わんこから信頼されている
まず大前提として、わんこは一緒にいて安心できる人、信頼している人としか一緒に寝たいとは思いません。なぜなら自然界において、自分の寝姿を相手に見せるということは最も無防備な状態をさらすことであるからです。
つまりは敵に「いつでも攻撃してください」と言うようなもの。ですので自然界ではわんこは信頼している群れの仲間と一緒に寝て、敵の襲撃を受けないように代わりばんこで見張りをしていたと考えられます。
この本能は飼い犬となった今でも残っています。すなわち、わんこが「一緒に寝たい」と思う相手は「この人は絶対に自分に危害を加えない存在」「自分の大切な仲間で、自分を守ってくれる、あるいは自分が守らなければならない存在」と認識している相手だけなのです。つまりわんこが一緒に寝てくれるのは、信頼の証であると言えるでしょう。
わんこをよく撫でてくれる
わんこは飼い主さんに頭や身体を撫でられるのが大好き。飼い主さんも、愛らしいわんこの寝顔が近くにあったらついつい撫でてしまいたくなりますよね。
一般的に寝ているわんこにむやみに触れたり撫でたりするのは、外部刺激に敏感なわんこの睡眠を妨げてしまうためよろしくないとされています。ですが飼い主さんの布団に入ってくるほど安心して眠っている状態なら、多少撫でても目を覚ますことはないでしょう。
むしろ飼い主さんに撫でられながら寝ることを心地よく思ってくれるはずです。誰だって少しでも気持ちよく寝られる環境のほうが良いですよね。いつも撫でてくれて良い気持ちにさせてくれる人の近くで、わんこは一緒に寝たいと思うのではないでしょうか。
多少ガマンしてくれる
わんこと同じ布団で眠るのは暖かくてフワフワで幸せで、何ものにも代え難い至福の時間…ではあるものの、幸せだけでは済まないのが現実です。
実はわんこと一緒に寝ると安眠を妨げられたり、良質な睡眠がとりにくいということも言われています。それはなぜでしょうか。わんこと一緒に寝ている人なら心当たりがあるはずです。
最初は足元で丸まって寝ていたわんこが、いつのまにか手足を伸ばしてベッドの上を大胆に占領してしまっていて、飼い主さんがベッドの隅で縮こまって寝る羽目になったり。寝返りを打とうと思ったりトイレに行きたくなったりして目が覚めたら、わんこが脚の上で眠っていて動けなかったり。
わんこと一緒に寝ていると、そんなガマンがつきものなんです。多少寝苦しかったり身体が痛くなったりしても、追い払わずにガマンして一緒に寝てくれる、そんな人だとわんこは毎晩一緒に眠りたいと思うのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?実はわんこと同じ布団で一緒に寝ることについては賛否があります。先にご紹介したように睡眠の質を下げるという問題の他にも、衛生面やしつけの面でマイナスであるという意見があるからです。
実際に目に入れても痛くないほど可愛がっている愛犬でも、寝るときは別々というふうにけじめをつけているご家庭もあると思います。とはいえ、わんこが「一緒に寝たい」と思ってくれることは、飼い主さんにとって光栄なことでもあります。
ご家庭の方針や条件さえ揃うのならば、わんこと一緒に寝るのも悪くはありません。ぜひわんこが「一緒に寝たい」と思える飼い主さんを目指しましょう。
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50代以上 男性 匿名