犬が「心から嬉しい!」と感じている時にする仕草や態度5選
愛犬と過ごしていると、「うちの子は本当に幸せなんだろうか」と疑問に感じることはありませんか。「嬉しい」「楽しい」など、気持ちを言葉にすることができない犬たちの本音を知ることは容易ではありません。
ここでは、犬が心から「嬉しい!」と感じている時に見せる仕草や態度を紹介するので、ぜひ愛犬の本音を知る参考としてください。
1.フーッと深いため息をつく
ごはんを食べた後や散歩から帰ってきた時、飼い主と遊んだ後など、「フーッ」と深いため息をつく姿を見ることはありませんか。「楽しくなかったの?」「呆れてる?」と不安になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、犬が深いため息をつくときは、「楽しかったな」「嬉しかった」「満足した」という心理を表しています。したがって、心から「嬉しい」「満足した」と感じています。
反対に、「ふんっ」「フッ」など、短いため息をついている時は、何らかの不満を感じています。何に対して不満を感じているのか、状況やその日の様子から察してあげてください。
2.顔や口周りを舐めてくる
飼い主の顔や口周りを舐めてくる犬は多いですよね。よく思い返してみると、何か愛犬にとって楽しいことや嬉しいことが起こった後に、興奮した様子で駆け寄り、顔や口を舐めてきていませんか。これも「嬉しいよ」という感情表現の一種です。
もともと相手の口や顔を舐める行動は、犬にとって子犬が母犬に甘える時に見せる仕草と考えられています。つまり、「嬉しい」「楽しい」といった自分にとってポジティブな感情を母犬のような存在である飼い主に伝えようとしています。
心から「嬉しい!」という感情を表現しているのはもちろん、飼い主に対する感謝や愛情表現の意味合いも強いと考えて良いでしょう。
3.近づいてきてしっぽを左右にブンブンと振る
犬がしっぽを振るのは、必ずしも嬉しい時とは限りません。ゆっくりと左右に大きく振りながら、のっそりと近づいてくる時は、向かっていく相手に警戒心や不安を抱いています。
一方、しっぽを左右にブンブンと興奮した状態で素早く振りながら、軽快に近づいてくるような行動を見せている時は、「嬉しい」と感じていたり、「これから嬉しいことが起こるのでは?」と期待している時です。
この時は、表情もどこか柔らかく笑っているような表情になっていることが多いでしょう。こちらも笑顔で返し、その気持ちを共有していることを伝えてあげてください。
4.口角を上げてこちらを見つめる
先ほど笑顔という表現がありました。「犬は笑うの?」と思う人もいるかもしれませんが、最近の研究によると、犬は人間の感情を表情から読み取ることができ、長い歴史の中で同じように表情で感情を表現する能力を習得したという結論が公表されています。
したがって、口角を上げて、どこか笑っているような表情でこちらを見つめてきている時は、ポジティブな感情を向けていることになります。
「嬉しいよ」「楽しかったね」といった心からの「嬉しい」を表情で伝えようとしているのかもしれません。こちらも「楽しかったね」「美味しかった?」など、心当たりのある出来事を思い浮かべ、言葉を伝えてみましょう。
5.顔や体をこすりつけてくる
何か嬉しいことが起こった後、犬は飼い主に対して「嬉しい」「ありがとう」という気持ちを体で表現しようとすることがあります。最も見られる表現の1つに、自分の体を飼い主にすりつける仕草が挙げられます。
顔や体を相手に擦り付けることで、愛情を表現すると言われています。この愛情とは、「楽しかったよ。ありがとう!」や「美味しかったよ!ごちそうさま」といった、人間で言うところの感謝に当てはまります。
前述したように、何か愛犬に嬉しいことが起こった後に、飼い主に対してこのような行動を見せる場合は、心から「嬉しい」と感じていると捉えて良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が「心から嬉しい!」と感じている時、今回紹介したような仕草や態度を見せることが多いです。皆さんの愛犬はこれらの行動を見せることはありますか。ぜひ1つの判断要素として参考にしてくださいね!