ゴツン!犬が飼い主におしりをぶつけてくる時の心理
リビングで座りながらくつろいでいると、わざわざ隣にやってきてまで、なぜかおしりをぶつけてくる愛犬…何か不満でもあるの?と思ってしまいますよね。なぜ犬は飼い主に自らのおしりをぶつけてくるのでしょうか。
1.飼い主への信頼感をアピール
犬が飼い主におしりをぶつけてくる行動に隠されている根本的な理由として、飼い主への愛情表現があります。
犬にとっておしりを相手に見せることは背後を見せることと同じです。つまり、とても信頼している相手だからこそ、おしりをくっつけるほど無防備な状態を見せることができるのです。
この理由から、犬が飼い主におしりをぶつけてきたり、くっつけてきたりする時は、「飼い主さんのこと大好きだな」「信頼していますよ」というアピールが根本にあるのです。
2.おしりをつけることでリラックスしている
前述した理由を頭に入れた上で、さまざまな心理を考えていきましょう。飼い主におしりをぶつけてそのまま眠ってしまったり、休もうとする様子を見せたりしている場合は、リラックスしている状態です。
飼い主におしりをくっつけていることで、もしも自分に何かあっても飼い主が守ってくれるという安心感が働き、それにより犬はリラックスして休むことができるようです。
3.不安を感じているため安心したい
どこか不安そうに隣へやってきて、おしりをこれでもかというほどグッグッとぶつけてくる時は、何らかの原因で不安を感じているサインです。
この場合は、リラックスしたように眠ったり休もうとしたりせず、そのままおすわりの体勢を維持していることが多いです。不安を感じているために、飼い主におしりをくっつけることで安心しようとしているのでしょう。
犬は私たち飼い主がなんてことないと見逃しているようなことでも不安を感じます。また、聴覚や嗅覚の発達している犬は、私たちが察知できない不安を感知していることも多いのです。
理由はわからなくても、犬にとっては大きな不安やストレスとなっているため、このような様子を見せている場合は、撫でてあげたり、優しく抱きしめてあげるなどして、落ち着かせてあげましょう。
4.飼い主に甘えたい
おしりをスリスリとすり寄せるようにしてぶつけてくる場合は、愛犬が飼い主に対して甘えたいとアピールしていることが多いといいます。飼い主が忙しそうにしていないことを察知した上で、「今ならかまってもらえるかも!」と甘えたいアピールを積極的にしているのかもしれません。
もしも手が空いているようであれば、撫でてあげたりマッサージしてあげたりと、たくさんスキンシップをとってあげてくださいね!
5.僕のことを見て!というアピール
飼い主が他のことに夢中になっていたり、その日なかなかかまってもらえていなかったりする場合には、「何でかまってくれないの?」「僕のことを見てよ!」とアピールしている可能性もあります。
この場合は、より強くおしりをぶつけてきたり、その他にもさまざまな方法でアピールしてくることがあります。
スマホに夢中になったり、テレビを長時間見ていたりと心当たりはありませんか。小さな子がいるご家庭では、そちらに構いきりになってしまっていて、愛犬が寂しい思いをしているかもしれません。一緒に遊んだりスキンシップをとったりと、愛犬との時間も作ってあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が飼い主におしりをぶつけてくるのは、基本的に飼い主のことが大好きだからです。「甘えたい」「安心できる」「かまってほしい」というアピールなので、ぜひ飼い主さんもその要望に応えてあげてください。