犬の『夜のお散歩』で絶対にしてはいけないNG行為4選

犬の『夜のお散歩』で絶対にしてはいけないNG行為4選

気温が高くなってくると、太陽が沈んでから愛犬の散歩に出かけることが多くなります。日中の散歩と夜の散歩との違いはなんでしょう?また、夜の散歩で絶対にしてはいけないNG行為や、そのリスクや理由について考えてみたいと思います。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

夜の散歩と昼の散歩の違い

夜の街を散歩する犬と飼い主

視界が悪い

日中と違って、日が落ちて暗くなると見通しが悪くなります。

近づいてくる車との距離感や無灯火の自転車などに気づくのが遅くなったり、足元の溝や道路の陥没などにも気づきにくくなります。

気温が低い

真夏などは、日中よりも気温が下がります。そのため、地表の温度も下がって、肉球の火傷の恐れもなく、犬が熱中症にかかる心配もありません。

また、紫外線によって皮膚や目の粘膜が刺激されることもありません。

1.「防犯予防」の対策をしない

白黒の黒い犬

防犯対策をしない時に考えられるリスク

日中に比べて深夜は犯罪件数も増えます。お散歩に出るときにすぐに帰るからと施錠をしなければ、家に帰ったときに見知らぬ人と出くわす可能性があります。また、散歩中に犯罪に巻き込まれる可能性もゼロではありません。

ご自分の命もさることながら、飼い主として愛犬も守らなければいけません。そのためにも、防犯対策は絶対に必要なのです。

懐中電灯などを携帯する

夜道を歩く際には、必ず懐中電灯を携帯しましょう。自分と愛犬の進行方向を照らすだけでなく、足元を照らせば、ガラスなど鋭利なものが落ちているのが見やすくなります。

明るい道を歩く

出来るだけ街灯が灯っている明るい道を選んで歩きましょう。

もし、家の近くにそう言った道が無ければ、明るく、視界のいい道まで車で移動して散歩した方が安全です。

2.「事故予防」の対策をしない

車の前の犬

事故対策をしない時に考えられるリスク

例えば、飼い主さんが真っ黒な服を着て、愛犬も黒い犬だったら、車を運転している人からすれば間近に来ないとその存在がわかりません。

交通事故は、加害者も被害者もどちらも不幸にします。事故対策をしないのは、自分の身も愛犬の身も守れないだけでなく、不幸にも加害者になってしまった人の人生も狂わせます。

愛犬と自分の存在が見える装備を利用する

飼い主さんご自身は、出来るだけ白っぽい服か、光を反射する素材を用いたベストやタスキなどを身につけましょう。

愛犬にもその存在が夜道でもわかるように、反射素材を使ったリードや、首輪につけるライトなどを装着させます。

危険個所を知っておく

夜道を散歩する犬と人

夜でも明るい道を歩くのであれば問題ない…と考えがちですが、明るい街中であっても、危険な箇所はあります。

例えば、コンビニの周辺や集合住宅のゴミ集積場近くには、生ゴミが散乱していることがあります。

もし、腐敗した食べ物を食べると食中毒を起こす恐れもありますし、また、弁当などに使われる串やアルミホイルを誤飲することも考えられます。

暗い夜道なら、農業用水や生活排水を流すための溝、陥没したアスファルトや割れたガラスの破片、散布された農薬など危険個所となりえる場所はたくさんあります。

そういった危険個所を事前に知っておくために、普段夜に犬の散歩で通る道は昼間の明るいうちに危険個所がないか、あるとするならどこにあるのかを調べておきましょう。

そうすれば、その危険個所をどうしても通らなければならない状況であっても、その場所を懐中電灯で照らしたり、遠回りして避けたりと言った対処をすることで、さまざまなリスクを回避出来ます。

3.「けが予防」の対策をしない

怪我をしている犬

「けが予防」をしない時に考えれるリスク

飼い主さんが散歩の途中で怪我をしたら、しばらく愛犬の散歩が出来なくなります。

あるいは愛犬が溝に落ちたり、地面に落ちていたもので足や関節を傷めたりして怪我を負った場合には、もちろん治療が必要です。

また、シニア期の犬ならその怪我が原因で一気に足腰が弱ってしまうこともあるので、特に注意が必要です。

出かける前に軽く準備運動をする

愛犬との暮らしは、愛犬の健康維持も大切ですが、飼い主さんの健康も同じくらいに大切です。

特に寒暖差が激しい時期や、室内の温度と外気の温度で大きな差がある冬季は、急に激しい運動すると体に大きな負担がかかります。

出来るだけ体への負担を軽減し、けがを防止するためにも、夜の散歩に出かける前に軽く準備運動をする習慣をつけましょう。

歩きやすい靴を履き、歩きやすい道を選ぶ

お尻を挙げている柴犬

日中と比べてどうしても視界が狭く、見通しが悪いためその分、けがをするリスクが高くなります。

出来るだけ歩きやすい靴を履いて、凹凸が少なく、明るくて見通しの良い道を歩くようにしましょう。

4.排泄物を放置する

白い犬としゃがんでいる男性

排泄物を放置することのリスク

排泄物を放置する、というのはただマナー違反をしているだけではありません。

飼い主さんが犬の排泄物をただの汚物だと言う認識しか持たず、それ以上の関心を払わないということは、犬の健康状態にも関心を持っていないのと同じです。

普段のウンチより柔らかかったり、与えた食べ物以外のものが混じっていたりと言った異常に早く気づけば、それだけ早く対処が出来ます。

つまり、排泄物を放置すると、愛犬の健康に問題が起きていても発見できないというリスクがあるのです。

飼い主としての最低限守るべきマナー

夜でも街灯が灯っていて、植え込みなどもよく手入れされている公園などは夜の散歩に最適です。

ところが、その公園で頻繁に犬のウンチが放置されていたらどうなるでしょうか。

おそらく、「犬の散歩禁止」となり、犬の散歩が出来なくなるでしょう。それだけでなく、排泄物を放置する飼い主ばかりだと犬を散歩させているだけで白い目で見られるようになるかも知れません。

まとめ

お座りする犬

飼い主さんとの散歩の時間は、愛犬にとってご飯の時間と同じくらい、一日のうちで楽しみにしている大切な時間です。

そして私たち飼い主にとっては、自身の健康維持やストレス解消にもなり、愛犬の健康状態をチェックするための時間でもあります。

つまり、たとえ夜であっても、愛犬にとっても私たち飼い主にとってもとても有意義で楽しい時間であることに変わりありません。

「愛犬の排泄物を片付ける」というのは、人間として守るべき最低限のマナーですが、それと同時に愛犬と飼い主さんの安全を確保することも大切です。

決して事件や事故に巻き込まれたり、転倒などの怪我をしないよう、十分に準備して、夜の散歩を楽しみましょう。

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