犬の機嫌を悪くする飼い主の行動
1.からかって遊ぶ
反応が面白いからといって犬をからかって遊んでいると、機嫌を悪くしてしまいます。
機嫌を悪くして唸る愛犬の姿を動画に撮ってSNSに投稿するなど、楽しんでしまっていませんか?
そんな様子を犬はよく観察し、あなたがどんな人間であるかを学ぼうとしています。
自分にとって悪い人間だと判断されてしまっては飼い主として寂しいですよね。
からかって遊ぶのではなく、愛犬にも楽しんで喜んでもらえる遊びを取り入れてあげてくださいね。
2.しつこく触る
構って欲しそうでない愛犬の体にわざとチョンッと触れるなどし、あまりにもしつこく触っていると機嫌を悪くしてしまいます。
唸ったり吠えたりして「やめてよ!」と意思表示をしている犬をさらにしつこく触っていると、本気で噛みつかれてしまう恐れがあります。
愛犬の体に触れる時は、愛情を込めたスキンシップを取るように触れてあげてくださいね。
3.わざと大きな声で話しかける
犬は大きな音が苦手です。人の声も同じです。恐怖を感じてしまうからです。
愛犬の耳元でわざと大きな声で話しかけるなどすると、機嫌を悪くしてしまいます。
なぜ自分のことを驚かして楽しそうに笑っているのか、犬には全く理解することができません。
そんなことを繰り返していると飼い主の姿を見るだけで逃げようとしたり、近づくと唸って攻撃をしたりするようになってしまうことがあります。
犬は聴力に優れていますから、小さな声でもはっきりと聞こえます。優しく話しかけてあげてくださいね。
4.意地でも歯磨きをしようとする
犬の歯磨きは毎日欠かせません。犬の歯垢はわずか3日程度で歯石へと変化してしまうからです。
だからといって、抵抗する犬に維持でも歯磨きをしようとすると機嫌を悪くしてしまいます。
指に巻きつけて犬の歯を磨くことができる歯磨きシートを使う場合には、指を噛まれてしまわないようご注意ください。機嫌を悪くした犬が、力いっぱい噛んでしまうことがあります。
いきなり奥の方まで磨こうとせず、触れやすい前歯や犬歯から磨く練習をしてみましょう。
たとえ機嫌を悪くしても、犬にとって欠かしてはならないケアです。
5.一度に全部の爪を切ろうとする
月に1回程度ではありますが、爪切りは犬の機嫌を悪くしてしまいやすいです。
もしも爪切りの途中で機嫌を悪くしてしまった時は、中断しても構いません。
無理に切ろうとすると誤って爪を深く切ってしまい、血管や神経を傷つけてしまう恐れがあります。
かなり強い痛みを伴いますから、犬の機嫌が悪くなってしまうばかりか、今後二度と爪切りをさせてくれなくなってしまう可能性があります。
6.力ずくで服を着せる
犬は基本的に、服を着せられることが苦手です。
ジタバタと暴れてしまう犬に、力ずくで服を着せると機嫌を悪くしてしまいます。
硬直したように動かなくなってしまったり、唸ったり噛みついたり、ムスッとした表情をすることがあります。
そもそも、本当に服を着せることが必要かどうか、一度よく考えてみましょう。
防寒服や術後服など犬の体や健康を守るための服なのであれば、焦らず落ち着いて着せると嫌がりにくいです。飼い主さんの焦る気持ちが伝わると犬が緊張してしまうからです。
伸縮性があるなど、着せやすく脱がせやすい服を選びます。マジックテープをはがす時のビリビリッという音が苦手な犬もいるので、細かい気遣いも必要です。
まとめ
犬の機嫌が悪くなる飼い主の行動を6つご紹介したのですが、あなたにはいくつ当てはまる行動がありましたか?
- からかって遊ぶ
- しつこく触る
- わざと大きな声で話しかける
この3つの行動は二度としない方が良いです。愛犬があなたを嫌いになってしまいます。
- 歯磨きをする
- 爪切りをする
- 防寒服や術後服を着せる
この3つは、愛犬の様子を見ながら優しく愛情を込めて行動してみてください。
あなたが愛犬の体や健康を心から大切に思っているんだ、ということが伝われば、機嫌を悪くすることはなくなるはずです。