1.誤飲誤食
犬のお留守番中のトラブルで、最も起こりやすいのが「誤飲誤食」です。
犬用のおもちゃを誤飲誤食してしまう、テーブルに置かれていた物を誤飲誤食してしまう、人間の食べ物や生ゴミを誤飲誤食してしまうケースが非常に多いです。
おもちゃや物の誤飲誤食は窒息や腸閉塞などを引き起こす恐れがあります。人間の食べ物や生ゴミの誤飲誤食はアレルギーや食中毒などを引き起こす恐れがあります。
解決策
おもちゃを噛んで破壊する癖のある犬には、お留守番中におもちゃを与えることはしない方が良いです。
飲み込むことができない大きさのおもちゃであっても、噛んで破壊して小さくしてしまったのでは意味がありません。
テーブルの上など、犬の届く範囲に物を置かないこと。食べ物は引き出しの中に入れておくこと。生ゴミは蓋の付いたゴミ箱に捨てること。
お留守番中の誤飲誤食は気づけません。何等かの症状が起きてからでは手遅れになってしまう可能性があります。未然に防がなければなりません。
2.感電
犬のお留守番中のトラブルで次に起こりやすいのが「感電」です。
スマートフォンの充電器、ドライヤーやヘアアイロンのコード、加湿器や除湿器のコード、こたつやホットカーペットのコードなど、家電製品のコードのプラグをコンセントにさしっぱなしにしていると、犬が噛んで感電してしまう恐れがあります。
犬が口の中を火傷したり、意識を失ったり、感電死してしまう危険があります。火災の原因になることもあります。
解決策
電源をOFFにするだけではダメです。必ずコンセントからプラグを抜いてください。
充電器やドライヤーは、引き出しの中に入れておきましょう。
使用しない加湿器や除湿器、暖房器具は犬がお留守番する部屋から別の部屋へ移動しましょう。お留守番中も使用するのであればストーブガードを利用するなどし、犬が家電製品に直接触れることができないようにしましょう。
3.熱中症
犬のお留守番中のトラブルで、次に起こりやすいのが「熱中症」です。
犬種の違いや個体差はありますが、犬が快適に過ごすことができる温度は22℃くらい、湿度は60%くらいです。
温度が25℃以上、湿度が60%以上になると熱中症にかかりやすくなります。
夏場だけではなく、冬場の暖房の効きすぎが熱中症の原因になることもあります。
解決策
冷房や除湿器を利用して室内の温度と湿度を適度に保つようにしましょう。犬がお留守番をする部屋に温度計や湿度計を設置すると確認しやすいです。
冷房を利用しない時は窓を2つ以上開けて風の通りを良くしましょう。ケージの中でお留守番させる時、直射日光が当たる場所にケージを置かないようにしましょう。
4.家具や壁の破壊
犬のお留守番中のトラブルで、次に起こりやすいのが「家具や壁の破壊」です。
中型以上の犬に多いです。超小型犬や小型犬にも起こらないとは限りません。
テーブルや椅子の脚を一本破壊されて使えなくなった、壁紙を剥がされ穴まで開けられた、フローリングが傷だらけ、ソファーに穴を開けられて座れなくなったなどがあります。
解決策
家具の脚や壁紙には「保護シート」を貼ると良いです。フローリングには「フローリングシート」を敷くと良いです。超小型犬や小型犬であれば破壊されずに済みます。
しかし、力の強い中型犬の犬には効果がない場合もあります。
最終手段は「ケージの中でお留守番させること」です。家具を破壊する行為にはストレスが深く関係していることがあります。
お留守番前に長めのお散歩をするなどし、体力やストレスを発散させておくと破壊行為をせずに済む場合があります。
まとめ
お留守番中に起こりやすいトラブルと解決策について解説しました。
- 誤飲誤食
- 感電
- 熱中症
- 家具や壁の破壊
この4つは犬の飼い主が経験しがちなお留守番トラブルです。犬の命にも関わる危険なトラブルです。飼い主が気づけないでいる可能性もあります。
お留守番中の愛犬の様子を知るためには、ペットカメラなどの設置も検討すると良いでしょう。
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20代 男性 匿名