1.お散歩の相手が違う!
なぜか今日に限って犬が家の中から出たがらない。そんな時は「お散歩の相手が違う!」と思っていることがあります。
例えば、いつもお散歩に行くのはお母さんの役割だけど、今日に限って休日だから、とお父さんがお散歩に行こうとしていたり。こんな時、いつもと違い相手とお散歩に行くことを嫌がり、家の中から出たがらないことがあります。
対処法
いつもの相手であれば、すんなり家から出てくれます。
相手によってお散歩に行く・行かないがはっきりしている犬の場合、気分次第や都合次第で連れて行くのではなく、少し早起きするなどしてでも朝のお散歩に連れて行くことを習慣化してみてください。
相手が違うことで「お散歩に行きたくない」と家の中から出たがらない時は、いつもの相手ではないことに対して不安を感じていることがあります。
もしくは、相手が違うことを不満に感じていることがあります。
2.外は危険だ!
犬が家の中から出たがらない時、「外は危険だ!」と感じていることがあります。
外の環境に慣れることができず、風の音・人の声・物音などに敏感になり、不安や恐怖を感じているのかもしれません。
以前お散歩に行った時、外で何かに驚いたことがあるなどし、トラウマになってしまったのかもしれません。
なぜか今日に限って犬が家の中から出たがらない。そんな時は、いつもより風が強い・遠くで雷が鳴っている・近所で工事が始まって騒音がするなど、いつもと違う外の様子に不安や恐怖を感じているのかもしれません。
対処法
外の環境に慣れるまでは、抱っこやペットカートでお散歩してみると良いです。いつも決まったコースを歩いてみましょう。
何かトラウマになるような出来事に心当たりがある場合には、そのコースを歩くのをやめてみると良いです。コースが変われば不安や恐怖が和らぐことがあります。
いつもと違う様子を不安や恐怖に感じて家の中から出たがらない時は、その原因が取り除かれてからお散歩へ行くと良いです。
少しお散歩をお休みすることも検討し、運動不足の解消は室内で可能な遊びや運動を取り入れてみましょう。
3.調子が悪いんだ…
最近、家の中から出たがらなくてお散歩に行く前にグダグダしちゃう。ついに今日は断固として家の中から出たがらない。そんな時は、体の不調を訴えていることがあります。
手足の関節に炎症が起きて痛いのかもしれません。階段やソファーの上り下りをした時に手足や首や背中を痛めてしまったのかもしれません。
お腹が痛いのかもしれませんし、不調で体に力が入らないのかもしれません。
対処法
いつもより元気がない、ごはんを食べ残すなど食欲がない、体を隅々まで触ってみると嫌がる部分や痛がる部分があるなどする時は、病院で診察を受けてみてはいかがでしょうか。
犬は我慢強い動物です。少しの不調や痛みくらいでは悪化するまで我慢してしまうことがあります。
シニア犬や老犬は日によって体調が不安定になることがあります。不調かな?と感じる日はお散歩をお休みしても良いと思います。
手足の関節や筋肉をマッサージしてあげるなどして過ごしてみてください。
4.首輪やハーネスが気に入らない!
首輪やハーネスを新しく買い替えたばかりの時、「気に入らない!」と言ってお散歩を拒否し、家の中から出たがらないことがあります。
いつもの首輪やハーネスではないことに不安や不満を感じているのかもしれません。首輪やハーネスが適切に調整されておらず窮屈または緩いことが嫌なのかもしれません。
素材が変わったことが不快なのかもしれません。革製やビニール製などニオイが苦手なのかもしれません。
対処法
新しい首輪やハーネスが気に入らないのであれば、試しにいつもの首輪やハーネスに戻してみてください。戻すだけですんなり家から出てくれます。
使いなれた物でなければ嫌がる犬がいます。同じ首輪やハーネスがまだ売られているのであれば、ずっと同じ物を使えるようにしてあげてください。
もう売られていないという時は、素材だけでも同じ物を用意できると良いと思います。
まとめ
犬が家の中から出たがらない時の心理4つとそれぞれの対処法を解説しました。
ほとんどの犬の場合、この4つのどれかに当てはまると思います。お困りの時はぜひ一度、対処法を試してみてください。