他人に言われた嫌な言葉
1.何の病気なの?
病気が原因で毛が抜け落ちて薄くなったり、ケガや事故が原因で足を引きずって歩くことがあります。
心配して下さるのかもしれませんが、愛犬の体の状態を見て「何の病気なの?」という言葉は嫌な気持ちになります。
治療中です。病気と闘っています。治らないとわかっています。つらい気持ちを抑えて楽しく過ごそうと頑張っています。
そんな時に病気という言葉を言われると、悲しい気持ちになってしまいます。
飼い主と知り合いではなく、偶然に道ですれ違った他人である時は、本当に心配して下さるのであれば何も言葉をかけてもらわない方が嬉しいです。
2.怖い
犬は可愛らしい小型犬ばかりではありません。体の大きな犬もいます。強面な犬もいます。見た目だけで「怖い」という言葉を言われると嫌な気持ちになります。
理由もなく噛みついたりしません。強そうな見た目をしていても繊細で優しく穏やかな性格です。人が大好きで「構ってくれるかな?」「仲良くなれるかな?」と見つめることがあります。
威嚇しているわけではありません。攻撃することはありません。怖いと思う気持ちは犬にも伝わってしまうので言葉にはしないでほしいです。
3.臭い
犬には独特なニオイがあります。「臭い」という言葉で表現されると嫌な気持ちになります。
トリミングしたばかりのシャンプーの華やかな香りは数日しか持ちません。体臭がきついからといってお手入れされていないわけではありません。
不潔なわけではありません。毎日できる限りのお手入れをしていますが無臭にすることはできません。犬独特なニオイは他人には強く感じられてしまうものです。
4.デカくない!?
超小型の犬種を見て「デカくない!?」と言われると嫌な気持ちになります。平均よりも体の大きな犬もいます。
同じ犬種と性別でも個体差があります。小さい方が可愛いと思われるのかもしれませんが、デカいという言葉は飼い主を傷つけます。せめて「大きいですね」と言ってほしいです。
超小型犬や小型犬の中には、人が飼いやすいように小さく改良された犬種が多くいます。元となった犬が中型犬や大型犬であると、遺伝的に大きな体で生まれてくることや成長することがあります。
小さいことが当たり前だと感じていると変だなと思われるかもしれませんが、言葉にはしない方が良いです。
5.何で歩かせないの?
愛犬を抱っこして散歩することがあります。事情があって抱っこしています。「何で歩かせないの?」と言われるとムッとしてしまうことがあります。
病気やケガの治療中で歩くことはできないけれど、気分転換のために外に出たのです。老犬で体力がなく、歩いたり抱っこしたりを繰り返しながら散歩することがあるのです。
お散歩が嬉しくて遠出してしまい、帰り道で疲れてしまうことだってあります。散歩スタイルは犬それぞれです。
歩きたくても歩けない事情を抱えた犬もいます。他人がわざわざ理由を知る必要はないはずです。
6.しつけがなっていない
犬に吠えられて「しつけがなっていない」と言う人がいますが、しつけの問題ばかりではありません。
他人が近づき触れようとすると吠えることがあります。警戒して吠えるのです。恐怖や身の危険を感じて「近づくな!」と吠えるのです。
飼い主からするといきなり近づいてほしくありませんし、許可なく愛犬に触ってほしくありません。吠えられて当然の行為をしたのです。
まとめ
愛犬を擬人化するわけではありませんが、犬を見下すような他人の言葉に傷つくことがあります。他人にはペットでも。飼い主には家族や我が子です。
犬が苦手な人がいることは理解しています。排泄物を持ち帰らない飼い主によって気分を悪くされる人がいることも理解しています。
マナーの悪い飼い主を見かけたら、直接注意して構いません。
お散歩は、犬と飼い主がコミュニケーションをする時間です。他人であり、ただ道ですれ違う時は「こんにちは」と挨拶だけしてもらえると有り難いです。