犬が仰向けで前足を曲げている時の心理4選
心理1.リラックスしている
犬が仰向けで前足を曲げて寝ている時は、リラックスをしている状態です。
犬はお腹を守るように丸くなって寝ることが多いのですが、弱点のお腹を見せてしまうほど、「無防備なポーズでも安心」という最上級のリラックスモードです。
心理2.遊んでほしい
犬が仰向けで背中をこすりつけるような動きをしている時は、遊んでアピールをしてます。
また、飼い主の目の前でゴロンとしたり、仰向けでからだをピッタリとくっつけてくる時は、甘えたいモードです。
ぜひ、愛犬の思いに答えて、一緒に遊んだり触ったりしてあげてください。
心理3.敵意がないことをアピールしている
仰向けでじっとこちらを見ている時は、「降参」「敵意はないよ」とアピールしています。
他の犬に会った時にする場合は、「攻撃しないよ。仲良くなろう」と相手の犬とお友達になりたいときにみられる行動です。
毛が土だらけ…なんてこともありますが、友好的な性格の愛犬の思いを尊重して、お友達作りを見守ってあげてください。
心理4.暑くて体温を下げている
仰向けの状態で、呼吸が早い・舌を出しているという場合は、暑さを感じている可能性があります。
犬の快適な室温は25℃前後・湿度は40%~60%が最適な環境です。湿度が60%以上ある場合は、熱中症になりやすいと言われているので、室温や湿度を管理してあげましょう。
犬が前足を曲げているのは痛くないの?
犬がよくする前足を曲げる『前足グニッ』と呼ばれるこのポーズ。
人間から見るとなんだか痛そうに見えますが、犬の前足の関節は可動域が広いので自然なポーズなんです。
骨折や脱臼など、外傷がある場合は激しい痛みが伴うので、
- 歩かない
- 足を引きずる
- 触れると痛がる
- ぐったりしている
といった症状がみられる場合は、すぐに動物病院を受診するようにしてください。
仰向けは椎間板ヘルニアに注意!
椎間板ヘルニアとは、背骨の間にあるクッションのような役割をする椎間板が、なんらかの拍子に突出することで脊髄を圧迫し、マヒや歩行困難、排泄のコントロールができなくなる症状です。
椎間板ヘルニアは犬種による遺伝もありますが、
- 仰向け
- 太っている
- 縦抱き
- 二本足で立つ
このような動作も背中から腰への負担が大きいので、できるだけ床と平行に近い状態で生活できるようにしてください。
また、すべりやすい床も椎間板ヘルニアを引き起こしやすいので、すべりにくい素材のものを敷いてあげましょう。
ダックスフンド・ペキニーズ・ビーグルなどの、椎間板ヘルニアになりやすい犬種は若くても発症することがあるので、背中や腰への負担を軽減できるように工夫してあげてください。
まとめ
犬が仰向けで前足を曲げている時の心理は、
- リラックスしている
- 遊んでほしい
- 敵意がないことをアピールしている
- 暑くて体温を下げている
ということがわかりました!
仰向けをしている時の状況や表情によって、アピールしたいことが異なります。愛犬が何を伝えているのかを、ぜひくみ取ってあげてくださいね。