犬は愛情深い動物♡飼い主の言動には敏感
犬は古くから人間と共存してきた動物です。また、仲間意識の強い動物なので、家族をとても大切にし深い愛情を注いでくれます。そんな犬たちを愛する人はとても多いですよね。しかし犬は感情豊かな動物なので、仲間意識が強いからといって何をされても愛情を注ぎ続けてくれるわけではありません。家族の言動に敏感に反応するからこそ、不快な行動を続けられると絆が一気に崩壊してしまうこともあるのです。
犬との家族の絆が崩壊してしまう絶対NG行為5選
仲間意識が強く家族への愛情が深い犬たち。しかし、その愛情は無限ではありません。家族のどのような行為が犬との絆を崩壊させてしまうのでしょうか。1.感情的に怒鳴りつけたり暴力を振るう
犬を叱る際、感情的に怒鳴りつけたり暴力を振るう行為は絶対に禁物です。暴力は例えしつけのためであっても虐待行為になりますし、犬に大きなトラウマを作ってしまいます。
また、感情的に大きな声で怒鳴りつけても、しつけには良い影響を与えません。ただ支配的に怒鳴る行為は、犬に「怖い」という恐怖心だけを植え付け、「何がダメで叱られているのか」を学ぶ機会を奪ってしまうのです。
犬を叱る際は、なるべく冷静にピシッと「だめ」と一言伝え、その後は黙々と後片付けなどを行い、一定時間(約10〜20分ほど)構わない方法が効果的です。
2.大きな声で驚かしたり邪魔をする
愛犬の可愛い反応が見たいという理由だけで、「わ!」と大きな声を出したり背後から突然触ったりして、驚かす行為を楽しんでいる飼い主を時々見かけます。特にSNSが盛んな現代に多く見られるようになりました。しかし、こうした驚かす行為は犬にしてみると脅威に感じるのです。元々警戒心の強い動物ですし、聴覚が優れている犬にとって突然の大きな音は強いストレス要因となります。
このストレス要因を信頼しているはずの家族から受けることで、気が休まらなくなり、次第に絆が崩壊してしまう原因となります。可愛い反応を見たいからとは言え、愛犬を怖がらせる行為はやめましょう。
3.嫌がっているのにしつこく追い回す
意外と飼い主がやりがちなNG行為に、愛犬が嫌がって逃げているのに追いかけ回してスキンシップを求める行為があります。心当たりありませんか。
例えば、愛犬がわざわざ家族から離れた場所にいるのに「拗ねているのかな?」と追いかけてスキンシップを求める行為が当たります。わざわざ離れているということは、1匹でのんびり過ごしたいと思っているサインなので、無理に構ってはいけません。
また、小さなお子様がいるご家庭では、可愛い犬に興味を示して追いかけ回してしまう光景が度々見られます。これは犬にとって強いストレスとなるので、お子様に「ダメだよ」と諭したり、別々の空間で過ごさせるなど工夫してあげてください。
4.愛犬との時間を設けない
仕事が忙しくて、なかなか構ってあげられないという飼い主も多いですが、必ず1日10〜20分でもいいので、愛犬とだけ向き合うコミュニケーションタイムを設けてください。同じ空間にいるのに大好きな飼い主に構ってもらえない時間は、犬にとって不安を感じます。構ってもらえない状況に強いストレスを感じ、中には自傷行為を繰り返すようになってしまう例もあるほどです。
構ってもらえない状態が続くと「飼い主は自分のことを嫌っているのかも」と勘違いするようになり、いつの間にか絆が崩壊している可能性もあります。
5.期待を裏切るような行為
こちらも「愛犬の可愛い反応が見たい」という理由で、飼い主がついやってしまいがちないたずら行為です。お菓子があるように見せかけて「どっちだ」のような遊びは1回や2回はやったことがあると思います。最後にはちゃんとお菓子をあげて終了するならば信頼関係は壊れないでしょう。だましたままで何もあげなければ、純粋で素直な犬からすれば立派な裏切り行為となります。
また、「散歩に行こう」と期待させておいて、こちらの都合で散歩に行かないといった行為も当てはまります。飼い主に悪気はなくても、犬からすれば「嘘をつかれた」と感じてしまうため、こうした言動も慎みましょう。