だらだら食べる原因
お腹が空いていない
お腹が空いていない時にご飯を出されても「別に今は食べたくないんだよな…」と、いつまでもだらだら食べてしまうことがあります。
基本的には、お腹が空いていようと空いていまいと完食する犬がほとんどですが、お腹が空いていないと少ししか食べなかったり全く食べなかったり、食べるフリをしてだらだら食べてしまう犬もいます。
1.もともと食べることに時間がかかる
あっという間に食べ終えてしまう犬が多い中、もともと食べることに時間がかかる犬は、だらだら食べているように見えてしまうことがあります。
偏食することなく時間がかかっても完食できるのであればそれほど問題視する必要はないでしょう。
犬は早食いだというイメージが定着してしまっているため、時間をかけて食べることに違和感があるのだと思います。
2.食事の時間がバラバラ
食事の時間がバラバラであると、前回にご飯を食べた時からあまり時間が経っておらず、お腹が空いていなくてだらだら食べてしまうことがあります。
逆に時間が経ち過ぎてしまうと、空腹のあまりガツガツと勢いよく早食いしてしまうこともあります。どちらも決して良くはありません。
3.他の食べ物を与えてもらえる
だらだらとご飯を食べる→食べ残す→おやつを欲しがる→与える。
こんなことを繰り返していると、だらだら食べることが習慣になってしまうことがあります。ご飯を食べなくてもおやつや他の食べ物がもらえてしまうためです。
だらだら食べることがよくない理由
1.空腹を感じられなくなる
犬もご飯を食べると血糖値が上がります。しかし、いつまでもだらだら食べ、食べ残したご飯をいつでも好きな時に食べることができる状態でいると、血糖値が上がったまま下がりません。
血糖値が正常な状態にまで下がることができないと、空腹を感じることができなくなります。
血糖値が下がりきった時、脳が摂食中枢に刺激を与えることで空腹を得るためです。
だらだら食べて空腹を感じられない状態が続くと、いつまで経ってもだらだら食べることをやめられなくなってしまいます。
2.偏食になる、偏食がエスカレートする
偏食になると、ご飯を食べないからといって他の食べ物を与えてしまう飼い主さんがほとんどです。
栄養バランスが乱れ、必要な栄養素は不足し、愛犬の健康寿命を短くしてしまいます。
だらだら食べることが偏食をエスカレートさせ、今では自らドッグフードを食べてくれないという犬がいます。
おやつや食材(野菜や果物など)を混ぜることで、何とか食べてくれているのだそうです。
だらだら食べるのを改善する方法
1.食事の時間を決めること
特別な理由や事情がない限り、毎日決まった時間に食事を与えます。基本的には、1日分の食事を、2回または3回に分けて与えます。
ほとんどの犬が、朝と夕に2回に分けて食事をしています。
胃腸が弱くて消化が苦手という犬の場合には、朝昼夜または朝夕夜などに分けて食事をしています。
もともと食が細い犬なのであれば、1回の食事の量を少なくし、回数を増やしてあげることでだらだら食べることが改善されると思います。
2.おやつはご飯を食べ終えてから
ご飯を食べ終えていなくてもおやつがもらえる習慣があるのであれば、今すぐにやめましょう。
おやつを与えることが悪いわけではありません。ご飯をしっかり食べ終えた後に与えるのであれば良いです。
そして、どんなおやつを与えるのか、栄養素やカロリーや質にも注意が必要です。
まとめ
犬がご飯をだらだら食べる原因は主に飼い主さんの食事の与え方に問題があります。
- お腹が空いていない
- もともと食べることに時間がかかる
- 食事の時間がバラバラ
- 他の食べ物を与えてもらえる
原因は様々にありますが、だらだら食べることが偏食を招いてしまうと、偏食を改善することの方が難しくなってしまいます。
悪化する前に、だらだら食べることを改善しておきましょう。