犬が飼い主に催促する時の行動
1.手でツンツンする
「もっと撫でで欲しい」と催促する時、飼い主の手や腕を自分の手でツンツンすることがあります。
初めのうちは優しくツンツンしてくれるのですが、わざと構わずにいると手に力を込めてツンツンしてきます。
なかなかお願いを聞いてもらえない時は、ツンツンがガシガシに変わり、爪で引っ掻くようにしてナデナデを催促してくることもあります。
しつこい催促には終わりのタイミングを教えてあげると良いです。「もうおしまい」と言って対処すれば、しつこく催促することはないでしょう。
2.鳴き続ける
「おやつ(食べ物)が欲しい」と催促する時、悲鳴にも似た甲高い声で鳴き続けることがあります。
鳴くことをやめさせるためにおやつを与えてしまったことがあるからです。以前と同じように鳴き続ければ食べ物がもらえるぞ!と思っているのです。
鳴き声がうるさい、ご近所迷惑になる、虐待だと勘違いされるかも…などの理由から、つい催促に応えてしまいますよね。
おやつの時間を決め、他の時間の催促には応えない対処をすると良いです。
3.いつまでも玄関のマットに伏せている
「お散歩に連れて行って欲しい」と催促する時、いつまでも玄関のマットに伏せて待つことがあります。無言の圧力というやつですよね。
真夏は「暑かろうに…」と、真冬は「寒かろうに…」と心配になってしまいます。
しばらくするとたまにリビングにやって来て、飼い主の様子をうかがうこともあります。
飼い主の負担にならない程度で、安全にお散歩することができる時間帯なのであれば応えてあげたいですよね。
しかし、癖になってしまうと催促する行動がエスカレートしてしまうことがありますのでご注意ください。
4.じっと目を見つめる
「遊んで欲しい」と催促する時、じっと目を見つめることがあります。飼い主からの「遊ぶ?」「ボール投げる?」などの言葉を待っているのです。
おもちゃを口にくわえた状態でじっと見つめてくる確信犯もいます。誰がどう見ても「このおもちゃで遊んでください!」のアピールだと分かります。
遊びの時間も決めておくと良いのですが、犬が安全にひとり遊びを楽しむことができるおもちゃを与える対処をするのもおすすめです。
飼い主の目の届かない犬のひとり遊びには誤飲誤食などの危険が伴うため、慎重に判断してください。
5.後をついて回る
飼い主に何か催促したい時、しきりに後をついて回ることがあります。
とくに決まって何かを催促したいわけではなく、飼い主に構ってもらえるのであれば何だって良い時の行動です。
名前を呼ばれるだけでも声をかけてもらえるだけでも嬉しいのです。そっと撫でてあげるだけでも構ってもらえたことに満足してくれることもあります。
どうしても構ってあげることができない時はリビングなどの安全な場所で「待っててね♡」とお願いしてみましょう。
鳴いたり吠えたりして催促することがないのであれば、扉を閉めてしまいましょう。
後をついて回る姿も可愛いのですが、一緒に階段を上り下りして転倒や転落してしまっては大怪我を負ってしまう恐れがあります。
6.お尻を向ける
飼い主に「背中をカキカキして欲しい」と催促する時、お尻を向けてくることがあります。お尻を向けたままじっと動かずに待っています。
しばらくしてもカキカキしてもらえない時はチラッと振り返って飼い主の様子をうかがうこともあります。
背中が痒い時、自分では上手くカキカキすることができない部分です。痒みが治まるまで催促することがあります。
背中に乾燥・フケ・炎症・湿疹・赤み・腫れなどがないか確認し、症状に合った対処をしましょう。
まとめ
犬が飼い主に催促をしている時の行動6つとそれぞれの対処法を解説しました。
何でも簡単に応えてしまっているなど、愛犬に対して適切に対処しなければ、催促する時の行動がエスカレートしてしまう可能性がありますのでご注意ください。