ペットフード 会社が犬の飼い主を対象にしたアンケート
「愛犬のために自分自身を危険に晒すことはできますか?」そんなちょっとドキッとするような質問を含むアンケート調査の結果が発表されました。と言っても、これは学術的な調査ではなく、毎年のナショナルペットデーにちなんでペットフード の会社が実施した企画です。
Just Food For Dogsというホームメイドタイプのドッグフードを販売しているアメリカの会社が2000人の犬の飼い主を対象に、飼っている犬への愛情を示す方法についてアンケート調査を行いました。
「わかるわかる」と思わず笑ってしまう回答も含むアンケートの結果、どんな内容だったのでしょうか。
愛する犬のためなら、たとえ火の中水の中
回答者の78%が犬は家族の一員であると考えていました。
このアンケート結果が各種メディアで取り上げられた時に、最も注目を集めた項目は「愛犬を守るためなら進んで危険に身を晒しますか?」という質問に72%の人がイエスと答えたことでした。
回答者の約3分の1が実際に犬を救うために、怪我など危険な目に遭ったことがあると答えています。実際に犬のために危険をに身を晒した経験もいくつか挙げられていました。
- 犬をヘビから守るために自分が噛まれた
- 車に轢かれそうになった犬を身を呈して助けた
- 犬を助けるためにプールに飛び込んだ
- 攻撃的な他の犬と自分の犬の間に割って入った
- 露出した電線を見つけたので犬を遠ざけようとして自分が感電した
言葉だけでなく本当に危険を顧みない行動をした飼い主さんもたくさんいるようですね。けれど万が一自分が命を落としてしまったら犬が路頭に迷ってしまうかもしれません。犬と暮らしている人は、回避できる危険は意識してしっかりと防ぐことが大切だと言えます。
「人よりも犬!」愛犬家あるあるの回答集
危険な状況のような深刻なものではない、日常の「犬への愛」に溢れた回答はクスリと笑いを誘うものでした。
「知人の何人かよりも犬の方がずっと好き」と答えた人は61%でした。「犬と一緒に過ごすために約束をキャンセルしたことがある」という人は47%でした。キャンセルではなく、最初から誘いを断る人はもっと多いと思われます。
47%の人が「近所の犬の名前は知っているけれど飼い主の名前は知らない」と答えています。これは犬好きな人なら心当たりがある人は、多いのではないでしょうか。また相手が犬と一緒にいると顔見知りだとわかるけれど、犬を連れていない時には誰だか分からないという声も聞かれます。
犬への愛情の表現として、49%が犬を自分のベッドで寝かせ、46%が犬がソファーに座ることを許しています。34%の人が愛犬はトイレにもついてくると答えており、70%の人が「犬を甘やかし過ぎている」と非難されたことがあると回答しています。ちなみに非難されたことに対する反応は「気にしない」でした。
印象的な項目は「犬のケアをすることは自分自身のケアでもある」に対して65%の人がイエスと答えていることです。これを認識しているかどうかはとても重要です。人間が犬のために良かれと思ってやっていることが本当に犬にとって良いことかどうか、しっかりと勉強して正しくケアすることが本当の愛情とも言えます。
まとめ
アメリカのペットフード 会社が実施した愛犬家のためのアンケートの結果をご紹介しました。
アメリカ人とペットの関係は日本人にも通じるところが沢山あって「ああ同じだなあ」と感じる方も多いでしょう。「人より愛犬といった選択も極端に行き過ぎないようにしなくては」とか「自分自身の危機管理や健康管理は犬のためにも重要だ」と再認識したりもします。
このようなアンケートはお遊び企画のようでいて、犬との関係を見直すきっかけになるかもしれませんね。
《参考URL》
https://www.onepoll.us/portfolio/justfoodfordogs-pet-love/