大好きだからスリスリしたい!
嫌いな相手に対して、敢えて犬が自ら近付くようなことはあるのでしょうか。嫌悪感を抱いていたら、威嚇することはあっても、体を沿わせる程の至近距離まで近付くことはないはずです。
体を寄せるような仕草が見られたら、多少なりとも興味を持っていて、好意があると考えるのが自然です。犬の心理について、更に詳しく推察してみましょう。
犬が人にスリスリする心理
1.挨拶している
たとえ初対面であっても、気になる人には体を擦り付けるようにして挨拶することがあります。
言葉の代わりに犬流の挨拶でコミュニケーションを取り、近寄ることで匂いからも情報を得ようとしています。
2.甘えている
飼い主がソファやベッドで寛いでいるときに、体をスリスリする仕草は「何かちょうだい♡」「構って欲しいな〜!」と甘えている合図です。
可愛くおねだり出来るのは、甘え上手な犬の特技とも言えるでしょう。
3.遊びの誘い
体を押し当てながら、上目遣いでじっと見つめているときは、遊んでくれるのを待っている状態です。
忙しくて無視していると、おもちゃを咥えて力技で体当たりしてくることもあります(笑)。
4.元気づけたい
犬は人の気持ちの変化に敏感です。表情や仕草だけでなく、視線の動きもしっかり見ています。
犬の共感能力は動物の中でも突出しているので、人が悲しそうにしていると、そっとそばに来て元気づけようとするのです。
人だって犬にくっつきたい♡
犬の体温は、人より1〜3℃程高くなっています。
気温が低く肌寒い日は、犬に抱きついて、温もりを感じたくなるものです。被毛がフワフワしている犬は、触り心地も抜群です♪
綺麗な毛並みは、毛質や被毛の長さに合わせたブラシを選び、ブラッシングすることで維持出来ます。
被毛が絡まって毛玉になりやすい犬には、グルーミングスプレーを使うと、指通りが滑らかになります。
ギューっと強く抱き締めると嫌がられてしまうので、抱きつくときは程々にしましょうね…!
注意が必要な症状は?
人に限らず、壁やものにぶつかることが増えてきたら、「白内障」の疑いがあります。白内障とは、水晶体が白濁して光を通しにくくなり、視力の低下が見られる目の病気です。
《白内障の症状》
- 黒目が白く濁って見える
- つまずく頻度の増加
- 壁伝いに歩くようになる
《白内障になりやすい犬種は?》
- アメリカンコッカースパニエル
- ボストンテリア
- ダックスフンド
- ビーグル など
早期発見により、点眼で病気の進行を遅らせることが出来ますので、「様子がおかしいな…」と感じたら、すぐに動物病院で検査して貰いましょう。
ちなみに、白内障と間違えられやすい病気として挙げられるのが「核硬化症」です。核硬化症は人でいう老眼のような状態で、老化現象の1つです。
水晶体が青白く見えますが、白内障と違って、視力が失われることはありません。
まとめ
犬のスリスリの大半が喜ばしい理由ではありますが、体がかゆいとき、病気のときにも似たような行動を取ります。特に白内障は、進行すると失明に至るため、症状を覚えておきましょう。
犬が人の気持ちを察してくれるように、私たちも犬ともっと仲良くなって、仕草から気持ちを読み取ることが出来ると良いですよね。
我が家では、犬と猫が体を寄せ合っている姿を見かけることが多く、毎日心が和みます。種別を超えた絆はきっと存在しているのでしょう。
犬と猫にまつわるエピソードについても、時々ご紹介していきますので、次回の記事をお楽しみに!