犬の運動として『階段の上り下り』をさせてはいけない理由3つと対応策

犬の運動として『階段の上り下り』をさせてはいけない理由3つと対応策

犬の階段の上り下りには思わぬ危険が潜んでいます。「犬に階段の上り下りをさせてはいけない理由」についてまとめました。対応策についてもぜひお役立てください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に階段の上り下りをさせてはいけない理由

階段を下りてくるビーグル

自宅の階段の上り下り、お散歩途中の階段の上り下り、犬が階段の上り下りをする機会は意外と身近にあります。階段の上り下りを毎日している犬もいるでしょう。

犬にとって階段の上り下りがどれほど大きな負担になっているかご存知ですか?どのような危険が潜んでいるのかも考えてみましょう。

1.階段から落下してしまいやすい

犬が階段の上り下りをすると、落下してしまいやすいです。

犬の体は下半身よりも上半身の方に負重しており、とくに頭部への重さが集中しています。階段を下りる時には重い上半身が下を向くため、転んだり躓いたりしないように、犬は必死にバランスを取らなければなりません。少しでもバランスを崩してしまうと階段から落下してしまう恐れがあります。

上る時はタンタンタンッ!とスムーズなのに下りる時は急にゆっくりになる犬がいますね。バランスを崩さないように慎重になるからです。

2.足腰へのダメージが蓄積され続ける

犬が階段の上り下りをすると、足腰に大きな負担がかかります。毎日階段の上り下りをしている犬は、足腰への大きな負担を毎日抱えながら過ごしています。

今は何ともないかもしれませんが、足腰へのダメージが蓄積され続け、大きなケガや病気へと発展してしまう恐れがあります。

例えば、階段の上り下りを頻繁に行っている犬は椎間板ヘルニアを発症しやすいとされています。椎間板ヘルニアを起こすとヘルニアが起こっている部分によって症状が異なりますが激痛を伴うことが多く、歩行が困難になったり、悪化すると手足に麻痺が起こることもあります。

3. 胴長短足の犬種には椎間板ヘルニア予備軍が多い

胴長短足の犬種が階段の上り下りをすると、足腰に大きな負担がかかります。他の犬種と比べると腰への負担はかなり大きく、ダメージの蓄積も早いです。

階段の上り下りが日常的に行われている胴長短足の犬種には、椎間板ヘルニア予備軍である犬が多いとされています。

階段の上り下りを全くしない犬でも、胴長短足の犬種であるがゆえに足腰への負担を抱えている犬は多いものです。階段の上り下りをさせることがさらに追い打ちをかけていると言っても過言ではありません。

犬に階段の上り下りをさせないための対応策

階段の入り口に白い柵を設置してある

階段の前に扉や柵を設置する

犬が階段に立ち入ることができないよう、階段の前に扉や柵を設置すると良いです。

飼い主さんにとっては扉を開け閉めしたり、柵を飛び越えるなどの手間はかかるかもしれません。しかし、愛犬の安全を守ることができます。

安全対策は、手間や面倒を惜しまないことです。

お散歩コースを変更する

どうしても階段の上り下りが必要なお散歩コースは、思い切って変更してみましょう。

ちょっと遠回りになってしまうかもしれませんが、その分、愛犬とのコミュニケーションの時間は増えて、運動の時間も増やすことができます。実はメリットの方が多いかもしれません。

抱っこしての上り下りする

どうしても階段の上り下りを避けられないのであれば、飼い主さんが愛犬を抱っこして上り下りしましょう。

ただし、安全に上り下りすることができないのであれば、抱っこしてでも上り下りをしない方が良い場合もあります。

階段に滑り止めのマットなどを敷いていますか?飼い主さんが滑ってしまわないための対策も必要です。

基本的には、犬を両腕でしっかり抱きかかえて上り下りしなければなりません。犬が腕から落下してしまうことを防がなければならないからです。

抱っこで暴れてしまうようであれば、犬をキャリーバッグやクレートに入れるなどし、安全に運んであげてください。

まとめ

階段を上ろうとしているコッカーの子犬

犬に階段の上り下りをさせてはいけない理由は、階段の上り下りが犬の体に大きな負担を与えてしまうためです。そのダメージが蓄積され続けると思わぬケガや病気や事故を起こしてしまう恐れがあります。

愛犬に階段の上り下りをさせないため工夫や対策をする、飼い主さんが抱っこして上り下りをするなど対応し、愛犬の健康と安全を守ってください。

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