「タッチ」にはどんな意味がある?
飼い主に向けて何か要求があると、犬は前足を器用に使い、優しくタッチして知らせます。
上目遣いで瞳をキラキラさせて真剣に見つめられたら…喜ぶ顔が見たくて、つい何でも受け入れてしまいそうになります。
その気持ち、凄くよく分かります!甘えるときの愛犬ってとても可愛く見えますよね。
しかし、際限なく言いなりになってしまうのは、犬のためになりません。状況に応じて適切な判断をするのが、飼い主の正しい行動と言えます。
犬が飼い主にタッチする心理
1.「遊んで〜!暇だよー!」
犬は体を動かすのが大好きなので、いつでも楽しく遊びたいと思っています。
飼い主が他のことに夢中になっていると、「ねぇねぇ」と呼びかけるように、前足でトントンしながら自分に注意を向けさせようと必死です。
前足をあげてタッチする仕草は「パピーリフト」と呼ばれており、甘えたい欲求を表現しています。
2.「散歩の時間だよ!早く行こう!」
飼い主が服を着替えたり、袋をガサガサする音が聞こえると、「もしかして散歩かな?」と犬の期待は募ります。
飼い主の体を前足で何度も引っかき、散歩を催促します。
このとき、犬の爪が伸びていると服がボロボロになるので、少なくとも月に1回は爪切りしておきましょう。
3.「何食べてるの?分けて欲しいな♪」
一度でも食事中に食べ物を分けて貰えた成功体験があると、飼い主が無視していてもお構いなしです。
前足で軽く体をつつき、食べ物を貰えるまでおねだりは止まりません。
ただ、根負けしてあげてしまうと、今後も食事中に同じ状況が発生します。
食べ物でもあげて良いもの、悪いものがあるので、与える際は注意しましょう。
他にもある!犬のおねだり術
おねだり上手な犬は、あらゆる行動を駆使して飼い主の気を引こうとします。
タッチ以外のおねだりサインはコチラです♡
《犬のおねだりサイン》
- 飼い主の後ろをついて歩く
- おすわりして「クーン」と可愛く鳴く
- 飼い主の顔を舐める
- 前足で手招きする
- 芸を見せる
おねだりを続けると、そのうち飼い主が構ってくれることが分かっているのでしょう。
いつの間にか、犬に主導権を握られていませんか?
物覚えが良い◎賢く甘える犬種たち
犬種ごと、遺伝的に受け継がれている性格があります。
言うまでもなく個体差はありますが、人の心を理解し、学習する能力に長けているのは事実です。
《学習能力が高い甘えん坊の犬種》
- トイプードル
- パピヨン
- シェットランドシープドッグ
- フレンチブルドッグ
- ゴールデンレトリバー
体の大きさに関係なく、飼い主に甘えたい気持ちはみんな一緒です。成長しても、抱っこやスリスリが好きな犬は多くいます。
皆さんのおうちにいる愛犬はどうですか?
まとめ
犬の「前足タッチ=パピーリフト」は、おねだり・甘える・催促を意味しています。子犬時代の動作の名残ですが、飼い主のことを母犬のように慕っているかと思うと、嬉しくなりますね♡
飼い主から見ても、年齢問わず、愛犬はいつまでも子犬のように可愛くてたまらない存在です。たっぷり愛情を注ぎつつ、思いやりのある優しい心を育てていきましょう♪