ご飯前に吠える原因
ご飯前に吠える犬は、いったいどんな気持ちなのでしょうか。吠える原因がわからないと不安になります。
しつけが間違っているのではないか、何か病気なのではないか、うちの犬は他の犬と比べてどこかおかしいのではないか、などと心配にもなってしまいますね。
ご飯前に吠える犬は多いですが、吠え方はそれぞれ違います。
飼い主から「静かに待ってて」と注意されれば吠えることをやめる犬もいますし、ご飯がもらえる前激しく吠え続ける犬もいます。
なぜ愛犬はご飯前に吠えるのか、原因と改善方法を一緒に探ってみましょう。
興奮して吠える
犬がご飯前に吠えてしまう原因のほとんどは、興奮によるものです。
飼い主がご飯の準備を始めると吠えます。お散歩の後すぐにご飯を食べる習慣のある犬であれば、帰宅した瞬間から吠え始めることもあります。ご飯が嬉しくて興奮してしまうのです。
嬉しくて興奮する癖のある犬は、ご飯の前だけではなく、お散歩の前や遊びの前など、何か嬉しい出来事が起こる度に興奮して吠えてしまいます。
早く食べたくて吠える
犬がご飯前に吠えてしまう原因は、早く食べたいからです。
ご飯を用意する音を聞いた時やご飯のニオイがした時に食欲が刺激され、早く食べたいという衝動に駆られて吠えてしまうのです。
空腹の時間が長くなって吠える
犬がご飯前に吠えてしまう原因は、空腹の時間が長くなってお腹が空いてしまうからです。
例えば、朝7時にご飯を食べた後、いつも飼い主の帰宅が遅く、次にご飯を食べる時間が夜9時であるというような場合、空腹の時間が長くなってしまいます。
かなりお腹を空かせて待っていたため、早く食べたくて吠えてしまうのです。
ご飯前に吠えることをやめさせるための改善方法
興奮が治まってからご飯を与える
ご飯が嬉しくて興奮して吠える癖のある犬には、興奮した状態のままご飯を与えないようにします。
激しく興奮している犬には、何を言っても聞いてもらえないことがあります。飼い主の指示にも全く従いません。
そんな時は興奮が治まるまで待ちます。これを毎日続けていれば犬も慣れてきますし、ご飯の前に興奮することはなくなります。
興奮した犬にご飯を与えるのは、実は危険な行為です。早食いをしてしまい、喉や気管に詰まらせてしまう恐れがあります。
よく噛まずに飲み込んでしまうと消化不良にもなり、嘔吐や下痢になってしまうこともあります。
吠えてもすぐにご飯を与えない
ご飯を用意する音やニオイによって食欲が刺激されて吠える犬には、吠えてもすぐにご飯を与えないようにします。
そーっとそーっと音を立てないように用意しても、聴覚や嗅覚に優れた犬には簡単にバレてしまいます。ですから、用意しておいてしばらく放置し、吠えるのをやめたら与えます。
ご飯前に吠えてしまう犬は、「吠えればご飯がもらえる」と学習してしまっている可能性が高いのです。
「吠えたからご飯がもらえたのではない」ことを理解してもらわなければなりません。
食事の回数を増やす
空腹の時間が長くなってお腹が空いてしまうことが吠える原因なのであれば、一日のご飯の量はそのままに回数を増やして与えます。
朝と夕の2回に分けてご飯を食べる犬がほとんどですが、3回や4回に分けます。
どうしても帰宅が遅くなり、愛犬の空腹の時間が長くなってしまう時には、時間をセットしてご飯を与えることができる「自動給餌器」を利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
犬がご飯前に吠えてしまう原因は主に3つあります。
- 興奮して吠える
- 早く食べたくて吠える
- 空腹の時間が長くなって吠える
それぞれの原因に有効的なご飯前に吠えることをやめさせるための改善方法を3つ解説しましたが、継続して行うことで改善することができる方法です。
今日や明日に改善できるわけではありませんが、愛犬の様子をよく見ながら根気強く続けてみてください。