絶対にリードを外してはいけない場面
1.公園に立ち寄ったとき
公園では絶対にリードを外してはいけません。犬の散歩を許可している公園も多くありますが、リードを繋いで散歩させることが前提です。
公園は犬の散歩専用ではありません。大人が運動をしたり、子供が遊んだりする場所でもあります。誰もが自由に利用できる公園ですが、自治体や管理者が定めたルールやマナーに従って利用しなければなりません。
公園でリードを外してしまったとき、犬が公園の外に出て行って交通事故に遭って亡くなってしまう、他の犬や人に飛びかかったり噛みついたりして大怪我を負わせてしまうなどのトラブルが実際に起きています。また、他に利用者がいるときは、リードを長く伸ばしてボール遊びをするなども控えましょう。
2.道路を歩いているとき
道路では絶対にリードを外してはいけません。道路には、自動車道・歩道・林道・農道などがありますが全て公共道路です。また、個人や法人が所有している私道もあります。
これらの道路では絶対にリードを外してはいけません。広くて人も車もほとんど通らない道路かもしれません。リードを外して犬が思いっきり走れる場所かもしれません。
しかし、私道であれば立ち入ることさえも許可されていない場所です。公共道路で起きた事故やトラブルがリードを外したことによるものであれば、全ては飼い主さんの責任です。愛犬が殺処分されてしまう事態にもなりかねません。
3.ドッグランの駐車場で車を降りるとき
ドッグランの駐車場では絶対にリードを外してはいけません。ドッグラン内ではリードを外して構いませんが、必ず中に入ってから外すのがルールです。
ノーリードで遊べるからといって、リードを持って来ない飼い主もいます。駐車場で車を降りてからドッグラン内に入るまではリードを着用することがルールです。ルールを守ることができない場合、出入り禁止(使用禁止)になってしまいます。
4.ドッグカフェを利用するとき
ノーリードを許可されていないドッグカフェの店内では、絶対にリードを外してはいけません。基本的にはドッグカフェの店内でリードを外すことは許可されていません。事故やトラブルを防ぐためです。
お店によってはリードを外すことが許可されていたり、ノーリードが許可されたスペースが設けられていたりすることもあります。お店のホームページやSNSで事前に確認したり、スタッフさんに尋ねたりするようにしましょう。
5.空き地の前を通りかかったとき
空き地では絶対にリードを外してはいけません。それ以前に犬の散歩をさせてはいけない場所です。広くて車も通らず犬を散歩させるには安全な場所かもしれませんが、他人が所有する土地です。
定期的に草刈りや芝刈りがされるなど、管理されているはずです。排泄物を持ち帰れば良いというものでもありません。ちょっと寄り道してしまいたくなるかもしれませんが、不法侵入や器物損壊などと言われてしまっても仕方がありません。
犬のリードを外しても良い場面
犬のリードを外して良いのは、犬のノーリードを許可されている場所のみです。公園内でリードを外して遊ばせている、リードを着用しているけれど手離している、といった場面に出くわすことがあります。
しかし、基本的にはリードを外すことを許可されていて安全に遊ばせることができるのはドッグランのみです。自宅の庭でリードを外すときは愛犬から目を離さないようにし、脱走や迷子には十分ご注意ください。
まとめ
犬のリードを絶対に外してはいけない場面には次のようなものがあります。
- 公園に立ち寄ったとき
- 道路を歩いているとき
- ドッグランの駐車場で車を降りるとき
- ドッグカフェを利用するとき
- 空き地の前を通りかかったとき
犬のリードを外すと咄嗟の対応に間に合わないことがあります。愛犬にも他人にも危険が及びます。リードが外れているというだけで他人は不安や恐怖を感じます。許可されていない場所でのノーリードは絶対にやめましょう。