犬がトイレをしたふりをする仕草とは?
愛犬がトイレをする姿を見て「何かおかしい」と異変に気づいたのはどんな時でしょうか。
犬がトイレをしたふりをする理由を知るために、犬がトイレをしたふりをするよくある仕草について触れてみます。
少量のおしっこだけする
愛犬が「1滴2滴のおしっこだけするようになってしまった」と困っている飼い主さんはとても多いです。1日何度も少量のおしっこを繰り返してしまい、頻尿になってしまう犬もいます。マーキング癖がある犬にも見られる傾向が強いです。
これでは何度もトイレシートを交換しなければならず、それ以上に犬の健康や精神状態も気になりますね。
トイレの辺りをグルグル回る
思わず目を疑ってしまうのが「トイレの辺りをグルグル回る」という、まさに犬がトイレをしたふりをするこの行動。「トイレしたよ!」と演技を見せてくる愛犬の姿を見て驚く飼い主さんも多いようです。
トイレのために水を多く飲む
中には、トイレをしたふりをする行動を続けた挙げ句、おしっこを出すために水を多く飲んでしまう犬も見られます。多飲多尿となってしまう可能性があるため、兆候がある場合は注意しなければなりません。
犬がトイレをしたふりをする理由3選
愛犬のトイレをしたふりをする行動にお困りなら、その原因をよく探ることが大切です。飼い主さんとしても愛犬のずる賢い姿に驚きと戸惑いを隠せないものですね。
なぜ愛犬が「トイレをしたふりをしよう」と思ったのか、その理由について見ていきましょう。
1.おやつが欲しいから
最も多いのはこちらですね。「ご褒美欲しさにトイレをしたふりをする」という理由です。「トイレするとおやつがもらえる!」と犬が学習してしまっています。
トイレをしたふりをした後、目を輝かせておねだりしてくるのがこの行動を取る犬の特徴です。
2.褒めてもらえるから
犬は飼い主さんに褒められることが大好きです。ですので、「褒めて欲しい!」という一心でトイレをしたふりをする犬もいます。
こちらも前項と同様に、トイレをしたふりをして「褒めて!」とばかりに飼い主さんの元に走り寄って来るのが特徴です。
3.かまってほしいから
「トイレをすると飼い主さんがかまってくれる」という理由で、トイレをしたふりをする犬もいます。
ご褒美が欲しい、褒めて欲しいという理由もそこにはあるものの、寂しさやストレスも関係していることもあるのでよく観察してみましょう。
正しい犬のトイレトレーニングをおさらい
犬がご褒美や別の理由でトイレをしたふりをするようになったら、しつけの見直しを行うことが重要です。
ぜひ次のトイレトレーニングのポイントをチェックしてみましょう。
- トイレのしたふりはスルーする
- 犬がトイレをしたら褒める
- 過剰に褒めない
「トイレ=ご褒美」と覚えてしまった犬には、「したふりでは何ももらえない」と覚えさせなければなりません。飼い主さんとしては心苦しいかもしれませんが、頻尿や多飲多尿を防ぐための大切な策です。
愛犬がちゃんとトイレができたら過剰に褒めず、「イイコ!」とシンプルに褒める程度の留めましょう。最終的には褒めなくても自然にトイレをするようになります。
もし頻尿が見られる、犬の体調面が気になる場合は、行きつけの獣医師に一度ご相談ください。
まとめ
トイレを覚えさせるためにご褒美を与えることは間違いではありませんが、行き過ぎてしまわぬよう注意しなければなりません。
改めてトイレトレーニングをするのは大変ですが、少しづつ改善をしていきましょう。