犬のテンションが下がってしまう飼い主のNG行為とは
飼い主として、愛犬にはいつも楽しそうにしていてほしいですよね。しかし、犬は洞察力に優れた動物です。大切な飼い主の行動によっては、すぐにテンションが下がってしまうことも…。では、飼い主のどのような行為が犬のテンションを下げてしまうのでしょうか。
1.アイコンタクトを取ってくれない
一緒に遊んでいるときや散歩中などに当てはまる行為です。犬は共感能力の高い動物であり、大切な人と嬉しいことを分かち合いたいと思う動物です。そのため、自分にとって嬉しいことがあると、飼い主に共感を求めてきます。
「散歩、楽しいね!」「おもちゃで遊ぶと楽しいね!」と飼い主に共感を求め、飼い主の方を見たのに、飼い主は全くアイコンタクトを取ってくれない…とても寂しいですよね。
こうした行動によって、犬は「あれ?飼い主さんは楽しくないのかな?」「もしかして嫌がっている?」「興味ない?」と思ってしまい、テンションが下がってしまいます。
2.愛犬以外のことに夢中になっている
最近は娯楽が一気に増えました。動画配信サービスであったり、スマホのゲームであったりと、私たちが夢中になってしまうものが増えてきていますよね。犬からしてみると、楽しそうにしている飼い主さんをみることは幸せに値しますが、それによって自分たちを見てくれなくなることは大きなストレスとなります。
楽しいことや嬉しいことを分かち合おうとしても、飼い主が自分ではなく他のことに夢中になっている姿を見ると、テンションが下がってしまうのも無理はありません。
3.面倒くさそうな表情を見せる
犬自身が「楽しい!」「楽しみだな!」と思っていることに対して、飼い主が面倒くさそうな表情を見せていると、それは犬にも伝わっています。例えば、犬にとって散歩は1日のうちでも特に楽しみな日課の1つです。
しかし、飼い主が「寒いから散歩に行くの嫌だな」と表情に出していると、その表情を読み取り、犬のテンションも下がってしまいます。
犬は人間の表情や声のトーンから感情を読み取る能力に長けています。そのため、1つ1つの言動にも注意しなければいけません。
4.期待を裏切られてしまう
「おやつがもらえる!」「散歩に連れて行ってもらえる!」という期待をあっさり裏切っていませんか。犬は純粋で素直な動物なので、期待をした分、裏切られたときのガッカリ感は大きいです。
飼い主にとっては些細なことであっても、犬にとっては大きなショックとなり得るので、テンションはだだ下がりです。その後、しばらく拗ねてしまう犬も多いです。なるべく期待を裏切るような行動は控え、「確実に散歩に行ける」などと確信を持ってから伝えるようにしましょう。
5.いいことをしたのに褒めてもらえない
一芸を披露したり、トイレトレーニング中の子犬であれば、トイレが上手にできたりと、犬にとって「できた!」と思うような出来事を褒めず、そのままスルーしていませんか。
犬自身が「いいことをした!」「やり遂げた!」と思っていることを褒めてもらえないと、人間と同じようにガッカリしてしまいます。テンションが下がる大きな一因にもなりますよね。愛犬が何かやり遂げたときには、小さなことでも「すごいね!」「よくできたね!」と大袈裟なくらい褒めてあげましょう。
まとめ
犬は飼い主の言動をよく観察しています。そこから感情を読み取ることもできるので、ちょっとした飼い主の行動でガッカリしたり、しょんぼりしてしまったりすることもあります。犬の素直な気持ちには、正しく向き合ってあげましょう。