犬はトイレの場所を自分で決める?
動物は基本的に綺麗好きですが、犬も元々綺麗好きな動物です。
身の回りが汚れている状態を嫌がるため、出来るだけ寝床から離れた場所をトイレの場所に選びたがるようです。
そう考えると、トイレ一体型のケージはあまり犬の習性にそぐわないような印象を受けます。
特に日本犬は綺麗好きな傾向にある、と言われています。短毛種のため、おしりの周りにウンチが付きにくく、体臭が少ないため、清潔感があるイメージに繋がっているのかもしれません。
やってはいけないNG行為とは?
1.トイレの場所をコロコロ変える
トイレを覚えてくれない原因として、トイレの場所が落ち着かず、気に入らないと感じている可能性があります。
その場合の対処法に「トイレの場所を変更する」方法がありますが、何度も変更しすぎるのは逆効果です。せっかく覚えたのに場所が変わってしまったら、犬の混乱を招きます。
模様替えなどで場所を変えたい場合は、1週間くらいかけてゆっくり移動するようにして下さい。
2.排泄物を放置する
ペットシーツが汚れていると、排泄物で足が汚れるのを避けるために、ペットシーツからはみ出してしまったり、全く別の場所で排泄してしまうことがあります。
不衛生な環境が嫌で排泄を我慢する癖がついてしまうと、膀胱炎を発症するリスクが高まります。
排泄物は放置せず、すぐに片付けるのが鉄則です。
3.ベランダにトイレを設置する
庭がないマンションでは、ベランダを犬のトイレ場所に選ぶ方がいます。室内にニオイが充満しなくて済むというメリットがある一方で、隣人はどう思うでしょうか。
ベランダ越しにニオイが漂ってくるのは不快でしょうし、夏は虫が飛び交う懸念があります。マンションの規約によっては、違反行為に該当します。
また、ベランダでしか排泄しないとなると、留守番のときは自由にトイレが出来なくなります。
犬のためにも良くないので、室内で適切な場所を見つけましょう。
トイレを覚えて貰うには?
飼っている犬がトイレを覚えてくれないと、イライラしてしまう飼い主もいるでしょう。失敗が続くと不安になりますよね。
《トイレトレーニング成功への道》
- トイレは十分な広さを確保する
- 繰り返し教える
- 成功したら褒める
- トイレ以外で粗相をしたら、よく拭き取る
些細なことではありますが、飼い主のひと手間を加えることが、成功に結び付くヒントになります。
是非実践してみて下さい!
ペットシーツを食べるのはどうして?
犬がペットシーツを破いて食べてしまうことは、割とよくある事象です。理由はいたってシンプルで、犬自身はあまり深く考えていないのです。
《ペットシーツを食べる理由》
- 退屈だからかじってしまう
- 単に遊んでいるだけ
- おなかが空いている
ペットシーツは吸水性ポリマーで出来ています。毒性はありませんが、体内で水を吸って膨張すると、体外に排出されにくくなります。
メッシュタイプのトイレを使い、物理的に破けないようにするなど、食べさせない工夫をしながら犬の成長を見守りましょう。
まとめ
トイレの失敗が続いても、決して叱らないようにして下さい。もし体が汚れてしまったら、シャンプーすれば良いだけですよ♪
時間がかかっても、徹底的に犬と向き合ってみましょう。諦めずに教えることで、きっと覚えてくれる日が来ると思います!