の犬の場合には、犬が不安を感じない「いつもの時間」に散歩に行ってあげると良いでしょう。また暑い季節は、気温だけではなく地面の温度も気にかけ、飼い主さんにとっても犬にとっても熱中症の心配がない時間帯に散歩に行きましょう。

3.犬が興味を示している場所は十分に嗅がせる

散歩の途中でところどころ立ち止まり、執拗に匂いを嗅ぐ犬もいます。これは嗅覚が優れていて匂いで多くの情報を得ている犬にとって、本能的欲求による行動です。また犬は社会性をもっているため、好奇心や他の犬のことを知りたいという欲求があり、匂いを嗅ぐことはそれを満たすことにもなります。

興味のある匂いを嗅ぐことで、ここをいつ誰が通ったのかなど情報収集をしているのです。これは犬にとって非常に重要なことなので「早く!」と急かしたりせず、満足のいくまで十分匂いを嗅がせてあげる時間もとってあげてください。

もちろん、犬が匂いを嗅ぎだしたら毎回犬が満足するまで待つということではありません。全く匂いを嗅がせないでさっさと歩いていく時もあれば、少しだけ匂いを嗅ぐのを待ってあげるけど早々に切り上げる時もあって良いのですが、状況と時間が許せば、犬が満足するまで匂いを嗅がせてあげる時も作ってあげましょうということです。

4.他の犬や人と触れ合う時間を作る

挨拶する柴犬とビーグル犬

散歩の途中で他の犬や人と出会うことはよくあります。飼い主さんによっては、他の飼い主さんや犬と交流を持つことを苦手と感じる人もいるでしょうが、自分の犬が他の犬に興味を示している場合は、必ず相手に一声かけて承諾を得てから交流させてあげるのも良いでしょう。

犬同士が交流することで、犬同士だからこその人間との触れ合いとはまた違った経験をすることができますし、飼い主さん以外の人や犬と触れ合うことは脳に良い刺激となるでしょう。

もちろん愛犬が嫌がっていたり怯えている場合は、無理に他の犬や人に近寄らせてはいけません。あくまで犬が興味を示していて、相手の犬の飼い主も承諾し、相手の犬も嫌がらずに受け入れてくれる場合にのみ交流させてあげることができます。

また、犬は必ずしも飼い主以外の人や犬と仲良くしないといけないわけではないので、自分たちに興味のある犬が近寄ってきても自分の犬が嫌がっているようならば、近寄ってもらうことをきちんと断りましょう。飼い主さんに承諾を得ることなく犬を近づけてくるのはマナー違反ですので、そのような犬がいた場合にはまずは自分の犬を守ることを考えましょう。さらに、自分の犬が苦手としているのに「他の犬とも仲良くしてほしい」と飼い主さんが思い、無理やり犬との交流を持たせるのもよくありません。人間にも社交的な人から内向的で初対面の人との会話が苦手な人がいるように、犬にも色々な性格の犬がいます。犬ごとの性格を尊重した、散歩の仕方と他の犬や人との交流の持ち方をしてあげましょう。

5.散歩中に『指示』『褒める』を取り入れる

散歩中にただ歩いて散策するだけでは、マンネリ化してしまうでしょう。ちょっとした刺激を取り入れるには、飼い主さんが思わぬ場所で何かしら指示を与えそれに応えた愛犬を思い切り褒めてあげる流れを取り入れてみてはいかがでしょう。

普段何気なくやっている「待て」「お座り」だけでも良いのです。散歩中に、いつもそんなことをしない場所で突然指示されたら犬もびっくりしたり戸惑ったりするでしょうが、それが良い刺激となることもあります。また飼い主の指示に従ったら褒められたという事実が、犬に嬉しい刺激を与えてくれます。それだけではなく、いつもとは違う場所でも指示に従う練習にもなり、いつどんな状況でも指示に従えることにつながるでしょう。

まとめ

アイコンタクトを取りながら散歩を楽しむ女性と犬

いかがでしたでしょうか。散歩はう日課なので、どうしてもマンネリ化しがちです。少しでも愛犬がより満足できる散歩にするために、今回紹介したようなポイントを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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