犬に厳しくしすぎるデメリット2選!どう育てていくのが理想的?

犬に厳しくしすぎるデメリット2選!どう育てていくのが理想的?

飼い主さんの誰しもが悩む、愛犬のしつけ。でもそのしつけの方法、合っていますか?この記事では、厳しすぎる飼い主さんの特徴やそれに伴うデメリット、そして理想的な育て方をご紹介します。

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あなたは大丈夫?厳しすぎる飼い主さんの特徴をご紹介

犬の学校

犬をきちんとしつけることは、犬と人間の共生生活においてお互いが気持ちよく生きていくうえでとても大切なものであり、必要最低限のマナーです。

飼い主さんの中には、「しっかりとしつけているから大丈夫!」「うちの子はなんでも言うこと聞くよ!」「よくアイコンタクトをとってるし、信頼関係はバッチリ!」と、愛犬のしつけについて自信満々の方も多くみられます。
しかし、そのときの愛犬の様子はいかがでしょうか?
もしかすると、犬の様子によっては飼い主さんに対して恐怖心や警戒心を抱いているかもしれません。つまり、それは犬にとって「厳しすぎる飼い主さん」という存在になります。

次の項目に当てはまる方は、「厳しすぎる飼い主さん」の可能性があります。

  • 「しつけのため」と思って、怒鳴ったり大きな音で威圧する
  • 「しつけのため」と思って、叩いたり蹴ったりする
  • 「しつけのため」と思って、部屋に閉じ込める
  • 「しつけのため」と思って、犬の行動をいちいち指示したり阻止する

また愛犬が下記のような様子の場合、飼い主さんのことを「厳しすぎる」「怖い」と認識している可能性があります。

  • 常に飼い主さんの様子を伺っている
  • 一緒に過ごしていても楽しくなさそう
  • 名前を呼んでもすぐに寄ってこない
  • 撫でていても嬉しくなさそう
  • 散歩に行くのを嫌がる

これでは、お互いがきちんと信頼し合っているとは言えません。
このような関係性や生活が続くと、どのようなデメリットが生まれるのでしょうか?

厳しくしつけるとどうなるの?3つのデメリットをご紹介

手を噛む犬

1.犬に厳しくしすぎるデメリット①萎縮してしまう

犬に対してしつこく怒ったり叩いたり、ましてや体罰などを行うと、犬は飼い主さんに対して「怖い人だ」「近寄りたくない」「次は何をされるんだろう」と強い警戒心や恐怖心、緊張感を示すようになります。常に飼い主さんの行動を見るようになり、顔色をうかがうようになります。ましてや一緒に生活をしているので、警戒心や恐怖心、緊張感を解くヒマがなく、心を休めることができません。

飼い主さんからしてみれば、「愛犬がいつも自分の行動を観察してくれる」「愛犬が常にアイコンタクトしてくれる」と嬉しい気持ちになるかもしれません。
そのとき、愛犬が楽しそうで嬉しそうな表情であれば飼い主さんを信頼して大好きである証拠となります。しかしオドオドした様子や困ったような表情の場合は、飼い主さんに対して萎縮してしまっているでしょう。

2,犬に厳しくしすぎるデメリット②攻撃するようになる

人間と同じように、犬もストレスが溜まるといつか必ず爆発し、急に強い攻撃性を示すようになります。
一度でも叩かれたり怒鳴られた経験がある犬は、その後も飼い主さんに対して強い警戒心を持ち、なかなか心を開いてくれません。このようなときに無理に近づいたり触ろうとすると、飼い主さんにすら噛みついたり飛びかかったりするでしょう。

理想的な育て方とは?

撫でられる犬

では厳しくしすぎない育て方、つまり理想的な育て方とはどのようなものなのでしょうか?

愛犬が問題行動をしないのであれば、一般家庭において厳しすぎるしつけやスパルタ教育はあまりオススメできません。
問題行動とは、血が出るほど噛みついてくる、近所迷惑になるほどの無駄吠え、食糞、他の人や犬への飛びつきなどさまざまなものが挙げられます。厳しすぎるしつけやスパルタ教育は犬にストレスを与えるだけでなく、飼い主さんとの信頼関係をきちんと築くことができないのです。

近年のしつけ方法は、できたことを褒める「褒めるしつけ」や「優しいしつけ」が主流となっています。
とくに子犬の時期のしつけは、「しつけ=楽しいこと」のように関連付けることが大切となります。また新しいことを吸収することに長けている時期でもあるので、新しいことができるようになったら少し難しいこと、それも安定したらもう少し難しいこと…のように段階を踏んでしつけるようにしましょう。

「厳しすぎる飼い主さん」になる必要はありません!

飼い主さんが愛犬に対して叩いたり怒鳴ったりすることは、虐待になります。

しつけのプロであるドッグトレーナーや訓練士が、問題行動をする犬に対して多少の体罰を与えて矯正することは場合によってあります。そうすることで矯正できる犬もいるので、時には、厳しくしつけるが必要があるそうです。

しかしそれは犬のしつけについて精通しているプロだからできることであり、犬の良くない行動を矯正するための多少の体罰は、適格な判断と強度、タイミングを考え行っているものです。
そのため、一般家庭の飼い主さんは厳しすぎるしつけをする必要はありません。

まとめ

お腹を撫でられる犬

犬のしつけを厳しくしすぎるデメリットや、理想の育て方をご紹介しました。
人間もそうですが、初めてのことを習得するには時間がかかります。犬も同じで、「しつけの習得は時間がかかるもの」という認識を飼い主さんが持つことがとても大切になります。そうすることで、お互いが無理せず、焦ることなく、より良い信頼関係を築きながら、次のステップへ進むことができます。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    犬の躾に怒鳴る必要も体罰も必要ありません。昔は俺も怒鳴る、叩く行為は何度も行って萎縮させてました。
    躾のために閉じ込める、サークルですか?逆効果です。本来犬は自分の邪魔されないテリトリーにいることで安心します。そんなの罰ではなく褒美です。躾のために行動を指示したり阻止するのはしょうがないことだと思いますが全てを服従させる必要はないんじゃないか
    デメリットとしてはさっき言ったけど萎縮させてました。攻撃はしなかった。元々の性格もあるけど俺にとって上位者に牙を剥くのは近畿目録違反ですから。
    問題行動がなければ家内で服従させる必要は俺もないと思います。俺も今問題行動が一切起きてないので支配はしてません。昔は厳しすぎたけど今ではどうしても出来なきゃレベル下げますしできない事はやらせません。でも他の人から見ればやはり厳しいと思います。出来てた事は出来るまで続ける。週2~3回必ず行う。厳し思いますが勿論トリーツを使用してます。
    殆どの人は厳しくなる必要は無い思いますが俺は違います。誰にも負けない最高の飼い主になるために躾を人一倍勉強してきた身としてしつけに対しては全力です。俺はできる範囲全力でやらせてます。それは犬を満足にされる一つの方法です。皆さんに共用はさせません。ただ毎日構うだけより何か仕事を与えると充実した日々を送れると思います。犬は人から与えられた仕事を遂行して褒めてもらえることを好むのでやられてあげると良いと思います。充実した日々をすごさせるのは飼い主です
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