そもそも、犬の洋服と自分の服を一緒に洗って大丈夫?
結論からいえば、犬と人間の洋服を一緒に洗っても衛生上に問題はありません。
ただし、犬の洋服に毛がついたまま一緒に洗濯機で洗ってしまうと、自分の服が犬の毛だらけになってしまうので要注意です。
洗う頻度は家の中で着るお洋服なら週1回程度で大丈夫ですが、もちろん汚れたらすぐに洗いましょう。
また、お散歩などで外で着たお洋服も砂ぼこりや花粉など多く付着しているので、その都度お手入れすることをおすすめします。
お洋服の素材によって洗濯方法も変わります。事前に洗濯表示を確認を行い、正しい方法で洗濯してください。
犬の洋服を洗濯機で洗う際に注意すべきこと6つ
犬と人間の洋服を洗濯機で一緒に洗濯してもOK。とはいえ、洗う際にはいくつか注意すべき点があります。
状況に応じて洗濯をする方法や、犬の洋服と一緒に洗濯をしない方がいい場合など、把握しておきましょう。
1.犬の毛をしっかり取り除く
犬の洋服には毛が付着しているので、そのまま入れると洗濯機の中が毛だらけになってしまいます。
また、犬の毛が原因で洗濯機の故障につながるので十分な配慮が必要です。
洗濯をする前に、粘着クリーナーやガムテープなどで、犬の毛をしっかり取り除いてください。
2.排泄物がついた場合は予洗いしておく
汚れが強いものや、排泄物がついた洋服は予洗いをしてから洗濯機に入れましょう。洗濯洗剤を溶かしたお湯でつけ置きするのがおすすめです。
シミ汚れには漂白洗剤を使用すると、効果的に汚れが落とせるようになります。
ただし、素材によって色落ちや布が傷むことがあるので、洗濯表示を確認した上で行ってください。
3.洗濯ネットに入れて洗う
犬の洋服と一緒に洗う際には「洗濯ネット」に入れることをおすすめします。
犬の毛は細かくて取りにくいので、全て取り除くのはなかなか大変。そこで洗濯ネットに入れて洗った方が、万が一毛が残っていても広がりを防ぎます。
洗濯ネットは目の細かい種類を選んでください。くず取りネットも利用をして、犬の毛が洗濯槽に付着しないよう注意しましょう。
4.ニオイが強い場合は分けて洗う
もし犬の洋服から強いニオイを感じる場合は一緒に洗濯しない方がいいです。犬の独特なニオイは付着すると落ちにくく、ニオイ移りをしてしまうので注意してください。
「洗ってもニオイが落ちない」という場合は、犬用の洗濯洗剤を使用してみましょう。人間用とは違う成分が配合されているので、スッキリと落とせるようになります。
5.アレルギーがある人は一緒に洗うのはNG
肌が弱い方や犬アレルギーを発症した方は、犬の洋服と一緒に洗濯しない方がいいです。
犬の毛によって症状が悪化したり、注意しないとアナフィラキシーを起こしてしまう可能性があります。
6.柔軟剤の使用は控える
香りの強い柔軟剤は、嗅覚が強い犬にとって嫌なニオイになりやすいのでご注意を。また、人間用の洗剤は肌が弱い犬にとって刺激が強い場合があります。
「犬のニオイを消すために柔軟剤の香りで抑えたい」と考えたくなるものですが、あまり良い対策ではありません。
また、飼い主さんが着る洋服も、強いニオイがする柔軟剤は鼻が利く犬にとってキツイものです。
もし愛犬が洋服を着たがらない場合は「ニオイが強いのかな?」と受け取ってみてください。その際は柔軟剤の使用を控えたり、状況に応じて分けて洗濯をした方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?汚れに合わせて対応することは必須ではありますが、犬の洋服も一緒に洗濯しても大丈夫だということをお伝えしました。可愛い愛犬のお洋服も、ぜひこまめにお手入れしてあげてください。
犬の洋服は抜け毛対策にも利用できますが、ぜひ愛犬の毛のお手入れもこまめに行いましょう。その上でお洋服を着せてあげると、抜け毛に悩みにくくなり、洗濯をする際も多少ですが楽になりますよ。