知ってる?犬の1日のおしっこ回数
トイレの回数は、犬の健康状態を把握するための手がかりになります。まずは犬の1日のおしっこ回数はどの程度が適切なのか、確認してみましょう。
《健康な犬のおしっこ回数(1日あたり)》
- 子犬:約7〜10回
- 成犬:約3〜4回
- シニア犬:約5〜6回
家での愛犬の様子は、飼い主しか気付くことが出来ません。 1日に1回もおしっこをしないときは、何らか体の不調を知らせる兆候です。
年齢によっても平均回数は変わってきますが、元気なときの回数を、普段から控えておくようにしましょう。
多飲多尿は病気なの?
「多飲多尿」と聞いても、実際ピンと来ない方がほとんどかもしれません。軽量カップや小さめのペットボトルを利用し、24時間の飲水量を計測します。
体重1kgあたり、1日に約100cc以上の水を飲んでいたら「多飲」と判断出来ます。
「多尿」は目で見て分かるものではないので、病院で尿検査を行い、獣医師の判断を仰ぎましょう。
《考えられる病気は?》
- 糖尿病
- 慢性腎不全
- 腎盂腎炎
- 尿崩症 など
病気の可能性も捨て切れませんが、それ以外に「フードの変化」「薬の副作用」「精神的ストレス」が原因として考えられます。尿の色や体重の変化にも注意しましょう。
犬がおしっこ後に見せる行動
1.地面を後ろ足で蹴る
排泄後、後ろ足で地面を蹴るのは本能的な行動です。自分のニオイを地面に残すための「マーキング」説が有力と言われています。縄張り主張を意味するため、去勢前のオス犬によく見られます。
2.おしり歩きをする
おしっこをした後の「おしり歩き」は、おしりの違和感を解消すべく、おしりを拭くことを目的とした行動です。おしり歩きとは、おすわりの姿勢でおしりを地面に擦り付けながら前進する様子を指します。
ウンチの後やトリミング後にも、同様の行動を取りますが、頻繁におしり歩きをする場合、肛門嚢の炎症、寄生虫によるかゆみが理由として挙げられます。放置せず、早めに病院を受診して下さい。
3.得意気な顔をする
なんとなく満足そうに「ドヤ顔」を決めていたら、飼い主に褒められるのを待っているのかもしれません。スッキリして嬉しい気持ちと「ちゃんと出来て偉いでしょ?」という気持ちが入り交じり、得意そうな表情に繋がっているのではないでしょうか。
散歩中、おしっこをした場所に水をかける?
散歩中のマーキングや排泄は、近年、マナー違反として問題になっています。批判の声が相次ぐ中、賛成派と否定派の意見を見ていきたいと思います。
《賛成派の意見》
- ニオイの広がりを抑える
- 周囲で不快に思う方への配慮
- かけないよりはかけた方が良さそう
《否定派の意見》
- 汚れを広げているだけのように見える
- あまり意味がないと思う
- 飼い主の自己満足だと感じる
おしっこにはアンモニアが含まれるため、水分が蒸発した後も、おしっこの跡が残ってしまいます。
電柱やコンクリートの黒ずみ、黄ばみの原因となるので、水をかけることで少しは意味があるような気がしますが…効果や感じ方は人それぞれなので、難しいところです。
飼い主によって意見が分かれるこの問題、皆さんはどのようにお考えになりますか?
まとめ
「犬の散歩=トイレの時間」にしてしまうと、天候に左右されやすく、外出出来ない日は我慢させることにもなり兼ねません。散歩中のおしっこに関する苦情やトラブルも出てきています。
排泄後の散歩を推奨する自治体があったりするので、お住まいの地域のルールとマナーを改めて確認してみて下さい!
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20代 男性 匿名