犬が人を慰める時の仕草や行動
1.近くに来て伏せる
悲しんでいる人の近くに来て伏せる体勢になり、そのままジッとしていることがあります。
ニオイを嗅ぐわけでもなく、見つめるわけでもありません。慰めてあげたいけれど、どんな行動をしたら良いのか分からないのかもしれません。
ただ近くにいてくれるだけなのですが、飼い主や家族にとっては嬉しい愛犬の姿ですよね。
2.体をくっつける
悲しんでいる人の体に自分の体をくっつけて、慰めてくれることがあります。
背中や膝元に自分のお尻をくっつけて慰めてくれることもあります。そっぽを向いてまるで興味がなさそうなのにずっと側を離れません。
不器用な性格の犬ならではの仕草や行動です。温もりを感じられると何だか心がホッとしますよね。
3.口元や顔を舐める
悲しんでいる人の口元や顔を、しきりに舐めて慰めてくれることがあります。
犬が口元や顔を舐めることには、「愛情」や「信頼」の気持ちが込められています。慰めている相手が信頼できる愛する人だということです。
しきりに舐めていると、「やめてー♡」と言いながらも笑ってくれることを理解しているのだと思います。
4.手を舐める
悲しんでいる人の手をしきりに舐めて慰めてくれることがあります。
犬が人の手を舐めることには色んな感情が込められていますが、悲しんでいる人を何か誘っているのかもしれません。
おやつが欲しい・おもちゃで遊んでほしいなど要求する時にも人の手をしきりに舐めますが、悲しい出来事とは反対に、楽しい遊びや何かに誘うことがその犬の人を慰める仕草や行動なのだと思います。
5.おもちゃを持って来る
悲しんでいる人におもちゃを持って来て渡すことがあります。まるで「一番のお気に入りを貸してあげるから元気だしなよ♡!」と慰めてくれているかのようです。
おもちゃを持って行けば楽しそうに一緒に遊んでくれることを理解してしますから、おもちゃを渡すことでいつもの元気な明るい笑顔に戻って欲しいのだと思います。
犬は本当に人を慰めている?
飼い主や家族が悲しんでいる時、犬は不安や緊張やストレスを感じてしまうことがあります。
近くに来て伏せたり、体をくっつけたりするのは不安だからかもしれません。飼い主や家族の近くにいることで、体をくっつけることで安心したいのです。
また、手や口元や顔を舐める仕草や行動にも自分の気持ちを落ち着かせたいという思いがあります。
悲しんでいる人の近くにやって来て、自分の手足をしきりに舐めている時は、ストレスのサインです。寄り添って慰めてもあげたいけれど、自分の不安や緊張やストレスも緩和させたいのです。
相手が誰でも慰めてくれる?
基本的には、犬は相手が誰であっても慰める仕草や行動をするようです。
犬の目の前で泣きまねをすると犬はどんな行動をするのか?という実験では、初対面の相手の泣きまねにも慰めるような反応を示したそうです。
こういった実験は数多く行われていますが、警戒心の強い犬やビビリな犬は飼い主や家族には反応するものの、他人に対しては慰めるような反応しないようです。
泣きまねをする人の声に警戒して吠えたり、怖がって逃げ出すなどする犬もいるようです。
まとめ
犬が人を慰めている時によくする仕草や行動の定番5つをご紹介しました。
- 近くに来て伏せる
- 体をくっつける
- 手を舐める
- 口元や顔を舐める
- おもちゃを持って来る
他にも独特な人を慰める仕草や行動を持った犬がいるかもしれません。
慰める仕草や行動かは分かりませんが、泣く子供と一緒に鳴き声を上げたり遠吠えをする犬もいますよね。気持ちを読み取り、共感してくれているのかもしれません。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 せっちゃん
救急処置をして落ち着いた時に、側に来てしきりに私の怪我の手を舐めてくれました。犬も飼い主のことをとても心配したようです。