犬が悲しむ飼い主の行動とは?
愛犬にはできるだけ悲しい思いをしてほしくない…そう思っていても、犬がどのようなことで悲しむのかわからないという飼い主さんも多いはず。今回は、犬が悲しむ飼い主の行動例を紹介するので、自身に心当たりがないか思い返してみてください。
1.お留守番の時間が長すぎる
最近は夫婦共働きの世帯や仕事をしている1人暮らしの世帯で犬を飼う人が増えています。そのため、必然的に犬のお留守番時間が昔より長くなる傾向にあります。
しかし、犬にとって飼い主のいない時間は寂しく不安を感じ、お留守番の時間が長すぎると、犬は「寂しい」「不安だよ」という思いが募り悲しい思いをしてしまうのです。
2.アピールしているのに無視される
「かまってほしいな」と犬がアピールしているのに気づいていても、見て見ぬ振りをしたり気づかないふりをしたりしていませんか。
犬は飼い主と触れ合ったりコミュニケーションをとることに幸せを感じます。「一緒に遊ぼう」「かまって」とアピールしているのに、飼い主に無視され続けると、悲しくなり、気分が滅入ってしまうこともあります。
3.自分ではなく他のものにばかり夢中になっている
飼い主が自分ではなく、他のものにばかり夢中になっている姿を見ると、「もしかして嫌われた?」「僕に興味がなくなったのかな…」と悲しい思いをする犬は多いといいます。
最近では、多くの人がスマホで娯楽を楽しむようになったため、スマホに夢中になる時間が長くなっていますが、これも犬にとっては面白くありません。「なんでそればかり見ているの!」とスマホに嫉妬する犬もいるのです。
また、赤ちゃんが生まれたご家庭では、どうしても赤ちゃんにつきっきりになってしまいます。すると、飼い主を取られたと感じ、強いストレスを感じる犬は少なくありません。
4.家族同士で喧嘩をする
犬は仲間意識の強い動物なので、犬自身が「仲間だ」と認識している中で争いごとが起きると、とても悲しい気持ちになったり、「バラバラになってしまうのでは」という強い恐怖心に襲われます。
現代では、家族が「仲間」という認識になるため、家族内で喧嘩が起きると強いストレスを感じたり、悲しみに襲われたりする犬は多いです。愛犬に悲しい思いをさせないためには、愛犬の前で喧嘩をすることやめましょう。
5.期待していたことが裏切られる
犬は純粋で素直な動物です。そのため、期待していたことが裏切られると、素直に期待を膨らませていた分、ショックも大きいです。
例えば「おやつ食べる?」と聞かれておやつがもらえると喜んでいたのに、なぜかおやつがもらえなかったり、「散歩行く?」と聞かれてワクワクしていたのに、雨だからと散歩が突然中止になったり…。
こうした日常の何気ない飼い主の行動でも、犬は大きなショックを受け、悲しい気持ちになってしまいます。飼い主は、愛犬を悲しませないためにも、1つ1つの言動に注意していきたいですね。
外出時間の長い飼い主さん必見!お留守番後のケア方法
紹介したような飼い主の行動は、一見当たり前の日常のようにも思えますが、犬にとっては深い悲しみに襲われることもあります。特に、長い時間ひとりでお留守番させられている犬は、寂しく感じているでしょう。
しかし、飼い主も仕事があるので、お留守番をしてもらうことは仕方がありません。その分、お留守番後にしっかりケアしてあげることが大切です。
まず、飼い主は帰宅直後、すぐに愛犬を構うのではなく、軽く「ただいま」と挨拶だけをして、帰宅後の準備(手洗いや着替えなど)を済ませてしまいましょう。ひと段落してから、「お留守番してくれてありがとう」と落ち着いた様子で感謝を伝えてあげてください。
帰宅直後に大げさにかまってしまうと、お留守番が大ごとだと感じてしまい、徐々に留守番に対する不安感が大きくなってしまうため、NGです。帰宅直後は落ち着いた様子で、徐々にこちらもテンションを上げて、愛犬とのスキンシップ時間を楽しむといいでしょう。
長時間お留守番をしてくれた子には、マッサージを含めたスキンシップやブラッシングなどを丁寧に行ってあげたり、おもちゃを使って思いっきり遊んであげたりしてください。もちろん、良質な散歩も忘れてはいけません!
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は純粋で素直な動物なので、私たち飼い主の何気ない行動で一喜一憂します。日頃の行動を細かく思い返し、愛犬が悲しむような行動を日常的にしていないか見直してみましょう。